執筆者:水口貴博

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

15

散歩の達人は、大自然と対話ができることに気づいている。

散歩の達人は、大自然と対話ができることに気づいている。 | 散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

歩いていると、大きな木に出会うことがあります。

お寺・神社・公園などには、そうした大木がしばしば見られます。

大木を目の前にすると、しばらくの間、ぼんやりすることがあります。

「おや。大きな木があるな」

大木を手で触っているうちに、また別の考えが浮かんできます。

「太い幹に緑の葉がいっぱいだなあ。すごい。樹齢はどのくらいなのだろう」

さらに考えは続きます。

「自分より前にここに立っていたのではないか。そのとき周辺はどんな様子だったのだろう。誰がこの木を植えたのだろう」

次から次へと、考えが膨らんできます。

こうした経験が、あなたにもあるのではないでしょうか。

この瞬間を客観的に見てみましょう。

自分一人で考えを膨らませているように思えます。

しかし、違います。

実は自然と「対話」をしています。

いつの間にか自然と対話しているから、考えが膨らんでいます。

声と言えば、耳で聞くものだと思います。

音は、空気の振動によって伝わります。

しかし、人間が声を聞くのは耳だけではありません。

目から印象を受け取り、心で感じることもあります。

手で触れて、心で感じることもあります。

この「自然によって得られる刺激」というのは、重要です。

「自然によって得られる刺激」が「声の代わり」になっています。

自然に触れて、たくさんの刺激を受け取る。

受け取った刺激によって感じた心境で、また自然を見る。

また、別の刺激を受け取る。

この繰り返しこそ、自然との対話です。

ゆえに、大木を目の前に次々と考えが膨らんでいきました。

自然は、声を出すことはできませんが、偉大な印象を受け取れます。

それが自然との対話です。

散歩の楽しみ方に気づくポイント(15)
  • 大自然と対話できることに、気づく。
歩きたくなるためには、歩くメリットを考えればいい。

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

  1. なぜ歩くと、疲れが取れて、元気が出てくるのか。
  2. 歩くことは、若々しい体と脳を保つ方法である。
  3. 大都会の中の散歩だからこそ、若返りの効果も高い。
  4. マスクをせざるを得ない状況で気づいた、意外な効用。
  5. 「歩いている」より「歩かせてもらっている」と考える。
  6. 時と場合によって、散歩は睡眠薬の代わりになる。
  7. 散歩の達人は、後ろを確認してから曲がり角を曲がる。
  8. 散歩の達人は、指を差すのがうまい。
  9. 散歩の達人のポケットには、紙とペンが入っている。
  10. 都会なら、自然による刺激を求めよ。
    田舎なら、人工による刺激を求めよ。
  11. 散歩の準備体操は、映画のオープニングと同じ。
    省略したくてもしないほうがいい。
  12. 博物館は、歩かされる散歩スポット。
  13. 散歩を「メイン」にしない。
    「サブ」にしたほうがいい。
  14. 散歩の達人は、目的に応じて歩くスピードを使い分けるのがうまい。
  15. 散歩の達人は、大自然と対話ができることに気づいている。
  16. 歩きたくなるためには、歩くメリットを考えればいい。
  17. 散歩の達人は、歩かなくていいところより、歩けるところを探す。
  18. 散歩の達人がウォーキング・シューズにお金をかける、本当の理由。
  19. 無理をしてまで歩かないのが、楽しく散歩を続けるコツ。
  20. 目線を上げたり下げたりするだけで、同じ道でも変わって見えてくる。
  21. 音楽は、テンションを最高潮まで一気に押し上げてくれる。
  22. 冒険心をくすぐる上手な歩き方。
  23. 意外なところに見つけた、夫婦円満の神様。
  24. 無邪気な犬と散歩していると、自然と長距離を歩きやすい。
  25. 同じ時間、同じ道で、同じ人を大切にする。
  26. 「階段」と思うから疲れが出る。
    「散歩コース」と思うと、疲れが快感になる。
  27. タオルが大げさなら、せめてハンカチを持参しよう。
  28. 散歩の達人は、ぶつぶつしゃべりながら歩く。
  29. 散歩の達人は、手を使って生命力を感じ取る。
  30. 散歩の達人は、いい年して迷子になることを恐れない。

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