あなたが才能はどこにあるのでしょうか。
難しい問いに思えますが、実はシンプルな話です。
あなたが才能は「頑張らなくても人よりうまくできること」にあります。
才能と聞くと「日本一」「世界一」「誰にも真似できない」など圧倒的能力をイメージする人がいますが、それは誇大解釈です。
才能とは生まれつきの能力や、もともとある素質によって発揮される力のことをいいます。
自分の過去を振り返ってみてください。
あなたが学生時代、頑張らなくても人よりうまくできたことは何でしょうか。
人から「上手だね」「素晴らしいね」「上達が早いね」とよく褒められたことは何でしょうか。
頑張っていないのに、なぜか上手にできたことはなんでしょうか。
不思議と成長の早い分野があったはずです。
「クラスで1番」「学年で1番」である必要はなく、人よりうまくできることならOKです。
「何もない」という人もいるかもしれませんが、じっくり思い出せば、何か1つくらいあるはずです。
そこに才能の芽があります。
頑張らなくても人よりうまくできることは、言い換えると「素質・適性がある」ということです。
頑張らなくても人よりうまくできるということは、きちんと打ち込めば、もっとうまくできるということです。
本気で打ち込めば、もっともっとうまくできるということです。
頑張らなくてもできるなら、自然体で打ち込めます。
自然体で打ち込めることなら長く続けられます。
長く続けられるからこそ知識やスキルが蓄積されていき、才能に育っていきます。
頑張らなくても人よりうまくできることが見つかったら、そのまま眠らせておくのはもったいない。
その能力を、人や社会の役に立つような形で発揮してください。
作文だけは、頑張っていないにかかわらず人よりうまく書けていたなら、将来は文筆業で活躍できる可能性があります。
自分では普通のつもりなのに「聞き上手だね」と褒められることが多いなら、将来はカウンセラーになれる可能性があります。
昔から天文に興味があり、周りから「詳しいね」とよく褒められていたなら、将来は天文学者として輝ける可能性があります。
頑張らなくても人よりうまくできることがあれば、それを才能と認め、才能を生かした生き方をしましょう。
才能を生かした生き方をすれば、あなたも人生も輝きます。