執筆者:水口貴博

騙されないで生きていくための30の方法

22

セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。

セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。 | 騙されないで生きていくための30の方法

セールスや勧誘を断るとき、あなたはどんな言葉を使いますか。

「きつい言葉で断ると、相手から嫌われるかもしれない」

「ぶっきらぼうな言い方をすると、相手を不快にさせないか」

「雑な断り方をすると、自分の印象が悪くなるのではないか」

いろいろな不安があると、断るときの言葉に迷いがちです。

「とげのある言い方で断ると、逆上されるかもしれない」と不安に思う人もいるでしょう。

相手の気分を害さないよう丁寧なセリフを考えることが多い。

親切に誘ってくれた相手に敬意を払うため、丁寧な言い方を心がけようとしているかもしれません。

しかし、その配慮は余計です。

丁寧に断り文句を考えないことです。

あれこれ考えているうちに、相手に言いくるめられてしまいます。

断り文句は、あれこれ考える必要はありません。

「興味がありません」

断り文句は1つだけです

「興味がありません」

これだけでいいのです。

「今どちらにお住まいですか」と聞かれても「興味がありません」と返しましょう。

「どういったお仕事をされていますか」と聞かれても「興味がありません」と返しましょう。

「確実な家賃収入はいかがですか」と聞かれても「興味がありません」と返しましょう。

会話の流れがおかしくなってもいいのです。

スムーズな会話のキャッチボールは無視してOKです。

「興味がありません」という一言は「とにかく不要です」という意思表示になります。

断るときは「きっぱり」が重要です。

うやむやな言い方をしているときちんと断れません。

したがって断り文句は「興味がありません」で十分です。

あらかじめ「興味がありません」というセリフをしっかり覚えておきましょう。

口癖にしてもかまいません。

セールスや勧誘を断るときは「興味がありません」というフレーズを使うのが効果的です。

話の途中からでは言いにくいので、できるだけ冒頭で断りましょう。

余計な心配は不要

余計な心配は不要です。

「親切に誘ってくれた相手に申し訳ない」と思う必要はありません。

親切に誘ってくれたとはいえ、相手はセールスです。

応える義務はありません。

「雑な断り方をすると自分の印象が悪くなりそう」と思うかもしれませんが、そもそも印象が悪くなっていいのです。

断るのですから自分の印象を心配したところで仕方ありません。

「自分の印象が悪くなってもいい」と思うことです。

断りすぎたら場合はどうするか

「断りすぎたらどうしよう」と思うこともあるでしょう。

「興味ありません」が口癖になって、うっかり断りすぎることもあるでしょう。

断りすぎたら、後でこちらから声をかければいいのです。

大半のことは、後からでも間に合います。

締め切りを過ぎていても、相手にとっては売上につながるため、配慮してくれることが多いでしょう。

万一間に合わない場合があれば「仕方ない」と思えばいいことです。

「神様からやめたほうがいいと言われている」と思えば心の整理もつきます。

騙されないで生きていくための方法(22)
  • セールスや勧誘を断るときは「興味がありません」というフレーズを使う。
限定に釣られない強さを身につける。
大切なのは、欲しいかどうかより必要かどうか。

騙されないで生きていくための30の方法

  1. 騙されないための一番の基本。
    「おいしい話はない」と心得る。
  2. 「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。
  3. 営業・セールス・勧誘は、まず疑いから入るのが得策。
  4. 「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。
  5. 損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。
  6. 見栄っ張りは、騙されやすい。
  7. 騙されないためには「冷静」が不可欠。
    感情的になっているときは、重要な決断をしない。
  8. 「一発当ててやろう」と考えている人は、騙されやすくなる。
  9. 欲深い人は騙されやすい。
    お金に対する執着心は、金銭トラブルのもとになる。
  10. 「自分だけ得をしたい」と考えていないか。
    自己利益優先の人は、かえって騙されやすい。
  11. 契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。
  12. 「ここだけの話」をする人は信用できない。
  13. 「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法。
  14. 「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師。
  15. 自分が弱っているときは、高額の買い物をしない。
  16. 相手の不審な笑みを見逃すな。
    不審な笑みは、悪いことをたくらんでいる証拠。
  17. 旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。
  18. 不安をあおって売り込んでくる手法は、詐欺師の定番パターン。
  19. メリットだけ強調する商品には、何か裏がある。
  20. 偽物を見抜く目を養うには、普段から本物に触れておくことが役立つ。
  21. 営業トークをうのみにしない。
    小さなことでも自分で調べる癖をつけよう。
  22. セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。
  23. 限定に釣られない強さを身につける。
    大切なのは、欲しいかどうかより必要かどうか。
  24. 情報弱者は、詐欺師のカモになりやすい。
  25. 世の中に完全な元本保証はない。
  26. 大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつける。
  27. どれだけ人の意見を聞いてもいい。
    ただし、最後は自分で決めること。
  28. 「お安くなります」という勧誘は、裏があると思っていい。
  29. 最新の詐欺情報には目を光らせておく。
  30. 万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

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