執筆者:水口貴博

騙されないで生きていくための30の方法

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最新の詐欺情報には目を光らせておく。

最新の詐欺情報には目を光らせておく。 | 騙されないで生きていくための30の方法

テレビや新聞では、定期的に詐欺トラブルのニュースが流れます。

巧妙な詐欺に遭ったニュースもあれば、悪徳業者に騙された事件もあります。

ここで問いたいことがあります。

詐欺トラブルのニュースを見て「お気の毒」と思うだけになっていませんか。

「お気の毒」と思うだけではいけません。

「自分には関係ない」と思うのはよくありません。

油断はトラブルのもとです。

「最近はこういうケースがあるのか。自分も気をつけよう」と思うことです。

詐欺も「進化」している

詐欺も「進化」しています。

どんどん新しい形式のものが生まれていて更新されています。

古典的なパターンなら気づけても、最新のケースは気づきにくい。

最新の詐欺は、パターンが巧妙だったり重層的だったりして見破るのが難しくなっています。

新しい詐欺のパターンは、そういうケースを知っておかなければ、気づきにくいもの。

無知ほど怖いものはありません。

そこで役立つのが「定期的な情報収集」です。

知ってさえいれば、注意を強化できる

普段から詐欺トラブルのニュースをチェックして、目を光らせておきましょう。

定期的な情報収集を通して、最新の詐欺パターンを学んでいくことです。

「お気の毒」「自分には関係ない」と無視するのではありません。

「自分に関係があるかもしれない」

「最近の詐欺はどんなものなのだろう」

「最近はこういう詐欺パターンがあるのか」

警戒心を怠らず、入念に情報をチェックしておくことです。

知識として知っておくだけでも違います。

知ってさえいれば、注意を強化できます。

あらかじめ把握しておくだけで、詐欺に気づきやすくなる

たとえば「最近のオレオレ詐欺は、劇場型が増えてきている」というニュースがあるとします。

劇場型とは、ターゲットを騙すために、複数人がそれぞれの役を演じる手口のことをいいます。

大変巧妙で手の込んだ方法ですが、実際にそういう詐欺が増えています。

こうした情報をあらかじめ把握しておくことが大切です。

把握しておけば、同じ場面に遭遇したとき既視感を覚え、気づきやすくなります。

「何だか見覚えがある」「どこかで聞いたことがある」と思い、トラブル防止に役立つのです。

注意喚起に終わりはない

騙しの手口は、次々新しいものが登場しています。

新しい手口であれば「知らなかった。自分も気をつけよう」と注意喚起につながります。

すでに知っている手口であっても、再確認になるため無駄にはなりません。

テレビや新聞では、詐欺トラブルのニュースをチェックしておきましょう。

詐欺トラブルに強くなるための大事な習慣です。

最新の詐欺情報には目を光らせておくことです。

注意喚起に終わりはないのです。

騙されないで生きていくための方法(29)
  • 普段から詐欺トラブルのニュースをチェックして、最新の詐欺パターンを把握しておく。
万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

騙されないで生きていくための30の方法

  1. 騙されないための一番の基本。
    「おいしい話はない」と心得る。
  2. 「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。
  3. 営業・セールス・勧誘は、まず疑いから入るのが得策。
  4. 「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。
  5. 損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。
  6. 見栄っ張りは、騙されやすい。
  7. 騙されないためには「冷静」が不可欠。
    感情的になっているときは、重要な決断をしない。
  8. 「一発当ててやろう」と考えている人は、騙されやすくなる。
  9. 欲深い人は騙されやすい。
    お金に対する執着心は、金銭トラブルのもとになる。
  10. 「自分だけ得をしたい」と考えていないか。
    自己利益優先の人は、かえって騙されやすい。
  11. 契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。
  12. 「ここだけの話」をする人は信用できない。
  13. 「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法。
  14. 「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師。
  15. 自分が弱っているときは、高額の買い物をしない。
  16. 相手の不審な笑みを見逃すな。
    不審な笑みは、悪いことをたくらんでいる証拠。
  17. 旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。
  18. 不安をあおって売り込んでくる手法は、詐欺師の定番パターン。
  19. メリットだけ強調する商品には、何か裏がある。
  20. 偽物を見抜く目を養うには、普段から本物に触れておくことが役立つ。
  21. 営業トークをうのみにしない。
    小さなことでも自分で調べる癖をつけよう。
  22. セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。
  23. 限定に釣られない強さを身につける。
    大切なのは、欲しいかどうかより必要かどうか。
  24. 情報弱者は、詐欺師のカモになりやすい。
  25. 世の中に完全な元本保証はない。
  26. 大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつける。
  27. どれだけ人の意見を聞いてもいい。
    ただし、最後は自分で決めること。
  28. 「お安くなります」という勧誘は、裏があると思っていい。
  29. 最新の詐欺情報には目を光らせておく。
  30. 万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

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