試合が終わった後は、きちんと挨拶をするのがマナーです。
礼をして、握手をして、お互いの健闘をたたえ合います。
相手選手とハグをしたり、感謝を述べたりするシーンも見られます。
これはプロ同士の試合でよく見られます。
結果にかかわらず、試合後の挨拶ができる人はかっこいいですね。
お互いの健闘をたたえることは、スポーツマナーの1つになっています。
しかし、普段は試合後の挨拶ができていても、ある場面では、うっかり忘れることがあります。
逆転負けをしたときです。
勝てると思っていたところで、相手のファインプレーが決まります。
試合終了直前、まさかの大失点により逆転負けを喫するのです。
逆転負けをしたときは大きなショックがあって呆然となります。
膝から崩れ落ちる選手も少なくありません。
一瞬で目の前が真っ暗になり、天国から地獄に落とされたような感覚があります。
そんなときは、試合終了後の挨拶が雑になりがちです。
肩を落とすだけでなく、礼がなかったり、適当な握手になったりします。
しかし、逆転負けをしたときこそ、試合後の挨拶に力を入れることが大切です。
逆転負けをしたということは、相手は最後まで諦めなかったということです。
そして素晴らしいファインプレーがあったということです。
これは褒めたたえられることであり、素晴らしい健闘といえます。
相手のプレイにリスペクトすることが大切です。
別の見方をすると、逆転負けを喫したしたのは、自分にも油断があった可能性があるともいえます。
その油断は今後の課題とすればいいでしょう。
最後の最後まで気を抜かないことの大切さを身にしみて学べたはずです。
逆転負けはショックで呆然となりやすい場面ですが、やはり挨拶は必要です。
逆転負けをしたときこそ、試合後の挨拶に力を入れたい。
きちんと礼をして、握手をして、相手の健闘をたたえるのがかっこいいのです。
逆転負けをしたときこそ、スポーツマンシップの見せどころです。