執筆者:水口貴博

落ち着いた人になる30の方法

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嫌な人は、対人スキルを磨くために存在する。

嫌な人は、対人スキルを磨くために存在する。 | 落ち着いた人になる30の方法

嫌な人がいたとき、どう接するかです。

学生時代までは嫌な人がいても関わらなければいいだけでした。

無視したり距離を置いたりすればOKでした。

しかし、社会に出て仕事をするとなるとそうはいきません。

嫌な人と一緒に仕事をしなければいけない場面の連続です。

相手と話すのも顔を見るのも嫌でしょう。

よりによって一番嫌いなタイプの人と仕事をしなければいけないこともあり、そんなときは職場に行くのも嫌になるものです。

嫌な人がいて悩んだときは、こう考えてください。

「対人スキルを磨くために存在する」と。

仲のいい人と付き合ってばかりでは、なかなか対人スキルは伸びません。

特別なことをしなくても相手と仲良くいられます。

気の合う人とはもともと相性がいいので、高い対人スキルは必要ありません。

本当に対人スキルが必要なのは、嫌な人と接するときです。

嫌な人がいたとき「むかつくなあ」「いらいらするなあ」で終わらせるのではありません。

「どうすればこの人とうまくやっていけるだろう」と考え、接し方を工夫してください。

対人スキルを磨くために存在しているのですから、抵抗を振り切って立ち向かうことです。

嫌な人を通して、対人スキルを磨いていこう

嫌な人に対して、どれだけスムーズに接していけるかです。

嫌悪感や苦手意識はあってもいいので、嫌な人ともできるだけスムーズに接することができるようになってください。

嫌な人から自慢話を聞かされたとき「すごいですね!」と言えるようになることです。

すでに知っているトリビアを聞いたとき、嘘でもいいので「目からうろこが落ちました!」と知らなかったふりをすることです。

お世辞の一言を言えるようになることも、対人スキルの1つです。

不快感を抱きつつも、きちんと笑顔で接します。

引きつった顔になっていてもいいのです。

嫌な人ににこにこしながら接するのは大変なことですが、これができれば対人スキルが磨かれます。

きちんと達成できれば「嫌な人とも一緒に仕事ができる」というスキルが身についたことになります。

時には本当に嫌で嫌で仕方ない相手もいるでしょう。

アレルギーを起こしそうなほど、100パーセント嫌いなタイプの人もいるかもしれません。

そんな人には当たり障りのない接し方ができれば十分です。

最低ラインをクリアしたことになるので、堂々と胸を張れます。

あなたの対人スキルが向上すれば、人間関係におけるストレスが小さくなり、結果として自分のためになります。

「私の対人スキルを磨くために存在している」と思えば、むしろ感謝の念すら湧いてくるはずです。

嫌な人と一緒に仕事できるようになれば、もう怖いものはありません。

対人スキルは、会議・商談・プレゼンなど、普段の仕事にも生かされるでしょう。

ビジネスだけでなく、もちろんプライベートの人付き合いでも生かされます。

嫌な人と付き合うことができれば、仲のいい人とはもっとスムーズに付き合えるようになります。

落ち着いた人になる方法(8)
  • 嫌な人を通して、対人スキルを磨いていく。
「年齢」を重ねるだけで大人になるとは限らない。
「成長」を重ねることで大人になる。

落ち着いた人になる30の方法

  1. 落ち着いた人になるとは、モテる人になるということ。
  2. 落ち着いた人だから、落ち着いた服装をするのではない。
    落ち着いた服装をするから、落ち着いた人になる。
  3. 人の品性が現れるのは、言葉遣い。
  4. 落ち着いた人は、階段を1段ずつ上がる。
    急いでいるときでも、1段飛ばし・2段飛ばしをしない。
  5. むかむかしても、耐える。
    いらいらしても、我慢する。
  6. 上品を意識するなら、連打は避けること。
  7. 言い訳することは、癖になる。
    言い訳しないことも、癖になる。
  8. 嫌な人は、対人スキルを磨くために存在する。
  9. 「年齢」を重ねるだけで大人になるとは限らない。
    「成長」を重ねることで大人になる。
  10. ドアや引き戸を「ばんっ」と閉めない。
    クローザーが付いていても、頼りすぎないこと。
  11. 用件に入る前の雑談に要注意。
    雑談はあっても、余計な無駄話は不要。
  12. とげのある言葉に注意する人はいても、とげのある雰囲気に注意する人は少ない。
  13. 急に大きな音が聞こえたときこそ、平常心。
  14. 褒められたい気持ちを捨てれば、スピードが出る。
  15. 美しい花を見ながら、雑な電話はできない。
  16. 「緊張しないように」と考えてはいけない。
    「リラックスするように」と考えるのが正解。
  17. 「うるさい」と怒鳴る人が、一番うるさい。
  18. 朝のスタートダッシュは、当日に決まるのではない。
    前日の晩に決まる。
  19. 雑用だから雑にやっていいわけではない。
    雑用だからこそ丁寧にこなそう。
  20. 緊急のトラブルが発生したときは、復旧・応急処置が最優先。
    原因追及は後で行う。
  21. 重要な意思決定は冷静なときに行う。
    冷静でないときに重要な意思決定を行わない。
  22. マイペースを無視すると、途中棄権を招く。
    マイペースを尊重すると、無事にフィニッシュできる。
  23. 焦りを感じていないから冷静とは限らない。
  24. 大切な事実は、早く知っておくほうがいい。
  25. 入れ替わりでトイレの個室に入るとき、扉が閉まり切る前に入らない。
    きちんと扉が閉まって、3秒置いてから入る。
  26. 焦るのがいけないのではない。
    焦って判断を誤ることがいけないのだ。
  27. 常に冷静でいると、疲れにくくなる。
  28. 悪口を喉のところで止めたあなたは偉い。
    きちんと我慢できた自分を褒めよう。
  29. あたふたしている自分も、人から見ると滑稽に見える。
  30. 冷静な人が成功する。

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