詐欺被害者には、高齢者が目立ちます。
高齢者は、若者より資金を持っているケースも多いため、なおさら詐欺師のターゲットになりやすい。
高齢者が被害に遭いやすい原因の1つとして「情報に弱いこと」が挙げられます。
高齢者は、パソコンやスマートフォンといった情報通信機器を十分使いこなせない人が目立ちます。
情報にアクセスできないと、テレビや新聞だけの情報が頼りになり、情報源が限られてしまいます。
現代は情報化社会です。
情報通信機器を使いこなせないと、知りたい情報にアクセスできず、わからないままになります。
何でも聞いた情報をうのみにしてしまう傾向が強くなります。
情報に弱くなる、つまり「情報弱者」になってしまうのです。
知りたい情報があっても、アプローチすることができないと解決できません。
情報弱者は、自分で情報を調べることができないため、大きな不利益を被る可能性があります。
情報リテラシーが低いと、詐欺にも騙されやすくなります。
情報社会になった今、情報通信機器を使いこなせないことがリスクと考えることです。
パソコンや携帯電話を持っているだけでなく、きちんと使っていくことが大切です。
知りたい情報にアクセスできるよう、普段から使い方を身につけておくことです。
わからないことがあったとき、自分で調べることができるようになっておきましょう。
完璧に使いこなせる必要はありませんが、普通に使える程度にはなっておきたい。
検索エンジンから知りたいキーワードを入力するだけです。
自転車の運転より簡単で、車の運転より安全です。
情報通信機器を使うことで、情報を比較したり口コミを確認したりできるようになります。
複数のキーワードを組み合わせれば、より深い情報にもアクセスできます。
能動的に調べたことは意識が向くため、記憶にも残りやすくなります。
「今さら使い方を身につけても仕方ない」と思わないことです。
拒んでいると、ますます情報に弱くなる一方です。
情報に弱くなるだけでなく、時代からも取り残されてしまいます。
年齢を重ねるにつれて、重い腰が上がりにくくなるものですが、自分にむちを打つことも必要です。
情報強者になる必要はありませんが、せめて情報弱者からは抜け出しましょう。
情報活用能力を身につけ、情報力を高めましょう。
情報通信機器を使いこなせるようになることが、トラブル対策につながるのです。