執筆者:水口貴博

騙されないで生きていくための30の方法

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「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。

「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。 | 騙されないで生きていくための30の方法

ときどき簡単な手口の詐欺に引っかかったニュースを見かけることがあるでしょう。

子どもや小学生でも見抜けるような、簡単な詐欺被害のニュースが後を絶ちません。

巧妙でわかりにくい詐欺に引っかかるなら別ですが、簡単な手口の詐欺に遭ったニュースは意外と多い。

簡単な手口の詐欺被害のニュースを見ると、ばかにしたくなる気持ちになるかもしれません。

「こんな詐欺に引っかかるなんてばかだな。騙されるほうが悪い。自分は絶対騙されない」

被害者の無知や愚かさを笑いたい気持ちになるかもしれませんが、ここは大切なポイントです。

世の中に絶対はありません。

「絶対騙されない」と思っている時点で、油断が生まれています。

その人の事情を察してみよう

ちょっと想像力を働かせて、その人の事情を察してみてください。

その被害者は、無知になるのも仕方ない年齢なのかもしれません。

人は誰でも年を取り、老いを迎えます。

高齢になればなるほど記憶力や情報収集能力も低下します。

周りに家族や友人がいなかった状況も考えられるでしょう。

事情があって孤立せざるを得ない状況があると、寂しさや孤独感を覚えることがあって当然です。

そんなとき優しく親切に接してくれる人が現れると、信頼してしまい、気持ちが緩むことがあるはずです。

心に余裕がなくていっぱいいっぱいの状況だったのかもしれません。

誰でも余裕のなくなるにつれて注意力が低下します。

とりわけ経済的に困窮しているときは、正常な判断ができなくなります。

「貧乏になると頭も性格も悪くなる」というのは本当の話です。

余裕がなくていっぱいいっぱいのとき、甘い話が舞い込んでくると、天からの救いのように感じるでしょう。

怪しいとわかっていつつも、窮地に陥っているときは、反射的に飛びつきたくなるはずです。

たとえ賢くて余裕のある人であっても、油断はできません。

どれだけ賢くて余裕のある人であっても、うっかりはあります。

あなたはこれまでの人生でうっかりを経験したことがあるのではないでしょうか。

へとへとに疲れているときもあれば、単にぼうっとすることもあるはずです。

詐欺に騙されないためには、いかに油断を生まないかが重要

詐欺師は、人の過信をうまく突いてきます。

詐欺には心を油断させるような仕組みがあります。

簡単な手口の詐欺でも、いろいろな状況が重なると、誰でも引っかかる可能性がゼロは言えません。

だからこそ「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てることです。

詐欺に騙されないためには、いかに油断を生まないかが重要です。

「自分は絶対騙されない」という考え方は油断を生むだけであり、プラスに働くことはありません。

過信の考えが少しでも頭に浮かぶことがあれば「それは愚かな考えだ!」と自分に厳しく言い聞かせてください。

「自分は絶対騙されない」という考え方をやめるだけで、詐欺に対する注意意識が一回りアップします。

騙されないで生きていくための方法(2)
  • 「自分は絶対騙されない」という考えないようにする。
営業・セールス・勧誘は、まず疑いから入るのが得策。

騙されないで生きていくための30の方法

  1. 騙されないための一番の基本。
    「おいしい話はない」と心得る。
  2. 「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。
  3. 営業・セールス・勧誘は、まず疑いから入るのが得策。
  4. 「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。
  5. 損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。
  6. 見栄っ張りは、騙されやすい。
  7. 騙されないためには「冷静」が不可欠。
    感情的になっているときは、重要な決断をしない。
  8. 「一発当ててやろう」と考えている人は、騙されやすくなる。
  9. 欲深い人は騙されやすい。
    お金に対する執着心は、金銭トラブルのもとになる。
  10. 「自分だけ得をしたい」と考えていないか。
    自己利益優先の人は、かえって騙されやすい。
  11. 契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。
  12. 「ここだけの話」をする人は信用できない。
  13. 「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法。
  14. 「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師。
  15. 自分が弱っているときは、高額の買い物をしない。
  16. 相手の不審な笑みを見逃すな。
    不審な笑みは、悪いことをたくらんでいる証拠。
  17. 旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。
  18. 不安をあおって売り込んでくる手法は、詐欺師の定番パターン。
  19. メリットだけ強調する商品には、何か裏がある。
  20. 偽物を見抜く目を養うには、普段から本物に触れておくことが役立つ。
  21. 営業トークをうのみにしない。
    小さなことでも自分で調べる癖をつけよう。
  22. セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。
  23. 限定に釣られない強さを身につける。
    大切なのは、欲しいかどうかより必要かどうか。
  24. 情報弱者は、詐欺師のカモになりやすい。
  25. 世の中に完全な元本保証はない。
  26. 大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつける。
  27. どれだけ人の意見を聞いてもいい。
    ただし、最後は自分で決めること。
  28. 「お安くなります」という勧誘は、裏があると思っていい。
  29. 最新の詐欺情報には目を光らせておく。
  30. 万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

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