執筆者:水口貴博

騙されないで生きていくための30の方法

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損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。

損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。 | 騙されないで生きていくための30の方法

損をしたくない気持ちには注意が必要です。

もちろん損をしたくない気持ちが悪いわけではありません。

むしろ損をしたくない気持ちがあるのは普通です。

正常なことであり、金銭感覚を保つためにも大切な気持ちです。

誰でも損をしたくありません。

無駄遣いを減らすためにも、普段から節約を心がけている人も多いでしょう。

節約精神は素晴らしい美徳です。

日頃から無駄遣いに注意している人は、お金の損得に敏感になっているはずです。

無駄遣いを減らそうという姿勢があるのは悪いことではありません。

ここで問題なのは「損をしたくない気持ちが強い」という場合です。

なぜ損をしたくない気持ちが強くなるのはいけないのか。

それは「お金に対する執着」が生まれるからです。

お金に執着すればするほど、目先のことにとらわれる

「絶対損をしたくない!」

「1円も損をしたくない!」

お金に執着すればするほど、目先のことにとらわれます。

冷静な考えができなくなり、判断力も低下して、客観的な見方が難しくなります。

世の中にある詐欺は、消費者の「損をしたくない心理」を狙ったものが少なくありません。

「おいしい話があります」「絶対儲かります」など、絶対的なメリットを強調するのが定番です。

お金に執着していると、魅惑的な勧誘に過剰反応してしまいます。

儲け話があったとき、すぐ飛びついてしまい、内容を深く吟味することなく購入してしまいます。

普通なら見抜けるような怪しい詐欺話にも弱くなる。

お金に対する執着が強ければ強いほど、客観性も判断力も弱くなります。

損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかるのです。

お金に対する執着が強いことは、いいことではなく、悪いこと

お金に対する執着は、節約志向があって素晴らしいことに思えますが、実際は逆です。

お金に対する執着が強いことは、いいことではなく、悪いことです。

お金に心が奪われることで視野が狭くなり、本当に大切なことを見失うリスクがあるからです。

あなたは、損をしたくない気持ちが強いですか。

損をしたくない気持ちが強いという自覚のある人は、日頃から注意が必要です。

大切なのは、お金に対する執着をなくすこと

騙されないためには「少しくらい損があってもいい」と考えることです。

もちろんお金を軽視するわけではありません。

あくまでお金に対する執着を捨てることが目的です。

「少しくらい損があってもいい」と考えると、冷静に考える余裕が生まれます。

視点が広がり、目先のことにとらわれなくなります。

視点が高くなって、大局的な見方ができるようになります。

詐欺の話があったとき「怪しい」という違和感に気づきやすくなるのです。

騙されないで生きていくための方法(5)
  • 「少しくらい損があってもいい」と考え、お金に対する執着をなくす。
見栄っ張りは、騙されやすい。

騙されないで生きていくための30の方法

  1. 騙されないための一番の基本。
    「おいしい話はない」と心得る。
  2. 「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。
  3. 営業・セールス・勧誘は、まず疑いから入るのが得策。
  4. 「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。
  5. 損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。
  6. 見栄っ張りは、騙されやすい。
  7. 騙されないためには「冷静」が不可欠。
    感情的になっているときは、重要な決断をしない。
  8. 「一発当ててやろう」と考えている人は、騙されやすくなる。
  9. 欲深い人は騙されやすい。
    お金に対する執着心は、金銭トラブルのもとになる。
  10. 「自分だけ得をしたい」と考えていないか。
    自己利益優先の人は、かえって騙されやすい。
  11. 契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。
  12. 「ここだけの話」をする人は信用できない。
  13. 「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法。
  14. 「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師。
  15. 自分が弱っているときは、高額の買い物をしない。
  16. 相手の不審な笑みを見逃すな。
    不審な笑みは、悪いことをたくらんでいる証拠。
  17. 旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。
  18. 不安をあおって売り込んでくる手法は、詐欺師の定番パターン。
  19. メリットだけ強調する商品には、何か裏がある。
  20. 偽物を見抜く目を養うには、普段から本物に触れておくことが役立つ。
  21. 営業トークをうのみにしない。
    小さなことでも自分で調べる癖をつけよう。
  22. セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。
  23. 限定に釣られない強さを身につける。
    大切なのは、欲しいかどうかより必要かどうか。
  24. 情報弱者は、詐欺師のカモになりやすい。
  25. 世の中に完全な元本保証はない。
  26. 大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつける。
  27. どれだけ人の意見を聞いてもいい。
    ただし、最後は自分で決めること。
  28. 「お安くなります」という勧誘は、裏があると思っていい。
  29. 最新の詐欺情報には目を光らせておく。
  30. 万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

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