「忙しくて好きなことができません」と言う人がいます。
たしかに何をするにも、時間は必要です。
時間がなければ、やりたいこともできず、好きなことにも打ち込めないように思えます。
たっぷり取り組むなら、まとまった時間が必要になるはずです。
しかし残念ですが、忙しさを言い訳にしているなら、本当に好きなことではありません。
「大好き」ではなく「普通に好き」という程度です。
本当に好きなことは「時間があればやる」ではなく「時間を割いてでもやる!」という考え方になります。
本当に好きなことであれば、何とか時間をひねり出して楽しもうとします。
短い時間しかないなら、時間がないなりに楽しみます。
もっと言うと「忙しかろうと何だろうと必ずやる!」という考え方になります。
バスや電車などの移動時間に楽しみます。
塾や学校で忙しいなら、昼休みや休憩時間に楽しみます。
仕事で忙しいなら、自宅に帰ってから楽しみます。
うとうとしながらでも楽しみます。
睡眠時間を削ってでもやろうとします。
帰宅が遅くなって平日が無理なら、週末や休日を使って楽しみます。
とにかくありとあらゆる手段を講じます。
好きなことであれば、忙しくても忙しいなりに時間を割いて楽しもうとします。
好きなことだからです。
好きなことであれば、多忙で時間がなかろうと関係ありません。
忙しくて時間がないと言いますが、本気になれば、必ず時間を工面できます。
「忙しくてできない」「時間がないからできない」というセリフが出てくるなら、好きな気持ちもその程度ということです。
本当に好きなことなら、忙しくても時間を割いて打ち込むのが当たり前という感覚になります。
忙しくても時間を割いてしていることが、本当に好きなことなのです。