犬は、1日でもじっとしていると、足腰が弱ります。
ほうっておくと、何もないのに、わんわんと吠えるようになります。
基本は、朝と夕方の散歩です。
さらに余裕があれば、昼間にも散歩に出かけます。
どんなに面倒だと思っても、最低1日1回の散歩は必要です。
もし散歩もせずに、丸1日、鎖につなぎっぱなしにしていると大変です。
クッピーは近所迷惑になるほど、わんわんと吠え始めます。
それは「散歩に行かせてくれ!」という合図です。
「わんわん」と吠える声が「散歩に連れて行ってくれ! ストレスがたまるではないか!」というお説教に聞こえてなりません。
クッピーの我慢の限界に近づくにつれて、吠える声も大きくなります。
どんなに疲れていても、クッピーとの散歩は日課です。
散歩は、晴れや曇りの日ならいいですが、そんな天気ばかりとは限りません。
問題は、雨の日や寒い冬の日です。
雨の日や寒い冬の日は、外出がおっくうになります。
それでもクッピーには関係ありません。
雨の日でも寒い日でも、散歩に行こうと吠えてきます。
雨の日は傘を差し、寒い冬場は厚着をして、コートをまとって出かけます。
しかし、そうして飼い主とペットが生活を共にしていると、ふと気づいたことがあります。
飼い主の体調が、断然よくなります。
毎日クッピーとの散歩が日課になるということは、飼い主にとっても、早寝早起きが当たり前になります。
朝はだらだらできず、夜も散歩のために早く帰宅しなければならない。
こうして散歩をしなければいけないので、毎日体を動かす習慣がつきます。
その結果、生活リズムが整います。
人間も動物です。
しかし、いろいろな誘惑があるせいで、動物らしい本来の生活リズムを崩してしまいがちです。
犬は、太陽が昇り、夕方には下がるリズムに対して、ありのまま正直です。
だからこそ、一緒に生活していると、人間であるこちらまで生活のリズムが整ってきます。
動物たちは不規則な生活をしないので、むしろ人間のほうこそ見習わないといけません。
自分がリズムを整えているというより、クッピーにリズムを整えてもらっている感じです。
「お世話をしています」より「お世話になっています」と犬に頭が上がらないのです。