執筆者:水口貴博

落ち着いた人になる30の方法

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あたふたしている自分も、人から見ると滑稽に見える。

あたふたしている自分も、人から見ると滑稽に見える。 | 落ち着いた人になる30の方法

あたふたする状況になったとき、客観的に自分を見てみてください。

第三者の立場になったつもりで、他人の視点から自分を眺めてみましょう。

あたふたしているときには独特の様子があります。

荒い鼻息、焦っている表情、ちょこまかした動き。

自分としては必死の状況かもしれませんが、第三者の立場から見ると、ちょっと滑稽に見えるところがあります。

あたふたしている自分が幼く見えることもあれば、ちょっとまぬけに見えることもあるでしょう。

取り乱しているときは視野が狭くなっていて目の前しか見えていません。

余裕がなくていっぱいいっぱいかもしれませんが、一度足を止めて視点を変えてみることも大切です。

どれだけ大変な状況であっても、他人にとっては関係ありません。

いっぱいいっぱいで半泣きになっているときでもいいのです。

余裕のなくてあたふたしている自分を笑ってしまいましょう。

できるだけ面白おかしいように受け止めてください。

「落ち着きがなくて子どもみたいだね」

「あらあら、ばたばたしていて、なんだか大変そうですね」

「こんなに慌てちゃって、かわいいったらありゃしない」

「ちょこまか動き回っていて小動物みたい」

「そんなに焦らなくてもいいのになあ」

大笑いするのもよし。

くすっと小さく笑うのもよし。

どれだけ笑ってもかまいません。

人に笑われるのはむっとしますが、自分で自分を笑うなら不快感はありません。

余裕がなくて笑える状況ではないかもしれませんが、そんなときは「開き直り」が役立ちます。

実際は大変な状況かもしれませんが、ここはひとつ開き直って、人ごとと思って笑ってみようではありませんか。

ひどい状況も、ある一線を越えると笑えてくるものです。

笑えないほど余裕がないならなおさら好条件です。

滑稽な自分を笑ってしまえば、だんだん楽しくなってきて、心に明るい気持ちが広がります。

なぜか不思議と元気も出てくるでしょう。

「何とかなるだろう」という根拠のない考え方も生まれてくるでしょう。

笑いには、余裕と落ち着きをもたらす力があります。

笑うにつれて余裕が生まれ、気持ちも落ち着いてきます。

たくさん笑った後は、すっかり落ち着きを取り戻せているのです。

落ち着いた人になる方法(29)
  • あたふたしている自分を滑稽に受け止め、人ごとと思って笑ってみる。
冷静な人が成功する。

落ち着いた人になる30の方法

  1. 落ち着いた人になるとは、モテる人になるということ。
  2. 落ち着いた人だから、落ち着いた服装をするのではない。
    落ち着いた服装をするから、落ち着いた人になる。
  3. 人の品性が現れるのは、言葉遣い。
  4. 落ち着いた人は、階段を1段ずつ上がる。
    急いでいるときでも、1段飛ばし・2段飛ばしをしない。
  5. むかむかしても、耐える。
    いらいらしても、我慢する。
  6. 上品を意識するなら、連打は避けること。
  7. 言い訳することは、癖になる。
    言い訳しないことも、癖になる。
  8. 嫌な人は、対人スキルを磨くために存在する。
  9. 「年齢」を重ねるだけで大人になるとは限らない。
    「成長」を重ねることで大人になる。
  10. ドアや引き戸を「ばんっ」と閉めない。
    クローザーが付いていても、頼りすぎないこと。
  11. 用件に入る前の雑談に要注意。
    雑談はあっても、余計な無駄話は不要。
  12. とげのある言葉に注意する人はいても、とげのある雰囲気に注意する人は少ない。
  13. 急に大きな音が聞こえたときこそ、平常心。
  14. 褒められたい気持ちを捨てれば、スピードが出る。
  15. 美しい花を見ながら、雑な電話はできない。
  16. 「緊張しないように」と考えてはいけない。
    「リラックスするように」と考えるのが正解。
  17. 「うるさい」と怒鳴る人が、一番うるさい。
  18. 朝のスタートダッシュは、当日に決まるのではない。
    前日の晩に決まる。
  19. 雑用だから雑にやっていいわけではない。
    雑用だからこそ丁寧にこなそう。
  20. 緊急のトラブルが発生したときは、復旧・応急処置が最優先。
    原因追及は後で行う。
  21. 重要な意思決定は冷静なときに行う。
    冷静でないときに重要な意思決定を行わない。
  22. マイペースを無視すると、途中棄権を招く。
    マイペースを尊重すると、無事にフィニッシュできる。
  23. 焦りを感じていないから冷静とは限らない。
  24. 大切な事実は、早く知っておくほうがいい。
  25. 入れ替わりでトイレの個室に入るとき、扉が閉まり切る前に入らない。
    きちんと扉が閉まって、3秒置いてから入る。
  26. 焦るのがいけないのではない。
    焦って判断を誤ることがいけないのだ。
  27. 常に冷静でいると、疲れにくくなる。
  28. 悪口を喉のところで止めたあなたは偉い。
    きちんと我慢できた自分を褒めよう。
  29. あたふたしている自分も、人から見ると滑稽に見える。
  30. 冷静な人が成功する。

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