執筆者:水口貴博

犬との愛情を育む30の育て方

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犬は、人間よりはるかに虫歯になりにくい。

犬は、人間よりはるかに虫歯になりにくい。 | 犬との愛情を育む30の育て方

犬は、人間よりはるかに虫歯になりにくいというのは有名な話です。

理由は、大量に分泌されるだ液のためです。

人間より何倍も多くだ液が分泌されるため、歯を溶かす酸を中和してくれます。

その結果、歯磨きをしないにもかかわらず、虫歯になりにくいです。

とても羨ましい話ですね。

だからとはいえ、必ずしも虫歯にならないわけではありません。

やはり甘いものばかり与えていると、まれに虫歯になることがあります。

「なりにくい」というだけで、ならないわけではありません。

一昔前は「犬は虫歯になりにくいから歯磨きをしなくていい」というのが定説でした。

しかし、最近ではそうも言い切れなくなっています。

快適な住環境のうえ、医療科学も進んだため、犬も長生きをするのが当たり前になっています。

歯は、健康にもつながります。

あなたも歯の調子が悪いと、元気が出なくなり、気持ちが沈んだ経験があるのではないでしょうか。

たった1本でも歯が痛み始めると、生活全体に支障が出るのは、人間でも犬でも同じです。

犬も、1本でも歯が痛み始めると、散歩のときに歩く距離が短くなったり、元気がなくなったり、食欲不振に陥ったりします。

1本の虫歯のせいで、犬の生活全体の調子が狂ってしまう可能性があります。

虫歯1本とはいえ、侮れません。

飼い主なら、犬に与える食事の内容にも気を使ってあげましょう。

たまにおやつとして、チョコレート以外の甘いものを与えるのはいいですが、甘いものばかり与えすぎないこと。

チョコレートには、テオブロミンという分解や代謝ができない成分が含まれているため、犬に与えてはいけません。

歯の健康を長く保つためにも、1日1回の歯磨きです。

どうしても毎日の手間が難しければ、最低3日に1回は飼い主が歯ブラシで歯磨きをするように心がけましょう。

これも最初は嫌がっていても、次第に慣れていくはずです。

犬の歯が長持ちすることは、犬の長生きにつながるのです。

犬との愛情を育む育て方(24)
  • 虫歯になりにくいとはいえ、甘いものばかり与えすぎないようにする。
犬と一緒に歩けば、当たり前の道に発見があふれかえる。

犬との愛情を育む30の育て方

  1. 人と犬とは、すでに長い付き合いがある。
  2. 愛着がつくから、名前をつけるのではない。
    名前をつけるから、愛着が湧く。
  3. 犬と触れ合っていると、運動能力は自然と伸びる。
  4. 言葉はなくても、犬とは会話ができる。
  5. 犬は、人の喜怒哀楽なら、理解できる。
  6. ペットを飼っている人は、なぜ感情豊かな人が多いのか。
  7. ペットを飼うなら、家族が増えるという覚悟が必要。
  8. ペットとの生活によって、本来の人間らしい生活リズムが整う。
  9. 動物は、言葉の意味は理解できないが、印象なら理解できる。
  10. ペットは飼い主に似るというのは本当の話。
  11. しっぽの振り方だけで、嬉しさの度合いが伝わってくる。
  12. ペットにかける金額の量で、ペットに対する愛情もわかる。
  13. 犬の臭覚は、人間の100万倍。
  14. 餌は、動物と人とを結びつける仲介になる。
  15. 犬は、顎の下をさすられるのが、一番リラックスする。
  16. 頭をなでられるのを嫌がる犬の気持ち。
  17. 触りたくても、触ってはいけない部分がある。
  18. 疲れたときこそ、ペットとじゃれ合おう。
  19. ペットと触れていると、純粋な気持ちになれる。
  20. 飼い主とペットの関係は、もはや親子関係と同じと言っていい。
  21. 犬を飼っていると、おしゃれに気を使うようになる。
  22. 犬を飼っているかぎり、足腰は弱らない。
  23. 本来、食事は大喜びするもの。
  24. 犬は、人間よりはるかに虫歯になりにくい。
  25. 犬と一緒に歩けば、当たり前の道に発見があふれかえる。
  26. 犬は悪くない。
    しつけが悪い。
  27. ペットに話しかけているうちに、心のつかえは取れてくる。
  28. 言葉が通じないからこそ、言葉以外のコミュニケーション能力が鍛えられる。
  29. 本当に困ったとき、犬はきちんと助けてくれる。
  30. 犬は死ぬ直前、意外な行動に出る。

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