執筆者:水口貴博

犬との愛情を育む30の育て方

28

言葉が通じないからこそ、言葉以外のコミュニケーション能力が鍛えられる。

言葉が通じないからこそ、言葉以外のコミュニケーション能力が鍛えられる。 | 犬との愛情を育む30の育て方

人が人と一緒にいると、普通は言葉を交わして意思疎通をします。

言葉は人類史上、最大の発明だと言われます。

細かな感情表現も、言葉だけで伝えることができる。

その便利さのため、人間はコミュニケーションの大半を言葉に頼ってしまいがちです。

そのコミュニケーション能力を、さらに高めてくれるコーチがいます。

あなたが飼っている犬です。

犬と一緒にいると、コミュニケーション能力が鍛えられます。

「おや? 犬には言葉がわからないではないか」

その言葉を待っていました。

たしかに犬は人の言葉がわかりませんが、そもそもコミュニケーションというのは言葉だけとは限りません。

さまざまな種類や手段があり、もっと広範囲です。

絵による表現や、身ぶり手ぶりでの表現。

手を叩いて音を出したり、口笛で吹いたりも同じです。

あなたの表情による表現などです。

あなたの意思・感情・思考・情報などがうまく伝えることができれば、すべてがコミュニケーションになります。

ベストタイミングで、食事を与えてあげたり、頭をなでてあげたりです。

時には、ただ笑顔を見せるだけでもいい。

これがいい。

言葉がわからない犬を相手にしているからこそ、自然と言葉以外でのコミュニケーションを心がけようとします。

その結果、言葉以外のコミュニケーション能力が上達できます。

ペットとうまく付き合っていける人は、きっと人間関係でもうまくやっていけるに違いありません。

あなたの飼っているペットと接していると、自然とコミュニケーション能力を高めてくれるのです。

犬との愛情を育む育て方(28)
  • 言葉のわからないペットに、言葉以外のコミュニケーション能力を高めてもらう。
本当に困ったとき、犬はきちんと助けてくれる。

犬との愛情を育む30の育て方

  1. 人と犬とは、すでに長い付き合いがある。
  2. 愛着がつくから、名前をつけるのではない。
    名前をつけるから、愛着が湧く。
  3. 犬と触れ合っていると、運動能力は自然と伸びる。
  4. 言葉はなくても、犬とは会話ができる。
  5. 犬は、人の喜怒哀楽なら、理解できる。
  6. ペットを飼っている人は、なぜ感情豊かな人が多いのか。
  7. ペットを飼うなら、家族が増えるという覚悟が必要。
  8. ペットとの生活によって、本来の人間らしい生活リズムが整う。
  9. 動物は、言葉の意味は理解できないが、印象なら理解できる。
  10. ペットは飼い主に似るというのは本当の話。
  11. しっぽの振り方だけで、嬉しさの度合いが伝わってくる。
  12. ペットにかける金額の量で、ペットに対する愛情もわかる。
  13. 犬の臭覚は、人間の100万倍。
  14. 餌は、動物と人とを結びつける仲介になる。
  15. 犬は、顎の下をさすられるのが、一番リラックスする。
  16. 頭をなでられるのを嫌がる犬の気持ち。
  17. 触りたくても、触ってはいけない部分がある。
  18. 疲れたときこそ、ペットとじゃれ合おう。
  19. ペットと触れていると、純粋な気持ちになれる。
  20. 飼い主とペットの関係は、もはや親子関係と同じと言っていい。
  21. 犬を飼っていると、おしゃれに気を使うようになる。
  22. 犬を飼っているかぎり、足腰は弱らない。
  23. 本来、食事は大喜びするもの。
  24. 犬は、人間よりはるかに虫歯になりにくい。
  25. 犬と一緒に歩けば、当たり前の道に発見があふれかえる。
  26. 犬は悪くない。
    しつけが悪い。
  27. ペットに話しかけているうちに、心のつかえは取れてくる。
  28. 言葉が通じないからこそ、言葉以外のコミュニケーション能力が鍛えられる。
  29. 本当に困ったとき、犬はきちんと助けてくれる。
  30. 犬は死ぬ直前、意外な行動に出る。

同じカテゴリーの作品

2:19

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION