執筆者:水口貴博

騙されないで生きていくための30の方法

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契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。

契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。 | 騙されないで生きていくための30の方法

商品やサービスを購入する際は「契約書」が登場します。

きちんと契約内容を確認しているでしょうか。

契約書は、読みにくいことが多いものです。

長文だったり小さな字だったり難しい言葉が使われていたりしています。

「わざと読みにくいようにしているのではないか」と疑ってしまうほどです。

さっと流すような確認をしがちです。

読むのが面倒くさくて、きちんと内容を確認しないまま、サイン・押印をすることもあるかもしれません。

しかし、これは大変危険です。

ろくに内容も確認しないでサイン・押印をするのは、トラブルを招くもとです。

契約が締結してからでは、変更や取り消しが間に合わない

きちんと契約内容を確認しておかないと、後から不測の事態が発生して、トラブルを招きます。

「知らなかった」では済まされません。

一度サインや押印をすれば「内容を確認して同意しました」ということになり、法的効力が発生します。

契約が締結してからでは、変更や取り消しが間に合わないことがあります。

商品やサービスを購入する際は、きちんと契約内容を確認しましょう。

信用できそうな人であっても、契約内容の確認は必要

信用できそうな相手ということもあるでしょう。

「信用できそうな人だから、いちいち契約内容を確認しなくても大丈夫だろう」

その考え方は甘いと言わざるを得ません。

信用できそうな印象と契約内容の確認は、まったく別物です。

信用できそうな相手であっても、契約内容に不利な点が書かれていれば、自分に不都合が生じるだけです。

そもそも詐欺師は「信用させてから騙す」という手口が定番です。

「信用できそう」という印象だけで決めるのは大きな間違いです。

信用できそうな人であっても、契約内容の確認は必要です。

どうすれば確認しやすくなるか

確認しやすくなる方法はいろいろあります。

細かい字でわかりにくいなら、拡大鏡や拡大コピーを利用しましょう。

紙に印刷してから確認するのも1つの方法です。

ディスプレイで見るより紙で見るほうが読みやすくなります。

疲れているときもあるでしょう。

きちんと確認する自信がないなら、その場の契約はいったん保留にします。

自宅に持ち帰って、余裕があるときにじっくり確認します。

わからない文言があれば、きちんと確認を取ることが大切です。

問い合わせたり自分で調べたりして、納得できるまで確認しましょう。

契約内容の確認は、時間や労力をかけて当然と考える

こうした小さな確認を大切にすることです。

時間をかけて契約内容を確認するようにしてください。

面倒で煩わしく手間暇もかかりますが、トラブルを防ぐための正しい行いです。

特に高額であればあるほど、契約内容の確認にも時間をかけることです。

慎重になってなりすぎることはありません。

時には数時間かけて確認することも必要です。

「契約内容の確認は、時間や労力をかけて当然」と考えてください。

契約内容をきちんと確認する習慣がトラブル防止につながるのです。

騙されないで生きていくための方法(11)
  • きちんと契約内容を確認してから、サイン・押印をする。
「ここだけの話」をする人は信用できない。

騙されないで生きていくための30の方法

  1. 騙されないための一番の基本。
    「おいしい話はない」と心得る。
  2. 「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。
  3. 営業・セールス・勧誘は、まず疑いから入るのが得策。
  4. 「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。
  5. 損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。
  6. 見栄っ張りは、騙されやすい。
  7. 騙されないためには「冷静」が不可欠。
    感情的になっているときは、重要な決断をしない。
  8. 「一発当ててやろう」と考えている人は、騙されやすくなる。
  9. 欲深い人は騙されやすい。
    お金に対する執着心は、金銭トラブルのもとになる。
  10. 「自分だけ得をしたい」と考えていないか。
    自己利益優先の人は、かえって騙されやすい。
  11. 契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。
  12. 「ここだけの話」をする人は信用できない。
  13. 「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法。
  14. 「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師。
  15. 自分が弱っているときは、高額の買い物をしない。
  16. 相手の不審な笑みを見逃すな。
    不審な笑みは、悪いことをたくらんでいる証拠。
  17. 旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。
  18. 不安をあおって売り込んでくる手法は、詐欺師の定番パターン。
  19. メリットだけ強調する商品には、何か裏がある。
  20. 偽物を見抜く目を養うには、普段から本物に触れておくことが役立つ。
  21. 営業トークをうのみにしない。
    小さなことでも自分で調べる癖をつけよう。
  22. セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。
  23. 限定に釣られない強さを身につける。
    大切なのは、欲しいかどうかより必要かどうか。
  24. 情報弱者は、詐欺師のカモになりやすい。
  25. 世の中に完全な元本保証はない。
  26. 大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつける。
  27. どれだけ人の意見を聞いてもいい。
    ただし、最後は自分で決めること。
  28. 「お安くなります」という勧誘は、裏があると思っていい。
  29. 最新の詐欺情報には目を光らせておく。
  30. 万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

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