執筆者:水口貴博

騙されないで生きていくための30の方法

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「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。

「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。 | 騙されないで生きていくための30の方法

「自分は大丈夫」

そんな考えに心当たりはありませんか。

振り込め詐欺の被害ニュースがあっても「自分は大丈夫」と聞き流す。

デート商法が急増している記事を見かけても「自分は大丈夫」とスルーする。

怪しい宗教に騙され、人生がめちゃくちゃになった人の体験談を聞いても「自分は大丈夫」と無視する。

わかりやすい詐欺に引っかかった人がいれば「騙されたほうが悪い」と被害者を突き放す考え方を持つ人もいるかもしれません。

しかし「自分は大丈夫」と思うのはよくありません。

「自分は大丈夫」と思う時点で、油断が生まれています。

詐欺師は、心の隙を突いてきます。

油断している人は、誰でも被害を受ける可能性があります。

鋭い人でも頭のいい人でも、油断すると無防備になります。

「自分は大丈夫」と思う人に限って、詐欺話に引っかかります。

怪しい話にほいほいついていき、気づけば多額の損失や借金を抱え、後悔することになります。

「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍です。

「人ごとではない。自分も注意しよう」

他人の詐欺トラブルを見聞きしたとき、どう思うかです。

「自分は大丈夫」と思うのではありません。

「自分も注意しよう」と考えることです。

人ごとではありません。

「自分には関係ない」とスルーするのではありません。

「自分にも関係している」と真剣に受け止めて考えることです。

自分に関係なくても、自分のことのように真剣に聞くことです。

テレビや新聞で見かける詐欺トラブルのニュースは、どれも自分に向けた警告と考えることです。

安全意識を高めるための啓発です。

見下した考え方が、つまらない油断を生む

「まさか自分に限ってそんな詐欺に引っかからない」と思うのはよくありません。

「年配者だから引っかかる。無知がいけない。世間知らずなのが悪い」と思わないことです。

そうした見下した考え方が、つまらない油断を生むのです。

巧妙に仕組まれた詐欺は、プロでもなかなか見抜けません。

劇場型の詐欺を仕組まれると、慎重な人でも動揺して判断力を失います。

人の詐欺トラブルは、重要な情報源

詐欺トラブルの話があれば、自分に関係していなくても、関係しているように聞くことです。

人の詐欺トラブルは、重要な情報源です。

「これは大変だ。人ごとではない。自分も注意しよう」

しっかり心を引き締めることです。

自分なりにできる対策があれば、すぐ取りかかりましょう。

生活を振り返る機会にしましょう。

同じような場面に遭遇したときに違和感を覚え、トラブル防止に役立つのです。

騙されないで生きていくための方法(4)
  • 他人の詐欺トラブルを見聞きしたとき「自分は大丈夫」と油断せず「自分も注意しよう」と考える。
損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。

騙されないで生きていくための30の方法

  1. 騙されないための一番の基本。
    「おいしい話はない」と心得る。
  2. 「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。
  3. 営業・セールス・勧誘は、まず疑いから入るのが得策。
  4. 「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。
  5. 損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。
  6. 見栄っ張りは、騙されやすい。
  7. 騙されないためには「冷静」が不可欠。
    感情的になっているときは、重要な決断をしない。
  8. 「一発当ててやろう」と考えている人は、騙されやすくなる。
  9. 欲深い人は騙されやすい。
    お金に対する執着心は、金銭トラブルのもとになる。
  10. 「自分だけ得をしたい」と考えていないか。
    自己利益優先の人は、かえって騙されやすい。
  11. 契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。
  12. 「ここだけの話」をする人は信用できない。
  13. 「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法。
  14. 「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師。
  15. 自分が弱っているときは、高額の買い物をしない。
  16. 相手の不審な笑みを見逃すな。
    不審な笑みは、悪いことをたくらんでいる証拠。
  17. 旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。
  18. 不安をあおって売り込んでくる手法は、詐欺師の定番パターン。
  19. メリットだけ強調する商品には、何か裏がある。
  20. 偽物を見抜く目を養うには、普段から本物に触れておくことが役立つ。
  21. 営業トークをうのみにしない。
    小さなことでも自分で調べる癖をつけよう。
  22. セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。
  23. 限定に釣られない強さを身につける。
    大切なのは、欲しいかどうかより必要かどうか。
  24. 情報弱者は、詐欺師のカモになりやすい。
  25. 世の中に完全な元本保証はない。
  26. 大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつける。
  27. どれだけ人の意見を聞いてもいい。
    ただし、最後は自分で決めること。
  28. 「お安くなります」という勧誘は、裏があると思っていい。
  29. 最新の詐欺情報には目を光らせておく。
  30. 万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

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