クッピーから学んだことは、ほかにもたくさんあります。
毎日の散歩で足腰が強化されただけではありません。
犬は、人間と変わらぬほど喜怒哀楽が激しい生き物です。
嬉しさや楽しさを表現するときには、しっぽを鞭のようにぶんぶん振ります。
悲しいときには、鳴きます。
怒るときには、大声で吠えます。
包み隠さず、ストレートに表現するところがペットのいいところです。
もしかしたら、人間以上に喜怒哀楽が激しい生き物かもしれませんね。
クッピーと接していると、不思議な気持ちになれます。
本来、犬は言葉が話せないので、人間とはコミュニケーションが取れないはずです。
しかし、です。
人間と同じくらい、はっきり表現する喜怒哀楽を通して、きちんとコミュニケーションが取れます。
人間同士と接しているのと変わらないほど、きちんと意思疎通ができます。
クンクンと泣いているときには「悲しいのだな。かまってほしいのだな」とわかります。
大声で吠えているときには「警戒心を抱いているのだな」とわかります。
嬉しいときは舌を出して、しっぽを左右に大きく振ります。
いつもとは違う様子だと「体調が悪いのかな」と心配になります。
そういう経験はありませんか。
もちろん犬ですから喜怒哀楽の表現方法は、人間とは若干異なります。
しかし、わかります。
今、喜んでいるのか、怒っているのか、悲しいのか、楽しんでいるのか。
言葉を交わしているようです。
言葉がなくても心配は不要です。
コミュニケーションはきちんとできるのです。