人間の場合、言葉があるおかげで、感情をかなり具体的に表現できます。
「嬉しい」と言っても「度合い」があります。
少し嬉しいのか、普通に嬉しいのか、飛び上がるほど嬉しいのか。
強弱の程度があります。
強弱は、言葉によって表現できます。
では、犬の場合は同じでしょうか。
言葉がないから、具体的には表現ができないと思われがちですが、そうではありません。
犬も、喜びの強弱を表現できます。
しっぽをよく見てみましょう。
犬は体のどこで喜びを表現するかというと、しっぽです。
犬は喜ぶとき、しっぽを左右に大きく振り回します。
ただ面白いのは、しっぽの振り方です。
しっぽの振り方とはいえ、種類が多いです。
しっぽをゆっくり振っているときは、普通に嬉しいと感じています。
しっぽの動きが止まっているときは「なんだろう」と注意深くなっている意味です。
鞭のように、素早く左右にぶんぶん振っているときは、嬉しくてたまらない証拠です。
「犬の表情はしっぽにある」とわかります。