詐欺師や悪徳業者は悪いことを考えています。
普段はわかりません。
頭の中で悪いことを考えていても、にこにこした笑顔をしています。
丁寧な態度と言葉遣いがあります。
整った身だしなみをしています。
表をきれいに装っているため、感じのいい人になっています。
第一印象は申し分ありません。
むしろ普通の人より感じがいいくらいです。
お互いが接しているとき、相手の本性を見抜くのは難しいのです。
では、どこで見抜くか。
「相手が油断した瞬間」なのです。
相手が油断する瞬間に注目してください。
たとえば、書類を取り出す瞬間、トイレから戻ってきた瞬間、飲み物を飲んでほっと一息ついた瞬間です。
緊張が緩んだときは、気持ちが緩んで注意を怠ります。
注目すべきは「不審な笑みがないか」です。
不審な笑みには理由があります。
人間心理として、考えていることは表情に出るようになっています。
よいことを考えているとよい表情になりますが、逆も同じです。
悪いことを考えていると悪い表情になります。
詐欺師や悪徳業者は、普段は表をきれいに装っていても、油断したとき本性を現します。
にやりと不審な笑みを浮かべるのです。
片方の口角だけ上がっていたり、意味ありげな笑みを浮かべたりです。
相手を騙そうと考えていると、その心情が油断したとき表に出ます。
映画やドラマでは、悪役が不審な笑みを浮かべるシーンを見かけますが、実際の現実でも普通にあります。
不審な笑みを見逃さないことです。
相手の優しさに騙されないでください。
うわべの優しさにすぎません。
お客さまだからあなたに笑顔で優しく接しているだけです。
不審な笑みは、何か悪いことをたくらんでいる証拠です。
考えが変わったことを伝えて中断することです。
もしくは、用事を思い出したふりをして、その場を立ち去るのも悪くありません。
陰で不審な笑みを浮かべる相手とは取引をしないのが賢明です。