執筆者:水口貴博

犬との愛情を育む30の育て方

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犬は悪くない。しつけが悪い。

犬は悪くない。しつけが悪い。 | 犬との愛情を育む30の育て方

飼い主の中には「餌さえ与えていればいい」と思っている人がいます。

「動物は野生的に育てるのが一番。ほうっておけば自然に育つだろう」と軽く考えています。

これはよくありません。

野生で暮らすときには、野生的でもいいでしょう。

餌を与えてほったらかしにすれば、たしかに成長はします。

成長はしますが、やりたい放題の犬になります。

しかし、ペットとして暮らすなら「野生の中」ではなく「人間社会の中」で暮らすことになります。

ルールの1つや2つはきちんと教える必要があります。

決められた場所で用を足すようにしつけたり「待て」と指示したりすることです。

特に室内で犬を飼おうとするなら、しつけはもはや必須と言ってもいいでしょう。

部屋のあちこちを噛んだり、どこでも好きなところにふんをしたりします。

それは飼い主も困りますし、掃除の手間も増えることでしょう。

しかし犬は悪くない。

しつけをきちんとしない飼い主が悪いです。

何をしてもよく、何をするのはよくないのかは、教えてもらわなければわかりません。

子どもが生まれたらしつけるのが親の義務であるように、犬を飼い始めたらしつけをするのが飼い主としての義務になります。

そういう法律は定められていなくても、常識として最低限のしつけは必要です。

犬を飼い始めれば、きちんとしつけるようにしましょう。

生まれたばかりの子犬なら、生後半年くらいからがベストです。

きちんと人間社会の中でやっていけるように、やっていいことと悪いことを教えてあげるのです。

犬との愛情を育む育て方(26)
  • 人間社会で暮らせるように、しつけをする。
ペットに話しかけているうちに、心のつかえは取れてくる。

犬との愛情を育む30の育て方

  1. 人と犬とは、すでに長い付き合いがある。
  2. 愛着がつくから、名前をつけるのではない。
    名前をつけるから、愛着が湧く。
  3. 犬と触れ合っていると、運動能力は自然と伸びる。
  4. 言葉はなくても、犬とは会話ができる。
  5. 犬は、人の喜怒哀楽なら、理解できる。
  6. ペットを飼っている人は、なぜ感情豊かな人が多いのか。
  7. ペットを飼うなら、家族が増えるという覚悟が必要。
  8. ペットとの生活によって、本来の人間らしい生活リズムが整う。
  9. 動物は、言葉の意味は理解できないが、印象なら理解できる。
  10. ペットは飼い主に似るというのは本当の話。
  11. しっぽの振り方だけで、嬉しさの度合いが伝わってくる。
  12. ペットにかける金額の量で、ペットに対する愛情もわかる。
  13. 犬の臭覚は、人間の100万倍。
  14. 餌は、動物と人とを結びつける仲介になる。
  15. 犬は、顎の下をさすられるのが、一番リラックスする。
  16. 頭をなでられるのを嫌がる犬の気持ち。
  17. 触りたくても、触ってはいけない部分がある。
  18. 疲れたときこそ、ペットとじゃれ合おう。
  19. ペットと触れていると、純粋な気持ちになれる。
  20. 飼い主とペットの関係は、もはや親子関係と同じと言っていい。
  21. 犬を飼っていると、おしゃれに気を使うようになる。
  22. 犬を飼っているかぎり、足腰は弱らない。
  23. 本来、食事は大喜びするもの。
  24. 犬は、人間よりはるかに虫歯になりにくい。
  25. 犬と一緒に歩けば、当たり前の道に発見があふれかえる。
  26. 犬は悪くない。
    しつけが悪い。
  27. ペットに話しかけているうちに、心のつかえは取れてくる。
  28. 言葉が通じないからこそ、言葉以外のコミュニケーション能力が鍛えられる。
  29. 本当に困ったとき、犬はきちんと助けてくれる。
  30. 犬は死ぬ直前、意外な行動に出る。

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