執筆者:水口貴博

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

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なぜ歩くと、疲れが取れて、元気が出てくるのか。

なぜ歩くと、疲れが取れて、元気が出てくるのか。 | 散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

「歩いていると、気持ちが晴れやかになった」

「散歩をしていると、なぜか元気が出る。テンションが上がる」

「ウォーキングは、疲れるどころか、身も心も軽くなる」

散歩の習慣を持つ人は、こうした不思議な体験をしたことがあるのではないでしょうか。

歩き出す前までは「面倒だ。嫌だ。つらい」と思っていたはずが、歩き出し始めると、思いのほか気分が高ぶって続けてしまう。

あらためて考えると、不思議です。

歩けば余計に疲れて、元気もなくなってしまいそうですが、逆に疲れが取れて元気も出てきます。

この状態のことを「ランナーズ・ハイ」といいます。

ランナーズ・ハイとは、マラソンやジョギングなどしばらく続けていると得られる、陶酔状態のことをいいます。

途中で一時的に苦痛が薄れ、ずっと走り続けられるような感覚になります。

では、なぜそういう陶酔状態に陥ってしまうのでしょうか。

体をしばらく動かし続けていると、脳内で「ベータ・エンドルフィン」というホルモンが分泌され始めるためです。

この成分の分子構造は、麻薬と似た構造をしています。

そのため、一時的に気分がよくなったり、感じているはずの疲れを感じなくなったりします。

いわば「自然の麻薬」です。

体を動かすと、疲れが取れて元気になります。

麻薬に似ているとはいえ、もちろん麻薬のように体に害を与えたり強い中毒症状を起こしたりするものではありません。

体内で生成されますから安全性が高く、歩くのをやめてしまえば、自然と分泌も収まります。

疲れがなく元気がないときに歩くのもいいですが、疲れがあったり元気がなかったりしたときこそ、歩くのです。

散歩の楽しみ方に気づくポイント(1)
  • 疲れたり元気がなかったりしたときこそ、体を動かす。
歩くことは、若々しい体と脳を保つ方法である。

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

  1. なぜ歩くと、疲れが取れて、元気が出てくるのか。
  2. 歩くことは、若々しい体と脳を保つ方法である。
  3. 大都会の中の散歩だからこそ、若返りの効果も高い。
  4. マスクをせざるを得ない状況で気づいた、意外な効用。
  5. 「歩いている」より「歩かせてもらっている」と考える。
  6. 時と場合によって、散歩は睡眠薬の代わりになる。
  7. 散歩の達人は、後ろを確認してから曲がり角を曲がる。
  8. 散歩の達人は、指を差すのがうまい。
  9. 散歩の達人のポケットには、紙とペンが入っている。
  10. 都会なら、自然による刺激を求めよ。
    田舎なら、人工による刺激を求めよ。
  11. 散歩の準備体操は、映画のオープニングと同じ。
    省略したくてもしないほうがいい。
  12. 博物館は、歩かされる散歩スポット。
  13. 散歩を「メイン」にしない。
    「サブ」にしたほうがいい。
  14. 散歩の達人は、目的に応じて歩くスピードを使い分けるのがうまい。
  15. 散歩の達人は、大自然と対話ができることに気づいている。
  16. 歩きたくなるためには、歩くメリットを考えればいい。
  17. 散歩の達人は、歩かなくていいところより、歩けるところを探す。
  18. 散歩の達人がウォーキング・シューズにお金をかける、本当の理由。
  19. 無理をしてまで歩かないのが、楽しく散歩を続けるコツ。
  20. 目線を上げたり下げたりするだけで、同じ道でも変わって見えてくる。
  21. 音楽は、テンションを最高潮まで一気に押し上げてくれる。
  22. 冒険心をくすぐる上手な歩き方。
  23. 意外なところに見つけた、夫婦円満の神様。
  24. 無邪気な犬と散歩していると、自然と長距離を歩きやすい。
  25. 同じ時間、同じ道で、同じ人を大切にする。
  26. 「階段」と思うから疲れが出る。
    「散歩コース」と思うと、疲れが快感になる。
  27. タオルが大げさなら、せめてハンカチを持参しよう。
  28. 散歩の達人は、ぶつぶつしゃべりながら歩く。
  29. 散歩の達人は、手を使って生命力を感じ取る。
  30. 散歩の達人は、いい年して迷子になることを恐れない。

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