人が人と一緒にいると、普通は言葉を交わして意思疎通をします。
言葉は人類史上、最大の発明だと言われます。
細かな感情表現も、言葉だけで伝えることができる。
その便利さのため、人間はコミュニケーションの大半を言葉に頼ってしまいがちです。
そのコミュニケーション能力を、さらに高めてくれるコーチがいます。
あなたが飼っている犬です。
犬と一緒にいると、コミュニケーション能力が鍛えられます。
「おや? 犬には言葉がわからないではないか」
その言葉を待っていました。
たしかに犬は人の言葉がわかりませんが、そもそもコミュニケーションというのは言葉だけとは限りません。
さまざまな種類や手段があり、もっと広範囲です。
絵による表現や、身ぶり手ぶりでの表現。
手を叩いて音を出したり、口笛で吹いたりも同じです。
あなたの表情による表現などです。
あなたの意思・感情・思考・情報などがうまく伝えることができれば、すべてがコミュニケーションになります。
ベストタイミングで、食事を与えてあげたり、頭をなでてあげたりです。
時には、ただ笑顔を見せるだけでもいい。
これがいい。
言葉がわからない犬を相手にしているからこそ、自然と言葉以外でのコミュニケーションを心がけようとします。
その結果、言葉以外のコミュニケーション能力が上達できます。
ペットとうまく付き合っていける人は、きっと人間関係でもうまくやっていけるに違いありません。
あなたの飼っているペットと接していると、自然とコミュニケーション能力を高めてくれるのです。