騙されないためのいちばんの基本があります。
「おいしい話はない」と心得ることです。
この考えを頭の奥までしっかり叩き込んでおきましょう。
ときどき簡単な手口の詐欺に引っかかったニュースを見かけることがあるでしょう。
子どもや小学生でも見抜けるような、簡単な詐欺被害のニュースが後を絶ちません。
巧妙でわかりにくい詐欺に引っかかるなら別ですが、簡単な手口の詐欺に遭ったニュースは意外と多い。
営業・セールス・勧誘があったとき、大切にしたい基本姿勢があります。
まず「疑い」から入るようにしてください。
いきなり「信用」から入るのではありません。
「自分は大丈夫」
そんな考えに心当たりはありませんか。
振り込め詐欺の被害ニュースがあっても「自分は大丈夫」と聞き流す。
損をしたくない気持ちには注意が必要です。
もちろん損をしたくない気持ちが悪いわけではありません。
むしろ損をしたくない気持ちがあるのは普通です。
あなたは見栄っ張りですか。
誰でも自分をよく見られたいと思うもの。
自分を立派に見せることができれば、褒められたり尊敬されたりします。
感情的になっているときは注意してください。
感情的になっているときは、騙されやすいタイミングでもあるからです。
人間は感情の生き物です。
騙されやすい人には特徴があります。
それは「一発当ててやろう」と考えている人です。
「宝くじで一発当てて、大金持ちになってやろう」
あなたは欲深い性格ですか。
もし「イエス」と答えるなら、注意してください。
欲深いと騙されやすい傾向があるからです。
「得をしたい」という気持ちはありませんか。
おそらく誰でも「ある」と答えるでしょう。
人間ですから「得をしたい」という気持ちがあるのは当然です。
商品やサービスを購入する際は「契約書」が登場します。
きちんと契約内容を確認しているでしょうか。
契約書は、読みにくいことが多いものです。
あなたの身近に「ここだけの話」が口癖の人はいませんか。
「ここだけの話ですが~」
相手があなたの耳元に口を近づけ、小声でささやいてくる。
「稼ぎ方を教えます」
そんな売り文句があれば注意してください。
それはマルチ商法である可能性が高いからです。
「おいしい話があります」
そんなセリフを言ってくる人がいれば警戒してください。
「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師です。
騙されないようにするためには、次のルールを頭にたたき込んでおいてください。
「自分が弱っているときは、高額の買い物をしない」というルールです。
ここで言う買い物とは「商品」だけでなく「契約」や「サービス」も含まれます。
詐欺師や悪徳業者は悪いことを考えています。
普段はわかりません。
頭の中で悪いことを考えていても、にこにこした笑顔をしています。
旧友から久しぶりに電話がかかってくることがあります。
「お久しぶりです。学生時代に一緒だった○○です。覚えていますか」
久しぶりに旧友から電話がかかってくると嬉しいものです。
不安をあおって売り込んでくることがあれば、注意してください。
不安をあおって商品を売りつける手法は、詐欺師の定番パターンです。
まだ科学的根拠があるならいいのです。
メリットだけ強調する商品があれば、注意してください。
うっかり買ってしまうと、後悔が待っているでしょう。
メリットばかり強調する営業トークがあります。
偽物を見抜く目を養うには、どうすればいいのでしょうか。
難しく思えますが、意外に方法はシンプルです。
「普段から本物に触れておくこと」に尽きるのです。
騙されないで生きていくためには、営業トークをうのみにしないことが大切です。
営業トークをうのみにするのは良くありません。
相手からの説明をすべて真実と思わないことです。
セールスや勧誘を断るとき、あなたはどんな言葉を使いますか。
「きつい言葉で断ると、相手から嫌われるかもしれない」
「ぶっきらぼうな言い方をすると、相手を不快にさせないか」
買い物の失敗を防ぐために注意したいキーワードがあります。
それは「限定」です。
限定に強くなることは、買い物に強くなるのと同じです。
詐欺被害者には、高齢者が目立ちます。
高齢者は、若者より資金を持っているケースも多いため、なおさら詐欺師のターゲットになりやすい。
高齢者が被害に遭いやすい原因の1つとして「情報に弱いこと」が挙げられます。
「この商品は元本保証です」
「失敗しても元本だけは保証します」
「元本保証なので初心者でも安心してください」
あなたは大きな買い物をするとき、前もって誰かに相談するタイプですか。
自分のお金は自分のものです。
どう使おうと自分の自由です。
人の意見を頼りにしていませんか。
もちろん人の意見を聞くのはいいのです。
聞くだけならいくらでもOKです。
つい反応してしまう、魅力的な営業文句があります。
「お安くなります」です。
「契約を切り替えませんか。今よりお安くなります」
テレビや新聞では、定期的に詐欺トラブルのニュースが流れます。
巧妙な詐欺に遭ったニュースもあれば、悪徳業者に騙された事件もあります。
ここで問いたいことがあります。
注意しても、トラブルに遭うことがあります。
人間ですから完璧ではありません。
注意しても、詐欺だと気づかず、騙されることがあります。
騙されないためのいちばんの基本があります。
「おいしい話はない」と心得ることです。
この考えを頭の奥までしっかり叩き込んでおきましょう。
おいしい話があったとき、あなたならどう思いますか。
おいしい話があれば「ラッキー」と喜ぶのではありません。
「怪しい」と疑うのです。
拒否反応を示してください。
おいしい話に違和感を覚えることは、正常な反応です。
世の中においしい話はありません。
「おいしい話はすべて怪しい」と考えてください。
本来ないものがあるのですから、その時点でおかしいと思わなければいけません。
「あなただけに教えます」
相手は特別を感じさせるセリフを言ってくるかもしれません。
「本当です」「信じてください」など説き伏せてくるかもしれません。
「ここだけの話です」と秘密を教えるようなセリフを聞くと心が揺れます。
相手の話を信じそうになりますが、騙されてはいけません。
何度も繰り返しますが、おいしい話はありません。
ないものはないのです。
本当のように聞こえるかもしれませんが、そう聞こえるだけであり、騙されないでください。
おいしい話はすべて断ってください。
両手を挙げて喜ぶのは言語道断です。
話を最後まで聞かず、途中で切り上げてください。
おいしい話はありません。
おいしい話があれば誰も苦労しません。
本当においしい話なら、誰にも話しません。
人に話すとうま味がなくなるため、秘密にしておこうと思います。
誰にも話さず黙っているはずです。
自分のところにおいしい話が回ってくる時点で「おかしい」と思うことが大切です。
「何か裏がある」と思ってください。
おいしい話はおかしい話なのです。
「おいしい話はない」
この言葉をしっかり頭に叩き込んでおきましょう。
いついかなる状況でも忘れないようにしておくことです。
死ぬまで一生身につけておきたい心得です。
夢の中に出てくるまで、しっかり頭に叩き込むことです。
「おいしい話はない」を完全に理解しているなら、それだけで騙される可能性は半減します。
騙されないで生きていくためのいちばんの基本なのです。
ときどき簡単な手口の詐欺に引っかかったニュースを見かけることがあるでしょう。
子どもや小学生でも見抜けるような、簡単な詐欺被害のニュースが後を絶ちません。
巧妙でわかりにくい詐欺に引っかかるなら別ですが、簡単な手口の詐欺に遭ったニュースは意外と多い。
簡単な手口の詐欺被害のニュースを見ると、ばかにしたくなる気持ちになるかもしれません。
「こんな詐欺に引っかかるなんてばかだな。騙されるほうが悪い。自分は絶対騙されない」
被害者の無知や愚かさを笑いたい気持ちになるかもしれませんが、ここは大切なポイントです。
世の中に絶対はありません。
「絶対騙されない」と思っている時点で、油断が生まれています。
ちょっと想像力を働かせて、その人の事情を察してみてください。
その被害者は、無知になるのも仕方ない年齢なのかもしれません。
人は誰でも年を取り、老いを迎えます。
高齢になればなるほど記憶力や情報収集能力も低下します。
周りに家族や友人がいなかった状況も考えられるでしょう。
事情があって孤立せざるを得ない状況があると、寂しさや孤独感を覚えることがあって当然です。
そんなとき優しく親切に接してくれる人が現れると、信頼してしまい、気持ちが緩むことがあるはずです。
心に余裕がなくていっぱいいっぱいの状況だったのかもしれません。
誰でも余裕のなくなるにつれて注意力が低下します。
とりわけ経済的に困窮しているときは、正常な判断ができなくなります。
「貧乏になると頭も性格も悪くなる」というのは本当の話です。
余裕がなくていっぱいいっぱいのとき、甘い話が舞い込んでくると、天からの救いのように感じるでしょう。
怪しいとわかっていつつも、窮地に陥っているときは、反射的に飛びつきたくなるはずです。
たとえ賢くて余裕のある人でも、油断はできません。
どれだけ賢くて余裕のある人でも、うっかりはあります。
あなたはこれまでの人生でうっかりを経験したことがあるのではないでしょうか。
へとへとに疲れているときもあれば、単にぼうっとすることもあるはずです。
詐欺師は、人の過信をうまく突いてきます。
詐欺には心を油断させるような仕組みがあります。
簡単な手口の詐欺でも、いろいろな状況が重なると、誰でも引っかかる可能性がゼロは言えません。
だからこそ「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てることです。
詐欺に騙されないためには、いかに油断を生まないかが重要です。
「自分は絶対騙されない」という考え方は油断を生むだけであり、プラスに働くことはありません。
過信の考えが少しでも頭に浮かぶことがあれば「それは愚かな考えだ!」と自分に厳しく言い聞かせてください。
「自分は絶対騙されない」という考え方をやめるだけで、詐欺に対する注意意識が一回りアップします。
営業・セールス・勧誘があったとき、大切にしたい基本姿勢があります。
まず「疑い」から入るようにしてください。
いきなり「信用」から入るのではありません。
無条件に信用するのは危険です。
最初から無条件に信用するのは「私を騙してください」と言っているようなものです。
営業・セールス・勧誘の話は、まず信用ではなく、疑いから入るのが基本です。
もちろん何でも疑いから入るわけではありません。
親や親友など、信頼できる人であればいいのです。
信頼できる人とは、すでに長い付き合いがあります。
すでに信用できる人であれば、いちいち疑っていられません。
ことあるたびに「本当なのか?」と疑っていると、相手は「信用されていないのだな」と感じるでしょう。
すでに信頼関係が結ばれている人であれば、最初から話を信じて聞く姿勢が大切です。
しかし、営業・セールス・勧誘に関しては違います。
どんな内容であろうと、まず疑いから入るようにしましょう。
保険の営業、投資の営業、新聞購読の営業。
車のセールス、宝石のセールス、不動産のセールス。
セミナーの勧誘、宗教の勧誘、ネットビジネスの勧誘。
魅力的な話を信じたい心理が働きますが、油断は禁物です。
「本当だろうか」「根拠はあるのだろうか」「どれだけ実績があるのだろうか」と疑いましょう。
魅力的な話でも、営業・セールス・勧誘は疑いから入ることです。
最初は信用がゼロの状態から始めます。
不明点や疑問点があれば、相手に聞いたり自分で調べたりしてみます。
理由や実績を確認したうえで少しずつ信じていくようにするのが得策です。
信用できる人からの営業・セールス・勧誘の場合はどうすればいいのでしょうか。
信頼できる人からのアプローチも、やはり疑うようにしてください。
信用できる人なので、ある程度話を信用できるものの、100%信じ切るのは注意が必要です。
半分の50%は疑いを持っておくほうがいいでしょう。
信用できる人が、悪意を持っている可能性も否定できません。
信用している人から裏切られた話は、いつの時代にもあります。
信用できる人でも、その人が騙されている可能性も否定できません。
「人間関係はまず信用から入るべきだ」という声もありますが、それとこれとは別です。
営業・セールス・勧誘は、1つ間違えると、大金を失う可能性があります。
自分だけでなく、家族や友人など、大切な人を巻き込んでしまう可能性もあります。
冷静な思考と判断のうえで購入するものです。
金額が高ければ高いほど、慎重になっておくことが大切です。
営業・セールス・勧誘は、相手にかかわらず、まず疑いから入るのが得策です。
「自分は大丈夫」
そんな考えに心当たりはありませんか。
振り込め詐欺の被害ニュースがあっても「自分は大丈夫」と聞き流す。
デート商法が急増している記事を見かけても「自分は大丈夫」とスルーする。
怪しい宗教に騙され、人生がめちゃくちゃになった人の体験談を聞いても「自分は大丈夫」と無視する。
わかりやすい詐欺に引っかかった人がいれば「騙されたほうが悪い」と被害者を突き放す考え方を持つ人もいるかもしれません。
しかし「自分は大丈夫」と思うのは良くありません。
「自分は大丈夫」と思う時点で、油断が生まれています。
詐欺師は、心の隙を突いてきます。
油断している人は、誰でも被害を受ける可能性があります。
鋭い人でも頭のいい人でも、油断すると無防備になります。
「自分は大丈夫」と思う人に限って、詐欺話に引っかかります。
怪しい話にほいほいついていき、気づけば多額の損失や借金を抱え、後悔することになります。
「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍です。
他人の詐欺トラブルを見聞きしたとき、どう思うかです。
「自分は大丈夫」と思うのではありません。
「自分も注意しよう」と考えることです。
人ごとではありません。
「自分には関係ない」とスルーするのではありません。
「自分にも関係している」と真剣に受け止めて考えることです。
自分に関係なくても、自分のことのように真剣に聞くことです。
テレビや新聞で見かける詐欺トラブルのニュースは、どれも自分に向けた警告と考えることです。
安全意識を高めるための啓発です。
「まさか自分に限ってそんな詐欺に引っかからない」と思うのは良くありません。
「年配者だから引っかかる。無知がいけない。世間知らずなのが悪い」と思わないことです。
そうした見下した考え方が、つまらない油断を生むのです。
巧妙に仕組まれた詐欺は、プロでもなかなか見抜けません。
劇場型の詐欺を仕組まれると、慎重な人でも動揺して判断力を失います。
詐欺トラブルの話があれば、自分に関係していなくても、関係しているように聞くことです。
人の詐欺トラブルは、重要な情報源です。
「これは大変だ。人ごとではない。自分も注意しよう」
しっかり心を引き締めることです。
自分なりにできる対策があれば、すぐ取りかかりましょう。
生活を振り返る機会にしましょう。
同じような場面に遭遇したときに違和感を覚え、トラブル防止に役立つのです。
損をしたくない気持ちには注意が必要です。
もちろん損をしたくない気持ちが悪いわけではありません。
むしろ損をしたくない気持ちがあるのは普通です。
正常なことであり、金銭感覚を保つためにも大切な気持ちです。
誰でも損をしたくありません。
無駄遣いを減らすためにも、普段から節約を心がけている人も多いでしょう。
節約精神は素晴らしい美徳です。
日頃から無駄遣いに注意している人は、お金の損得に敏感になっているはずです。
無駄遣いを減らそうという姿勢があるのは悪いことではありません。
ここで問題なのは「損をしたくない気持ちが強い」という場合です。
なぜ損をしたくない気持ちが強くなるのはいけないのか。
それは「お金に対する執着」が生まれるからです。
「絶対損をしたくない!」
「1円も損をしたくない!」
お金に執着すればするほど、目先のことにとらわれます。
冷静な考えができなくなり、判断力も低下して、客観的な見方が難しくなります。
世の中にある詐欺は、消費者の「損をしたくない心理」を狙ったものが少なくありません。
「おいしい話があります」「絶対儲かります」など、絶対的なメリットを強調するのが定番です。
お金に執着していると、魅惑的な勧誘に過剰反応してしまいます。
儲け話があったとき、すぐ飛びついてしまい、内容を深く吟味することなく購入してしまいます。
普通なら見抜けるような怪しい詐欺話にも弱くなる。
お金に対する執着が強ければ強いほど、客観性も判断力も弱くなります。
損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかるのです。
お金に対する執着は、節約志向があって素晴らしいことに思えますが、実際は逆です。
お金に対する執着が強いことは、いいことではなく、悪いことです。
お金に心が奪われることで視野が狭くなり、本当に大切なことを見失うリスクがあるからです。
あなたは、損をしたくない気持ちが強いですか。
損をしたくない気持ちが強いという自覚のある人は、日頃から注意が必要です。
騙されないためには「少しくらい損があってもいい」と考えることです。
もちろんお金を軽視するわけではありません。
あくまでお金に対する執着を捨てることが目的です。
「少しくらい損があってもいい」と考えると、冷静に考える余裕が生まれます。
視点が広がり、目先のことにとらわれなくなります。
視点が高くなって、大局的な見方ができるようになります。
詐欺の話があったとき「怪しい」という違和感に気づきやすくなるのです。
あなたは見栄っ張りですか。
誰でも自分をよく見られたいと思うもの。
自分を立派に見せることができれば、褒められたり尊敬されたりします。
自尊心が満たされると自分が認められたように感じ、満足できるでしょう。
時にはモテることにもつながるでしょう。
異性を意識していると、見栄を張りたい気持ちが出てくるものです。
しかし、限度を超えると良くありません。
見栄っ張りは、騙されやすいからです。
見栄っ張りは、人目を気にします。
かっこ悪い自分を見られたくないため、周りからの評価を気にします。
少しでも自分を立派に見せようとした結果、経済的に無理をしがちです。
世間体を気にして、必要もない商品を買ってしまいます。
優越感に浸りたいため、高額商品を買ってしまいます。
虚栄心を満たす買い物には際限がありません。
自分を大きく見せようとして、高級ブランドを買いあさり、余計な出費が増えます。
見栄っ張りであればあるほど、おだてには弱い。
「これを持っていれば一流ですよ」
「これを持たないとかっこ悪いですよ」
「これを持つとモテるようになりますよ」
見栄っ張りな人ほど、言いなりになってしまいます。
わからないことがあっても、ばかと思われたくないので、知ったかぶりをしてしまいます。
そうしてまんまと営業トークに乗せられます。
必要ないものを買ってしまい、財産を失うのです。
周りの目を気にしたところで仕方ありません。
人目を気にした生き方をしていると、操り人形のような生き方になります。
人目に振り回され、自分を見失います。
騙されないためには、見栄を張るのをやめることです。
「かっこ悪いところを見られてもいい」「少しくらい印象が悪くなってもいい」と考えましょう。
かっこ悪くても、それが正直な自分であれば、それでよしとしましょう。
かっこ悪い自分も素直に見せていくことです。
かっこ悪いところを受け入れましょう。
かっこ悪いところも含めて自分です。
周りからの評価を気にせず、できるだけ素の自分を見せていくことです。
「かっこ悪いと思いたいなら、どうぞ」と突き放すような考え方もいいでしょう。
見栄を張るのをやめるだけで、騙されにくくなります。
完全に見栄を気にしなければ、詐欺にも強くなります。
感情的になっているときは注意してください。
感情的になっているときは、騙されやすいタイミングでもあるからです。
人間は感情の生き物です。
時には感情的になることもあります。
どんなときでも冷静でいられれば理想的ですが、実際にはなかなか難しいものです。
思いどおりにいかず、怒りや興奮を感じて落ち着きを失うことがあります。
大切なのは、感情的になったときどうするかです。
感情的になっているときは、理性と自制心を失っています。
つまり「自分が自分でないとき」です。
感情的になっているとき、重要な決断をしないことです。
感情が乱れていると、なかなか冷静な思考ができず、正しい判断ができません。
判断力や思考力が低下していると、誰でも見抜けるような簡単な詐欺に引っかかります。
感情的になっているとき、無理に重要な決断をすると、あとから悔やむことになるでしょう。
「どうしてあんなことをしてしまったのだろう」と自分を責めることになります。
焦るとろくなことになりません。
「感情的になっているときは、重要な決断をしない」というルールを決めておくのが得策です。
感情的になっているなら、まず気持ちが落ち着く時間をつくりましょう。
数時間でも数日でもかまいません。
「今すぐ決断しないといけない」と思う必要もありません。
一定の時間を置いて、冷静になるまで待つことです。
変にかっこつけて急いで決断しないことです。
制限時間が設けられているなら、ぎりぎりまで猶予することです。
時間がたつにつれて、気持ちが落ち着いてきます。
特に重要な決断であればあるほど、冷静が重要です。
たとえば、大きな買い物をするとき、大きな契約を結ぶときです。
重要な決断は、気持ちが落ち着くまで先送りするのが得策です。
普段からそういう習慣をつけておくことです。
女性の場合、生理もあります。
生理前後はホルモンバランスが変わる影響で、情緒が不安定になりがちです。
そういうときも無理は禁物です。
重要な決断は、生理が過ぎて心身が落ち着くまで、先送りするのが賢明です。
気持ちが落ち着いていれば、冷静な思考で物事を判断できます。
怪しい話があっても「興味がありません」と一蹴できます。
冷静というだけで、詐欺を見抜ける力が強化します。
騙されないためには「冷静」が不可欠なのです。
騙されやすい人には特徴があります。
それは「一発当ててやろう」と考えている人です。
「宝くじで一発当てて、大金持ちになってやろう」
「ギャンブルで一発当てて、人生を一発逆転させてやる」
「事業を興して、一発当てて、有名人になってやろう」
お酒の席で冗談ネタとして話すくらいならいいですが、本気で考えているなら要注意です。
楽して儲けたい気持ちがあると「一発当ててやろう」という考え方になりがちです。
貧乏生活から早く抜け出したくて「一発当ててやろう」と考えることもあるでしょう。
わかりやすい人間心理ですが、これは大変危険です。
「一発当ててやろう」という考え方をしていると、甘い言葉に弱くなります。
冷静な判断、客観的な見方、長期的な思考ができなくなる。
視野が狭くなり、目先の損得に惑わされやすくなります。
詐欺師は「楽して儲けよう」という餌をぶら下げて誘惑してきます。
「おいしい話がありますよ」
「あなただけに秘密の投資を教えます」
「ここだけの話ですが、うまい儲け話がありますよ」
普通なら「これはおかしい」と気づくことに気づけなくなる。
「これで人生が変わる!」と盲信してしまう。
わかりやすい詐欺話にあっさり引っかかってしまいます。
また「一発当ててやろう」と考えていると、大金に目がくらんで理性や自制心を失います。
自己制御が利かなくなり、無謀な行動に出やすくなります。
大金を賭けた勝負に出てしまい、あっけなく敗れ去ります。
一瞬で大きなお金を失うことになるのです。
「一発当ててやろう」と考えるのではありません。
「地道に努力を積み重ねよう」と考えるのです。
成功の王道は、地道な努力を積み重ねていくことに尽きます。
時間と労力はかかって遠回りに思えますが、最も無難であり、健全な手法です。
地道な努力を肯定すると、うまい話に惑わされなくなります。
「おいしい話があります」「絶対儲かります」と言われても「詐欺師の定番文句だね」とすぐ見抜きます。
「努力も何もしないで儲かるのはおかしい」と思います。
「絶対損をしない投資があります」「あなたを大金持ちにさせます」と言われても「それはあり得ない」と振り切れます。
日頃から地道な努力を積み重ねていれば、詐欺を見抜く鑑識眼が身につき、騙されなくなるのです。
不思議な話ですが、地道な努力を積み重ねていると、結果として一発当てることがあります。
成功とは、金塊を当てるようなものです。
土を掘ってなかなか金塊が出てこなくても、諦めないで続けていくから、あるとき金塊を掘り当てます。
時の運が味方することがあります。
地道な努力を積み重ねることで、着実に実力が身につき、実績を積み上げていけます。
なにより正常な金銭感覚が養われます。
お金を稼ぐことがどれだけ大変であるか身をもって理解することで、金銭感覚が鍛えられていくのです。
成功するなら、地道な努力がいちばんです。
何事も努力に勝るものはありません。
不断の努力は成功の鍵です。
圧倒的な努力と工夫を積み重ねていけば、遅かれ早かれ成功できます。
あなたは欲深い性格ですか。
もし「イエス」と答えるなら、注意してください。
欲深いと騙されやすい傾向があるからです。
「あれも欲しい。これも欲しい」と欲張るのは良くありません。
経済的効率に執念を燃やすのはいいですが、エスカレートには注意が必要です。
欲深いということは、お金に執着しているということです。
お金に執着しているということは、お金に振り回されているということです。
「お金を大切にすること」と「お金に執着すること」とは違います。
それぞれ似て非なるものです。
お金を大切にするのはいいことですが、お金に執着するのは悪いことです。
欲深い生き方をしていると、視野が狭くなり、冷静な思考を失います。
目先の損得しか考えなくなり、浅い考えしかできなくなります。
小さな損得でも過敏に反応するため、精神的な消耗を増やし、心が疲弊します。
当然のことながら、心の余裕も失います。
欲深いとろくなことになりません。
目の前につるされたニンジンを追いかける馬のようなもの。
自分では必死のつもりでも、周りから見るとこっけいに見えます。
おいしい話があると、ほいほいついていくことになり、思わぬ落とし穴に落ちるでしょう。
欲深いと、わかりやすい詐欺話にも簡単に引っかかってしまうのです。
欲深くなるのではありません。
大切なのは「ほどほど」です。
もちろん節約精神を忘れるわけではありません。
大局と客観性を保つため、気を大きく持つということです。
完璧を求めず、ほど良いところで満足する考え方を身につけましょう。
心に余裕をつくることです。
「完全な得でなくてもいい」
「少しくらい損があってもいい」
気楽に構えるほうが心に余裕が生まれるため、冷静な思考力と判断力を保てます。
「ほどほど」は、大切な人生哲学です。
ほどほどで生きると、お金の執着から解放されます。
詐欺の話にも引っかからなくなり、トラブル防止につながるのです。
「得をしたい」という気持ちはありませんか。
おそらく誰でも「ある」と答えるでしょう。
人間ですから「得をしたい」という気持ちがあるのは当然です。
むしろ必要です。
損より得をしたいと考えるのは、自然な人間心理です。
お金は可能性です。
少しでも人生の可能性を広げ、夢を実現させていくためにも、利益を考えながら生きることは必要です。
もちろん「得をしたい」という気持ちはあっていいのです。
注意したいのは「自分だけ得をしたい」という気持ちです。
「自分だけ」が加わると、意味が一変します。
自己利益優先の考え方になるからです。
「自分だけ得をしたい」は、自己利益優先の考え方です。
私たちが生きる世界には「似た者同士は自然と寄り集まる」という法則があります。
「類友の法則」「引き寄せの法則」とも呼ばれることもあります。
ここでひとつ面白い現象があります。
「自分だけ得をしたい」と考える人は「自分だけ得をしたい」と考える人を引き寄せます。
つまり「自己利益優先の人は、自己利益優先の人と仲良くなる」ということです。
似た者同士で仲良くなる。
自己利益優先の人同士が一緒にいるとどうなるか。
騙し合いになるのです。
表面上は誠実そうに振る舞いつつも、相手を出し抜こうと目を光らせます。
仲がいいのは最初だけです。
親しくなってだんだん相手のことを知っていくと、自己利益優先の人だとわかってきます。
自己利益優先の考え方であることがわかってくるにつれて関係が悪化していきます。
自分だけ得をしようと考えていると、相手の口車に乗せられ、かえって騙されるのです。
もちろん人間関係もうまくいきません。
結局のところ、自分の利益しか考えていない状態です。
自己利益優先の考え方は、自然と顔にも言葉にも現れます。
浅ましくて卑しい目つきになります。
自己中心的な発言も多くなります。
そうした状態ですから、人間関係にもひびが入って友人も失います。
お金と人間関係の両方を失うことになり、二重の痛手を負うのです。
自分の利益ばかり考えないことです。
「自分だけ得をしたい」は、自己利益優先の考え方です。
学生時代までは良かったかもしれませんが、社会人として成果を挙げるなら、さらに進化させた考え方が必要です。
それが「ウィンウィン(Win-Win)の考え方」です。
「一方の利益」ではなく「双方の利益」を意識しましょう。
「自分の利益だけを考えず、お互いの利益を考えよう」ということです。
ウィンウィンの関係を心がけ、双方が納得できる状態にすることです。
お互いの利益を考える人は、お互いの利益を考える人を引き寄せ、知り合い、仲良くなります。
視野が広くなり、大局的な見方ができるようになります。
トラブルが減り、穏便な方法を見いだせます。
もちろん騙し合いとは無縁になります。
良好な関係も結べるので、交渉も人間関係もうまくいくのです。
商品やサービスを購入する際は「契約書」が登場します。
きちんと契約内容を確認しているでしょうか。
契約書は、読みにくいことが多いものです。
長文だったり小さな字だったり難しい言葉が使われていたりしています。
「わざと読みにくいようにしているのではないか」と疑ってしまうほどです。
さっと流すような確認をしがちです。
読むのが面倒くさくて、きちんと内容を確認しないまま、サイン・押印をすることもあるかもしれません。
しかし、これは大変危険です。
ろくに内容も確認しないでサイン・押印をするのは、トラブルを招くもとです。
きちんと契約内容を確認しておかないと、あとから不測の事態が発生して、トラブルを招きます。
「知らなかった」では済まされません。
一度サインや押印をすれば「内容を確認して同意しました」ということになり、法的効力が発生します。
契約が締結してからでは、変更や取り消しが間に合わないことがあります。
商品やサービスを購入する際は、きちんと契約内容を確認しましょう。
信用できそうな相手ということもあるでしょう。
「信用できそうな人だから、いちいち契約内容を確認しなくても大丈夫だろう」
その考え方は甘いと言わざるを得ません。
信用できそうな印象と契約内容の確認は、まったく別物です。
信用できそうな相手でも、契約内容に不利な点が書かれていれば、自分に不都合が生じるだけです。
そもそも詐欺師は「信用させてから騙す」という手口が定番です。
「信用できそう」という印象だけで決めるのは大きな間違いです。
信用できそうな人でも、契約内容の確認は必要です。
確認しやすくなる方法はいろいろあります。
細かい字でわかりにくいなら、拡大鏡や拡大コピーを利用しましょう。
紙に印刷してから確認するのも1つの方法です。
ディスプレイで見るより紙で見るほうが読みやすくなります。
疲れているときもあるでしょう。
きちんと確認する自信がないなら、その場の契約はいったん保留にします。
自宅に持ち帰って、余裕があるときにじっくり確認します。
わからない文言があれば、きちんと確認を取ることが大切です。
問い合わせたり自分で調べたりして、納得できるまで確認しましょう。
こうした小さな確認を大切にすることです。
時間をかけて契約内容を確認するようにしてください。
面倒で煩わしく手間暇もかかりますが、トラブルを防ぐための正しい行いです。
特に高額であればあるほど、契約内容の確認にも時間をかけることです。
慎重になってなりすぎることはありません。
時には数時間かけて確認することも必要です。
「契約内容の確認は、時間や労力をかけて当然」と考えてください。
契約内容をきちんと確認する習慣がトラブル防止につながるのです。
あなたの身近に「ここだけの話」が口癖の人はいませんか。
「ここだけの話ですが~」
相手があなたの耳元に口を近づけ、小声でささやいてくる。
「ここだけの話ですが、あの上司には愛人がいるんです」
「ここだけの話ですが、離婚しようか迷っています」
「ここだけの話ですが、彼は収賄で首になったのです」
映画やドラマでよくあるシーンですが、私たちの日常でもよくあります。
「ここだけの話」の後に続く内容は、秘密情報やデリケートな情報が一般的です。
「ここだけの話」というフレーズには「ほかでは言いません。あなたに特別秘密を話します」といった意味が含まれています。
自分が特別扱いされているようで嬉しく感じるでしょう。
秘密情報を知ることができ、得したような気分になるでしょう。
プライベートを打ち明けられたような嬉しさがあり、親しみを覚えるかもしれません。
わざわざ自分に秘密を話してくれたので、相手のことも信用してしまいそうです。
しかし、ここが要注意です。
「ここだけの話」をする人は、必ずほかのところでも「ここだけの話」をしています。
あなたといるときだけではありません。
ほかの人といるときも「ここだけの話ですが~」と言いふらしています。
つまり「ここだけの話」になっていないのです。
「ここだけの話」をする人を注意深く見てください。
その人は至るところで「ここだけの話」を言いふらしているでしょう。
こういう人は危険人物です。
秘密を守ってくれそうですが、むしろ逆です。
人の秘密を漏らす存在です。
こういう人にうっかり自分の秘密を明かそうものなら、ネタにされます。
あなたの知らないところで「ここだけの話だけど、あの人は~」と広められるでしょう。
相手を信じて秘密で話したつもりが、瞬く間に広まってしまうのです。
こういう人に限って悪びれた様子をしません。
「ここだけの話」をする人に信用できる人はいません。
「ここだけの話」をする人は「私は秘密を漏らす危険人物です」と言っているようなものです。
普通に接するのはいいですが、自分の秘密を打ち明けるのはやめておくほうが無難です。
ここでもう1つ大切なことがあります。
あなたも「ここだけの話」をする人にならないことです。
「ここだけの話」というフレーズを使えば、簡単に相手の興味関心を引けるので使いたくなりますが、やめておくことです。
うっかり使ってしまおうものなら、あなたの信用と品格を落とすことになります。
心がけることは1つ。
「秘密は秘密にしておく」ということです。
わざわざ自分から言いふらしません。
あなたを信用して話してくれた秘密は、誰にも言わないようにします。
うっかり秘密を漏らしてしまうと、あとからトラブルに発展する可能性もゼロではないのです。
「稼ぎ方を教えます」
そんな売り文句があれば注意してください。
それはマルチ商法である可能性が高いからです。
自分から近づくのはもちろんのこと、相手から近づいてきても警戒してください。
魅力的に感じても、ほいほいついていかないようにしましょう。
「お金」は、誰もが心を動かされるフレーズです。
「稼ぎ方を教えます」という言葉を聞けば、誰もが「どんな内容なのか知りたい」と興味を引かれるでしょう。
「楽してお金を稼げる方法を知りたい」と思う人が多い世の中です。
みんなお金に興味のないふりをしつつ、本音ではお金に興味津々です。
「お金が欲しい。できるだけ楽してお金を稼ぎたい」と思っています。
たいていこういうケースは「○○万円稼ぎました!」というフレーズとともに紹介されることが大半です。
「そんなに稼げるのなら効果的な方法なのだろう」と期待してしまいます。
「この人にできるなら私にもできそうだ」と思わせるのがうまいところです。
楽にお金を稼げる方法がわかれば、高額でもすぐ元が取れそうにも思えます。
ここが落とし穴なのです。
肝心のノウハウはどんな内容なのでしょうか。
あらためて聞くと、拍子抜けします。
「『稼ぎ方を教えます』という売り文句で人を集めてお金を巻き上げる」という内容です。
商品を買わせたりセミナーに参加させたりして、売上を上げます。
何かに貢献する仕事で稼ぐわけではありません。
空っぽのノウハウで人を騙して稼いでいく方法です。
情報リテラシーの低い人からお金を巻き上げているだけです。
一言で言えば「マルチ商法」です。
こうしたケースに騙されないでください。
「これはおかしい」と指摘しても、本人は「夢を与えている」といった言い訳をして悪びれた様子を見せません。
被害を訴えても「自己責任」という言い訳で言い逃れます。
こういう人は、参加者のことを「養分」「信者」だと思って見下しています。
もちろんすべてが悪いわけではありません。
中には誠実に稼ぎ方を教える業者もいますが、一部です。
誠実な業者であれば、露骨な言い方をしません。
普通に考えて、稼ぎ方を知っているなら人に教えようとは思いません。
人に稼ぎ方を教えてしまうと自分が不利になるため、秘密にしておこうと思います。
秘密の話をわざわざ人に教えようという時点で「怪しい」のです。
「稼ぎ方を教えます」という売り文句でセールが来たら、むやみに関わらないのが賢明です。
近づくのではなく逃げてください。
「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法です。
「おいしい話があります」
そんなセリフを言ってくる人がいれば警戒してください。
「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師です。
「絶対儲かります」「必ず得をする」といった類いの話も同様です。
普通に考えれば、すぐわかります。
おいしい話があるなら、人に話すことはしません。
秘密にしておき、自分だけ得を得ようとするのが普通です。
おいしい話を人に話す時点で不自然であり、怪しさが100%です。
そもそも「おいしい話があります」というフレーズそのものが下品です。
誠実な人であれば「おいしい話があります」といった卑しいフレーズは使いません。
なぜわざわざ人においしい話をするのか。
考えられる理由は1つしかありません。
あなたを騙そうとしているのです。
あなたを欺いて金品を騙し取ろうとしています。
経済的メリットがあれば、誰でも耳を傾けます。
甘いフレーズであなたの興味関心を引いて、うまく騙そうとしています。
相手が美男美女であろうと、立派なスーツを着ていようと、お金持ちそうな人であろうと、誘いを振り切ることです。
たとえ相手が立派な肩書の人でも、騙されないことです。
肩書や経歴を偽っているだけかもしれません。
肩書や経歴は自己申告で簡単に偽れます。
詐欺師ですから、巧妙な手口で私たちにアプローチを仕掛けてきます。
私たちが想像もつかないような巧妙な手口を使ってくることも少なくありません。
「おいしい話がありますよ」と言ってくる人がいれば、無視してその場を立ち去りましょう。
「知名度のある会社の人が言うなら間違いないだろう」
そこが落とし穴です。
上場企業であろうと有名な会社であろうと、詐欺的な行為を働く可能性がゼロではありません。
ニュースを見ればよくわかります。
社会的立場があるにもかかわらず、詐欺行為で逮捕されるケースが後を絶ちません。
おいしい話をほいほい信じると、自分が損するだけで終わるとは限りません。
家族や友人を巻き込んで、周りの人に迷惑をかける可能性もあります。
トラブルに巻き込まれ、あなたまで悪に加担することにもなりかねません。
「おいしい話がありますよ」と言ってくる人がいれば、一目散に逃げてください。
「絶対儲かる」という話は、絶対儲かりません。
「必ず得をする」という話は、必ず損をします。
話を最後まで聞かず、途中で切り上げましょう。
おいしい話が向こうからやってくることはありません。
「おいしい話がありますよ」と言ってくる人を避けるだけで、騙されるリスクは激減します。
騙されないようにするためには、次のルールを頭にたたき込んでおいてください。
「自分が弱っているときは、高額の買い物をしない」というルールです。
ここで言う買い物とは「商品」だけでなく「契約」や「サービス」も含まれます。
あるとき、自分が弱っているときがあります。
つらいことがあって、ひどく落ち込んでいるとき。
ストレスを抱えていて、精神的に参っているとき。
悪いことが続いて、切羽詰まっているとき。
事故で入院して、自由が制限されているとき。
人生では、山もあれば谷もあります。
長い人生の中では病気やトラブルなどの事情から、弱い状態になることがあります。
しかし、ここが大事な場面です。
自分が弱っているときは、自分が自分でないときです。
自分が弱っているときは、判断力や思考力が低下しています。
こういうときは浅い考えしかできません。
視野が狭くなり、冷静に考えることができず、安易な買い物をしがちです。
普段なら騙されない話でも、自分が弱っているときはなかなか正常な判断ができないもの。
自分が弱っているときは、わらにもすがりたい気持ちになります。
相手の営業トークに乗せられて「まあいいか」と思ってしまいがちです。
今すぐ不幸から抜け出したい気持ちのときは、なおさらです。
自分が弱っているときに高額の買い物をすると、あとから「余計なものを買ってしまった」と悔やむことになるのです。
高額の買い物をするなら、回復してからにしてください。
余裕がないなら余裕をつくりましょう。
まず大事なのは休養です。
腹を満たし、十分な睡眠を取り、時には気分転換をするなどして、余裕をつくることが大切です。
けがや病気をしているなら、回復に専念しましょう。
体調が戻って余裕ができれば、本来の自分を取り戻せます。
正常な思考になるため、正しい買い物ができます。
自分が弱っているときに契約しなければいけない事情があるなら「信頼できる人」を頼りましょう。
たとえば、家族や親友です。
信頼できるなら、上司や先生でもかまいません。
相談を持ちかけ、意見を聞いてみます。
商品や契約に不自然な点があれば「おかしい」と教えてくれるでしょう。
不要な買い物であれば「やめたほうがいい」とアドバイスもしてくれます。
信頼できる人なら、客観的な視点だけでなく公正中立な視点も入るので、なお安心です。
心配であれば、買い物に同行してもらうのも1つの方法です。
人を頼ることに抵抗があるかもしれませんが、大金を失うリスクに比べれば小さなことです。
自分が弱っているときは、恥を捨てることです。
余計なプライドも捨ててください。
判断を誤ると、あとから取り返しのつかないことになりかねません。
買い物の内容によっては、返品や解約できなかったり、返金されなかったりするケースもあります。
素直に信頼できる人を頼るのが、買い物の失敗を防ぎます。
詐欺師や悪徳業者は悪いことを考えています。
普段はわかりません。
頭の中で悪いことを考えていても、にこにこした笑顔をしています。
丁寧な態度と言葉遣いがあります。
整った身だしなみをしています。
表をきれいに装っているため、感じのいい人になっています。
第一印象は申し分ありません。
むしろ普通の人より感じがいいくらいです。
お互いが接しているとき、相手の本性を見抜くのは難しいのです。
では、どこで見抜くか。
「相手が油断した瞬間」なのです。
相手が油断する瞬間に注目してください。
たとえば、書類を取り出す瞬間、トイレから戻ってきた瞬間、飲み物を飲んでほっと一息ついた瞬間です。
緊張が緩んだときは、気持ちが緩んで注意を怠ります。
注目すべきは「不審な笑みがないか」です。
不審な笑みには理由があります。
人間心理として、考えていることは表情に出るようになっています。
良いことを考えていると良い表情になりますが、逆も同じです。
悪いことを考えていると悪い表情になります。
詐欺師や悪徳業者は、普段は表をきれいに装っていても、油断したとき本性を現します。
にやりと不審な笑みを浮かべるのです。
片方の口角だけ上がっていたり、意味ありげな笑みを浮かべたりです。
相手を騙そうと考えていると、その心情が油断したとき表に出ます。
映画やドラマでは、悪役が不審な笑みを浮かべるシーンを見かけますが、実際の現実でも普通にあります。
不審な笑みを見逃さないことです。
相手の優しさに騙されないでください。
うわべの優しさにすぎません。
お客さまだからあなたに笑顔で優しく接しているだけです。
不審な笑みは、何か悪いことをたくらんでいる証拠です。
考えが変わったことを伝えて中断することです。
もしくは、用事を思い出したふりをして、その場を立ち去るのも悪くありません。
陰で不審な笑みを浮かべる相手とは取引をしないのが賢明です。
旧友から久しぶりに電話がかかってくることがあります。
「お久しぶりです。学生時代に一緒だった○○です。覚えていますか」
久しぶりに旧友から電話がかかってくると嬉しいものです。
自分のことを覚えていてくれたとわかり嬉しくなりますね。
相手が異性であれば、なおさらです。
どきっとして、恋愛に発展することを期待してしまう自分がいます。
久しぶりに会って、懐かしい思い出話に花を咲かせます。
タイムスリップをしたかのように、昔を思い出しながら、しばらく楽しい時間を過ごします。
ところが、しばらく話しているうちに雲行きが怪しくなります。
話が盛り上がったところで「ところで……」と別の話を切り出されます。
突然商品の売り込み営業が始まったり、お金を貸してほしいと頼まれたりするのです。
このときの落胆たるや、言葉では言い表せません。
久しぶりに連絡をしてきた、本当の目的がわかります。
「このために久しぶりに連絡してきたのか」とわかり、もやもやした気持ちになってしまう。
こういう経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
ここで大切なのは、相手の話に乗らないことです。
盛り上がった話の勢いもあるでしょう。
久しぶりに連絡をしてきてくれた感謝の気持ちもあるでしょう。
相手が旧友ということもあって「ノー」と言いにくい雰囲気があるでしょう。
だからといって安易な気持ちはいけません。
「お付き合いだから、少しくらい良いのではないか」
「せっかく連絡をしてくれたのだから、なんとか力になってあげたい」
情にほだされたり雰囲気に流されそうになったりしますが、気持ちを強く持って断ってください。
必要ないものを購入したところで、不要なものは不要です。
「たまたま必要だった」というケースもあるでしょう。
たとえそうだとしても、その場で購入を決めないことです。
必ず頭を冷やす時間をつくって、慎重に検討したうえで決めるようにしてください。
「お金を貸してくれ」という話も要注意です。
お金を貸したところで戻ってこないと考えることです。
そもそも本当の友人なら「お金を貸してくれ」とお願いしてきません。
万一お金を返せないとき、友人まで失うことになるので、本当の友人にはお願いしてきません。
もし相手から借金のお願いをされたら「あなたは友人ではありません」と言っていることになります。
いくら話が盛り上がっていてもきっぱり断る勇気を持ってください。
「お金を貸してくれ」という話は、きちんと断るのがいちばんです。
困っている相手を見て、心を動かされそうになるかもしれませんが、踏ん張りどころです。
余計な同情です。
相手が旧友だろうと異性であろうと、怪しい話に乗らないことが大切です。
情に訴えかけてきても、しっかり振り切りましょう。
旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたら、すべて断るのが正解です。
不安をあおって売り込んでくることがあれば、注意してください。
不安をあおって商品を売りつける手法は、詐欺師の定番パターンです。
まだ科学的根拠があるならいいのです。
「基礎代謝は年齢とともに低下する」
「新陳代謝は28日周期。ただし、20歳を過ぎると低下していく」
「カルシウムの摂取が少なくなると、脳内伝達物質が不足して、いらいらしやすくなる」
そうした話を、統計グラフや実績データとともに説明されれば、真実だとわかります。
統計や実績には、根拠があります。
しかし、注意したいのは「スピリチュアルな話」です。
スピリチュアルな話には科学的根拠がありません。
「あなたの未来に闇が見えます」
「あなたは悪霊に取りつかれています」
「あなたの家には悪魔が住んでいます」
スピリチュアルな話は言いたい放題です。
不安にさせる言葉でも、好きなだけ言えてしまいます。
まだ明るい話ならいいですが、暗い話となると最悪です。
不吉なことを言われると、誰でもだんだん不安になってくるでしょう。
何も問題がなくても、嫌な感じがして落ち着かなくなるのです。
人は、不安から逃れたい欲求があります。
誰でも不安になると、いても立っても落ち着きません。
助長された不安を解消させたいため、何かにすがりたくなります。
詐欺師は、この心理を利用して商品を売り込んできます。
スピリチュアルな話で相手を不安にさせてから、商品の購入を勧めてくるのです。
たとえば「あなたは悪霊に取りつかれています」と脅してきた後、ツボやお守りの購入を勧めてきます。
「悪霊を取り払うにはこのツボが必要です」
「暗い未来から身を守るためにはこのお守りが役立ちます」
これらはすべて怪しいと考えてください。
相手の言葉に乗せられて商品を買ったところで、もちろん効果はありません。
相手のカモになるだけです。
うっかり話に乗ってしまうと、相手の思うつぼです。
将来、後悔することになるでしょう。
相手の嘘を見抜くことです。
不安にさせることを言われても、気持ちを強く持って振り切りましょう。
「そんな嘘には騙されない!」
自分に言い聞かせ、相手のあおりを振り切るのです。
特に心が弱っているときは思考力や判断力が低下しているため注意が必要です。
不安をあおって売り込んでくる人がいれば、気持ちを強く持ってきっぱり断る。
人も商品も信用しないのが得策です。
すべて怪しいと考えて間違いないのです。
メリットだけ強調する商品があれば、注意してください。
うっかり買ってしまうと、後悔が待っているでしょう。
メリットばかり強調する営業トークがあります。
「こんなにお得です」
「こういう強みがあります」
「こんなにメリットがありますよ」
メリットばかり強調されると、きらきら輝いて見えてくるでしょう。
「なんて素晴らしいのだろう!」気分が高揚します。
一刻も早く購入しないといけない気がしてきます。
もはや買わない理由はないように思えてきますが、ここが運命の分かれ道です。
メリットだけ強調する商品には十分注意してください。
メリットばかり強調する商品には、何らかの重大なデメリットが隠されているものです。
メリットしかないということはありません。
どんな商品でもサービスでも、メリットとデメリットの両方が存在しています。
「メリットしか紹介されない」あるいは「メリットばかり強調される」という状況に違和感を覚えることです。
メリットだけ強調するのは、それだけ重大なデメリットが隠されている可能性があります。
つまり、メリットばかり強調する様子は、必死でデメリットを隠そうとする様子でもあるのです。
相手がメリットばかり強調してくるなら、あらためてデメリットを確認するといいでしょう。
相手から言ってくるのを待つのではなく、こちらから「デメリットはありますか」と質問してみてください。
もし回答をごまかしたり無視したりする姿勢があれば、間違いなく確信犯です。
絶対その商品を買ってはいけません。
「何か裏がある」と考えてください。
メリットだけ強調するのは、それだけ重大なデメリットが隠れている可能性が高いからです。
きちんとした消費者のことを考えているなら、メリットだけでなく、デメリットの紹介もします。
メリットとデメリットの両方を提示することで、きちんと両面から確認でき、買い物の失敗を防止できます。
商品の魅力に引かれて買ってしまいそうになりますが、心を強く持つことです。
メリットだけ強調する商品は買わないでおくのが無難です。
偽物を見抜く目を養うには、どうすればいいのでしょうか。
難しく思えますが、意外に方法はシンプルです。
「普段から本物に触れておくこと」に尽きるのです。
本物には「本物らしさ」があります。
細部まで丁寧に仕上げられています。
重厚感と高級感があって、品格も格式も高い。
手抜きがなく、中途半端なところがありません。
細かいところまで丁寧で緻密です。
本格的であり、完成度も高く、すべてが美しい。
それに触れただけで感動で鳥肌が立ち、心に心地よい余韻が広がります。
だから「本物」なのです。
普段から本物に触れる機会をつくりましょう。
普段から本物に触れておくと、偽物に触れたとき、違和感を覚えます。
「なんだかおかしい」
「どことなく安っぽい」
「中途半端なところがある」
違和感を覚え、それが偽物だとわかるのです。
本物を知るには、人の話を聞くだけでは限界があります。
やはり実際に五感を通して感じ取ることが必要です。
精巧にできた偽物もありますが、やはり偽物は偽物です。
どれだけ本物に似せたところで、本物より劣っているところがあります。
細部が手抜きされていたり美しさに欠けていたり完成度が甘かったりします。
普段から本物に触れていると、偽物に触れたとき、普段と違った違和感を覚えます。
直感的に偽物を見抜けるのです。
もちろん本物に触れるためにはお金が必要です。
お金がかかるからと言って、眉をひそめないことです。
「鋭い感性を養うための授業料」と考えることです。
お金をかけた分だけ「本物の目」が養われ、鑑識眼が身につきます。
詐欺や偽物があっても、きちんと気づけます。
文化教養が身につくだけでなく、防犯対策にもなるのですから、実際は「安い」と考えることができます。
偽物を見抜く目を養うためにも、普段から本物に触れておきましょう。
美術館に行って、本物の芸術を楽しむのも良し。
古典文学を楽しんで、人間の本質を発見するのも良し。
一流レストランに行って、本物の美食を堪能するのも良し。
ロングセラーを読んで、本物の知識と知恵を身につけるのも良し。
本物には本質があります。
本物から本質を学んでください。
普段から本物に触れていると、五感を通して「本物らしさ」を学べます。
芸術的感性も養われます。
本物に触れることは、人生における素晴らしい娯楽であり芸術です。
普段から本物に触れていると、感動する機会が増えるため、人生も深く楽しめるようになります。
騙されないで生きていくためには、営業トークをうのみにしないことが大切です。
営業トークをうのみにするのは良くありません。
相手からの説明をすべて真実と思わないことです。
営業トークをうのみにすることほど危険なことはありません。
「私を騙してください」と言っているようなものです。
話をそのまま信じる人は、絶好のカモになります。
嘘を真実のように話していることもあります。
相手が嘘を言っている可能性もゼロではありません。
そこで必要なのが「自分で調べる癖」です。
「おかしいな」
「本当かな」
「わからない」
そう思ったことは、すべて自分で調べる癖をつけることです。
聞いたことのない会社なら、会社名で調べてみます。
実は実在していない会社だとわかることがあります。
調べていくうちに被害者の声が見つかり、悪徳業者だと気づけることもあります。
「大人気の商品です」と言われてもうのみにしません。
言うだけなら誰でも言えます。
インターネット上で調べれば、本当に人気があるのか、客観的な評価がわかるでしょう。
すでに説明を受けた内容でも、念のため自分でも確認してみます。
「話していることは本当なのだろうか」と疑ってみることは大切です。
「相手を疑うのはよくない」と思うかもしれませんが、その過信は良くありません。
自分で調べてみると、説明内容と大きく食い違っていることがあります。
明らかな嘘を言っているなら、怪しいと気づけます。
少し調べてみるだけで何らかの情報がつかめるはずです。
上手な調べ方がわからなければ、上手な調べ方を調べてください。
インターネットで調べたことが正しいとは限りませんが、少なくとも無条件に信じるよりは賢明です。
調べ方にセンスやテクニックが必要と思うかもしれませんが、考えすぎです。
もちろん細かく調べるならセンスやテクニックも必要になりますが、普通に調べるだけなら不要です。
検索エンジンに知りたいキーワードを入力するだけのことです。
当たり前のことを当たり前にするだけです。
自分で調べるのは少し面倒くさいもの。
面倒くさがって「まあいいか」と放置するのは良くありません。
特に小さなことを調べるのは面倒に感じますが、そこが正念場です。
面倒くさい気持ちに負けないでください。
騙されないためには、自分で小まめに調べる習慣が欠かせません。
手間がかかると言っても小さなことです。
自発的に調べる癖をつけておけば違和感に気づけます。
小さなことでも自分で調べる癖をつけましょう。
一手間をかけることが、詐欺被害の防止につながるのです。
セールスや勧誘を断るとき、あなたはどんな言葉を使いますか。
「きつい言葉で断ると、相手から嫌われるかもしれない」
「ぶっきらぼうな言い方をすると、相手を不快にさせないか」
「雑な断り方をすると、自分の印象が悪くなるのではないか」
いろいろな不安があると、断るときの言葉に迷いがちです。
「とげのある言い方で断ると、逆上されるかもしれない」と不安に思う人もいるでしょう。
相手の気分を害さないよう丁寧なセリフを考えることが多い。
親切に誘ってくれた相手に敬意を払うため、丁寧な言い方を心がけようとしているかもしれません。
しかし、その配慮は余計です。
丁寧に断り文句を考えないことです。
あれこれ考えているうちに、相手に言いくるめられてしまいます。
断り文句は、あれこれ考える必要はありません。
断り文句は1つだけです
「興味がありません」
これだけでいいのです。
「今どちらにお住まいですか」と聞かれても「興味がありません」と返しましょう。
「どういったお仕事をされていますか」と聞かれても「興味がありません」と返しましょう。
「確実な家賃収入はいかがですか」と聞かれても「興味がありません」と返しましょう。
会話の流れがおかしくなってもいいのです。
スムーズな会話のキャッチボールは無視してOKです。
「興味がありません」という一言は「とにかく不要です」という意思表示になります。
断るときは「きっぱり」が重要です。
うやむやな言い方をしているときちんと断れません。
したがって断り文句は「興味がありません」で十分です。
あらかじめ「興味がありません」というセリフをしっかり覚えておきましょう。
口癖にしてもかまいません。
セールスや勧誘を断るときは「興味がありません」というフレーズを使うのが効果的です。
話の途中からでは言いにくいので、できるだけ冒頭で断りましょう。
余計な心配は不要です。
「親切に誘ってくれた相手に申し訳ない」と思う必要はありません。
親切に誘ってくれたとはいえ、相手はセールスです。
応える義務はありません。
「雑な断り方をすると自分の印象が悪くなりそう」と思うかもしれませんが、そもそも印象が悪くなっていいのです。
断るのですから自分の印象を心配したところで仕方ありません。
「自分の印象が悪くなってもいい」と思うことです。
「断りすぎたらどうしよう」と思うこともあるでしょう。
「興味ありません」が口癖になって、うっかり断りすぎることもあるでしょう。
断りすぎたら、後でこちらから声をかければいいのです。
大半のことは、あとからでも間に合います。
締め切りを過ぎていても、相手にとっては売上につながるため、配慮してくれることが多いでしょう。
万一間に合わない場合があれば「仕方ない」と思えばいいことです。
「神様からやめたほうがいいと言われている」と思えば心の整理もつきます。
買い物の失敗を防ぐために注意したいキーワードがあります。
それは「限定」です。
限定に強くなることは、買い物に強くなるのと同じです。
あなたは限定に強いほうですか、弱いほうですか。
限定に弱い傾向があるならイエローカードです。
「会員限定のサービスです」
「当店だけの限定アイテムです」
「1日10食だけの限定メニューです」
「期間限定の商品です」
「先着30名様限定です」
「8月限定の特別セールです」
もちろん限定をアピールすることは問題ありません。
消費者の購買意欲を高めるための正当な手段です。
もちろん合法です。
販売促進の定番の手段であり、多くの企業で採用されています。
しかし、ここに落とし穴があります。
限定と聞けば、誰でも心を引かれます。
「早く手に入れなければチャンスを失う」と焦る気持ちが高まります。
人は限定を示されると、魅力的に見えてしまうもの。
自然と手に入れたい気持ちが強くなります。
チャンスを逃したくない気持ちになる。
限定を聞くと、自然と欲しい気持ちが強くなります。
これを心理学で「希少性の原理」と呼びます。
希少性があると、価値が高いように錯覚してしまい、欲しい気持ちが強くなるのです。
「今のうちに買わないと損をする」という気持ちになる。
限定に惑わされると、正常な判断が難しくなります。
限定とはいえ、不要なものを買っても仕方ありません。
不要なものは不要です。
いくら限定に魅力を感じようと、いらないものを買ってしまうと、余計なごみと出費を増やすだけ。
セールスでは、限定効果が巧みに利用されます。
私たちの日常では至るところで「限定」という言葉が躍っています。
「限定という言葉を見ない日はない」と言っても過言ではありません。
ことあるたびに希少性の原理を刺激されるため、それに動じない対策が必要になるのです。
どうすれば限定に強くなれるのでしょうか。
まず「人は限定に弱い」という心理傾向を知っておくことです。
希少性の原理を理解しておくことです。
知識は武器です。
知識として「そういう心理傾向がある」と知っているだけでも違います。
限定という言葉を聞いて、欲しい気持ちが高ぶっても「いつものことだね」と冷静でいられます。
暴れる購買意欲をあやせるようになります。
限定に心が揺れたときに思い出したい判断基準があります。
「欲しいかどうか」より「必要かどうか」で判断しましょう。
感情を抜きにして考えることがポイントです。
欲しいものであれば、買いません。
必要なものなら、買います。
必要なければ、限定であろうと特典がついていようと、とにかく買いません。
冷徹に必要性を判断することです。
いらないものなら、きっぱり断ることが大切です。
詐欺被害者には、高齢者が目立ちます。
高齢者は、若者より資金を持っているケースも多いため、なおさら詐欺師のターゲットになりやすい。
高齢者が被害に遭いやすい原因の1つとして「情報に弱いこと」が挙げられます。
高齢者は、パソコンやスマートフォンといった情報通信機器を十分使いこなせない人が目立ちます。
情報にアクセスできないと、テレビや新聞だけの情報が頼りになり、情報源が限られてしまいます。
現代は情報化社会です。
情報通信機器を使いこなせないと、知りたい情報にアクセスできず、わからないままになります。
何でも聞いた情報をうのみにしてしまう傾向が強くなります。
情報に弱くなる、つまり「情報弱者」になってしまうのです。
知りたい情報があっても、アプローチできないと解決できません。
情報弱者は、自分で情報を調べることができないため、大きな不利益を被る可能性があります。
情報リテラシーが低いと、詐欺にも騙されやすくなります。
情報社会になった今、情報通信機器を使いこなせないことがリスクと考えることです。
パソコンや携帯電話を持っているだけでなく、きちんと使っていくことが大切です。
知りたい情報にアクセスできるよう、普段から使い方を身につけておくことです。
わからないことがあったとき、自分で調べることができるようになっておきましょう。
完璧に使いこなせる必要はありませんが、普通に使える程度にはなっておきたい。
検索エンジンから知りたいキーワードを入力するだけです。
自転車の運転より簡単で、車の運転より安全です。
情報通信機器を使うことで、情報を比較したり口コミを確認したりできるようになります。
複数のキーワードを組み合わせれば、より深い情報にもアクセスできます。
能動的に調べたことは意識が向くため、記憶にも残りやすくなります。
「今さら使い方を身につけても仕方ない」と思わないことです。
拒んでいると、ますます情報に弱くなる一方です。
情報に弱くなるだけでなく、時代からも取り残されてしまいます。
年齢を重ねるにつれて、重い腰が上がりにくくなるものですが、自分にむちを打つことも必要です。
情報強者になる必要はありませんが、せめて情報弱者からは抜け出しましょう。
情報活用能力を身につけ、情報力を高めましょう。
情報通信機器を使いこなせるようになることが、トラブル対策につながるのです。
「この商品は元本保証です」
「失敗しても元本だけは保証します」
「元本保証なので初心者でも安心してください」
「元本保証」という言葉を見聞きすることがあるでしょう。
元本保証とは、投資の運用にあたり、金融商品の購入・投資に充てた元金が減らないことを保証する意味があります。
つまり「元本割れのリスクがない」ということです。
「元手が減らないなら安心だね」
「元本保証なら最高じゃないか」
「元本保証なら初心者でも大丈夫だろう」
損をすることがないなら安心できるように思えるでしょう。
初心者向けで誰でも気軽に始められそうな気がします。
特にリスクを恐れる人は、強い魅力を感じるのではないでしょうか。
元本割れのリスクがなければ、安心できるように思いますが、油断は禁物です。
元本保証をうのみにしないでください。
普通に考えれば、元本保証はあり得ないことです。
投資には本来、リスクがつきものです。
リスクがあるからこそ投資であり、時には元本を失うリスクもあります。
元本保証は、すべての運用期間にわたって元本の額が減らないことを意味しますが、本当にそうでしょうか。
世の中に絶対がないように、元本保証もありません。
思わぬトラブルで、経済状況が行き詰まることもあるでしょう。
そもそも元本を保証する会社が倒産すれば、元も子もなくなります。
テロの可能性もあれば、未曽有の災害もあり得ます。
保険に入っていても、保険先がダメになる可能性もゼロではありません。
たとえ国や政府が元本を保証する金融商品でも、途中で打ち切られたり方針が変わったりする可能性があります。
国がデフォルトを起こして破綻する可能性もゼロではありません。
きちんと投資の仕組みを理解している人なら、元本保証には限界があることを知っています。
本当に突き詰めて考えると、完全な元本保証はあり得ないのです。
特に注意したいのは「完全性の強調が目立つもの」です。
「完全元本保証」「100%元本保証」など、完全性の強調が目立つ商品は怪しいと考えてください。
わざわざ完全性を強調するのは不自然です。
強い言葉を使うのは、騙そうとする意味が隠れている可能性があります。
相手が銀行員であろうと信用できる人であろうと、断ることをおすすめします。
「元本保証」という言葉をうのみにしないでください。
元本保証をうのみにするのは安易です。
「元本保証」と聞くと「安全な金融商品だ」と安心感を覚えますが、これほど危険なことはありません。
「国・政府・企業に問題がないかぎり、元本が保証されます」というくらいで考えるほうがいいでしょう。
世の中に完全な元本保証はないのです。
あなたは大きな買い物をするとき、前もって誰かに相談するタイプですか。
自分のお金は自分のものです。
どう使おうと自分の自由です。
誰かに使い方を命令されたくありません。
買い物をするとき、いちいち相談なんてしていられないと思うでしょう。
もちろん小さな金額であれば、相談はなくてもいいのです。
細かい買い物のたびに相談するのは、手間も時間もかかって現実的ではありません。
頻繁に相談されると、相手の迷惑になることもあります。
小さな買い物であれば、自己責任のうえ、自分で決めたほうがいいでしょう。
しかし、大きな買い物であれば、念のため人に相談しておくほうが安心です。
大きな買い物は大金が動きます。
買い物に失敗したときのダメージも大きいからです。
いちいち相談しなくても大丈夫と思う人もいるでしょう。
相談に抵抗感を覚える人もいるはずです。
自分のことは自分で決めたいのもわかりますが、そこが落とし穴です。
主観的になればなるほど、客観性が失われます。
その結果、妄想がエスカレートしたり、必要性の判断が曖昧になったりするのです。
自分だけの価値判断にも限界があります。
自分では健全に感じても、ほかの人から見ると、違和感や不自然に気づくことがあるでしょう。
自分ではちょうどいいと思っていても、一時的な興奮作用のため、度が過ぎていることもあります。
だからこそ、相談が有効です。
何らかのアドバイスをもらって、急に視野が開けることもあります。
買わなくても解決できる手段があれば、教えてくれるかもしれません。
けがや病気で弱っているときであれば、なおさらです。
「自分は大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、過信は禁物です。
「自分は大丈夫」と思っている時点で、油断が生まれています。
問題ないように見えても、誤解や見落としがあるかもしれません。
冷静になったとしても限界があります。
思い込みがあるからです。
思い込みは自分では気づきにくい。
思い込みは、誰かに指摘してもらわなければ気づけません。
どれだけ冷静になっていても、自分が正しいと思い込んでいる状態では気づくのが困難です。
人に相談することで、客観的な意見が聞けます。
思い込みに気づくきっかけにもなるのです。
大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつけましょう。
あなたを理解している人であれば、親身になって相談に乗ってくれます。
信頼できる人に相談すれば、客観的な視点から真偽や必要性を判断してくれるでしょう。
「相談するのは恥にならないか」
「相手の迷惑になるのではないか」
どれも無用の心配です。
人に相談することは、恥でも迷惑でもありません。
むしろ強がって人に相談しないことのほうが恥ずかしいことです。
相談を遠慮していると誤解や思い込みに気づかず、思わぬトラブルを招くことがあります。
相談するだけなら無料です。
見栄もプライドも捨て、謙虚に相談してみることです。
謙虚な姿勢になれば、相手も快く相談に乗ってくれるでしょう。
気軽に相談できる関係を築いておくことも大切です。
普段から人間関係を大切にすることで、信頼関係を築いておきましょう。
身近に相談できる人がいるというのは心強いことです。
大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつけてください。
既婚者で生計を一にしているなら、パートナーへの事前相談は必須です。
買い物の失敗を防ぐだけではありません。
詐欺や悪徳業者に騙されないための心がけでもあるのです。
人の意見を頼りにしていませんか。
もちろん人の意見を聞くのはいいのです。
聞くだけならいくらでもOKです。
客観的な意見を聞くことで「そういう考え方があったのか」と驚かされることがあります。
自分の思い込みに気づくことがあるでしょう。
視野が広がったり、考え方が柔軟になったりすることも少なくありません。
話を聞くだけなら無料です。
いろいろな人の意見を聞けば、さまざまな考え方に触れることができるでしょう。
人の知恵を拝借することで、より賢い生き方ができるようになるのは間違いありません。
しかし、人の意見は、あくまで人の意見です。
人の意見を「正解」と思い込むのは良くありません。
どれだけ人の意見を聞いても、最後は自分で決める癖をつけてください。
安易に人を頼って物事を決めると、トラブルのもとになります。
うまくいけばいいのですが、問題はうまくいかなかったときです。
「あなたのせいでこうなった」「どう責任を取ってくれるの?」と揉めることになり、人間関係に亀裂が生じます。
大事な人を失うことにもなりかねないのです。
人の意見をうのみにしないことです。
人の意見を聞くことはあっても、過信や盲信は良くありません。
自分が弱ってもいないのに、最初から人を頼るのは良くありません。
責任を持つためにも、何事も自分で決める癖をつけることです。
進路も就職も結婚も、相談するのはいいですが、最後は自分で決めるようにしてください。
人生に関わる決断ならなおさらです。
人の意見は、あくまで「参考」として受け止めることです。
人の意見はどれだけ聞いてもいいですが、最後は自分で決める癖をつけましょう。
自分で決めると思うからこそ責任が生まれます。
責任は大変なことですが、成長のためには必要です。
失敗や間違いがあっても「自分が悪い」と思えるので反省を促せます。
結局のところ、自分のためなのです。
つい反応してしまう、魅力的な営業文句があります。
「お安くなります」です。
「契約を切り替えませんか。今よりお安くなります」
「こちらに申し込むと、○○料金が今よりお安くなります」
チラシを配っていたり、看板を持った営業マンであったりします。
なんて魅力的な一言なのでしょう。
節約は正義。
費用が安くなるのは誰にとっても歓迎です。
普段はさっと営業文句を振り切る人でも「お安くなります」には弱いものです。
「わざわざ安くなる情報を教えてくれるなんて、なんて親切なのだろう。安くなるなら申し込んでみようかな」
優しさに心が動きます。
警戒心が緩んで、申し込みを検討する人も多いことでしょう。
ここが落とし穴です。
結論から言うと「お安くなります」という勧誘は、裏があると思ってください。
「お安くなります」という勧誘は、本来の営利活動に反しているからです。
企業もボランティアではありません。
あくまで営利を目的とした企業です。
安くなれば売上が落ちることになり、自分の首を絞めることになります。
本当に売上が落ちるような営業をしていたら営業失格です。
赤字になります。
キャッシュが減っていき、最悪の場合、倒産します。
なぜわざわざ売上が落ちるような営業をしているのでしょう。
普通に考えて、この時点で「おかしい」と気づかなければいけません。
たいていこういうパターンには、裏があります。
契約内容を細かくチェックしてください。
加入条件だけでなく、解約条件までチェックしましょう。
どこかに「お金がかかる何か」があるはずです。
特に小さな字で書かれていることには要注意です。
何らかの条件やルールがあって、最終的に企業側が儲かる仕組みになっています。
企業側が儲かるような仕組みになっているから、積極的に「お安くなります」といううたい文句で勧誘しています。
「お安くなります」という甘い勧誘をそのまま信じるのは良くありません。
「お安くなります」をそのまま信じて購入すると、たいていお高くなります。
中には本当に安くなるケースもありますが、十分検討しておくことです。
本当に安くなるのか、しっかり吟味してください。
もちろん本当に安くなるものもあります。
そういうものは、企業側から積極的に勧誘することはありません。
大々的に告知されることもありません。
「こちらから言えば申し込める」というケースが大半です。
多くの人に申し込まれると、売上が下がってしまいます。
あくまで営利企業です。
良心的な営業担当者であれば、教えてくれることもありますが、少ないと考えていいでしょう。
「お安くなります」という勧誘は、本当かどうか見抜くことが必要です。
見抜く自信がなければ「『お安くなります』という勧誘はすべて無視する」という方法でもかまいません。
「一律無視」というルールにすれば、頭を使う必要がなくなります。
「お安くなります」という勧誘の時点で怪しいのですから、合理的です。
詳しく話を聞く手間が省け、素早く対処できます。
テレビや新聞では、定期的に詐欺トラブルのニュースが流れます。
巧妙な詐欺に遭ったニュースもあれば、悪徳業者に騙された事件もあります。
ここで問いたいことがあります。
詐欺トラブルのニュースを見て「お気の毒」と思うだけになっていませんか。
「お気の毒」と思うだけではいけません。
「自分には関係ない」と思うのは良くありません。
油断はトラブルのもとです。
「最近はこういうケースがあるのか。自分も気をつけよう」と思うことです。
詐欺も「進化」しています。
どんどん新しい形式のものが生まれていて更新されています。
古典的なパターンなら気づけても、最新のケースは気づきにくい。
最新の詐欺は、パターンが巧妙だったり重層的だったりして見破るのが難しくなっています。
新しい詐欺のパターンは、そういうケースを知っておかなければ、気づきにくいもの。
無知ほど怖いものはありません。
そこで役立つのが「定期的な情報収集」です。
普段から詐欺トラブルのニュースをチェックして、目を光らせておきましょう。
定期的な情報収集を通して、最新の詐欺パターンを学んでいくことです。
「お気の毒」「自分には関係ない」と無視するのではありません。
「自分に関係があるかもしれない」
「最近の詐欺はどんなものなのだろう」
「最近はこういう詐欺パターンがあるのか」
警戒心を怠らず、入念に情報をチェックしておくことです。
知識として知っておくだけでも違います。
知ってさえいれば、注意を強化できます。
たとえば「最近のオレオレ詐欺は、劇場型が増えてきている」というニュースがあるとします。
劇場型とは、ターゲットを騙すために、複数人がそれぞれの役を演じる手口のことをいいます。
大変巧妙で手の込んだ方法ですが、実際にそういう詐欺が増えています。
こうした情報をあらかじめ把握しておくことが大切です。
把握しておけば、同じ場面に遭遇したとき既視感を覚え、気づきやすくなります。
「なんだか見覚えがある」「どこかで聞いたことがある」と思い、トラブル防止に役立つのです。
騙しの手口は、次々新しいものが登場しています。
新しい手口であれば「知らなかった。自分も気をつけよう」と注意喚起につながります。
すでに知っている手口でも、再確認になるため無駄にはなりません。
テレビや新聞では、詐欺トラブルのニュースをチェックしておきましょう。
詐欺トラブルに強くなるための大事な習慣です。
最新の詐欺情報には目を光らせておくことです。
注意喚起に終わりはないのです。
注意しても、トラブルに遭うことがあります。
人間ですから完璧ではありません。
注意しても、詐欺だと気づかず、騙されることがあります。
巧妙な手口は、注意していてもなかなか気づくのが難しいもの。
「うっかり」というのは誰にでも起こります。
どんなに注意していても、100%はありません。
特に新しい詐欺のパターンは気づくのが困難です。
大切なのは、詐欺に引っかかった後です。
「人に言うのは恥ずかしい」
「自分の汚点をさらすようで情けない」
詐欺に遭ったにもかかわらず、自分の印象が悪くなることを避けるため、隠し続ける人がいます。
たしかに自分事であり、公表義務はないように思えますが、ここがポイントです。
被害を黙っておくと、うわべを繕う苦労が生まれます。
嘘を隠し続けるための嘘をつかなければいけません。
うわべを繕うために、別の買い物をしなければいけなくなります。
借金を隠すために、さらに借金をするはめになることもあるでしょう。
あれこれ偽装が必要になって、余計な気苦労が増えます。
「いつかばれるのではないか」とひやひやします。
そうして脇が甘くなり、別の詐欺に引っかかってしまうのです。
後になってばれると、もっと大変な事態になります。
「どうして言ってくれなかったの?」と責められ、人間関係にひびが入ります。
時間をかけて築き上げてきた信頼関係が崩れてしまうのです。
詐欺に騙されてしまった後ろめたさから、隠したくなる気持ちはあるでしょう。
自分の印象が悪くなったり評価が落ちてしまったりなど、抵抗があるかもしれません。
普段「私は大丈夫」と豪語していたなら、なおさら言いにくいはずです。
たとえそうだとしても、詐欺に遭ったときは、恥を承知のうえで公表しておくのが賢明です。
特に身近な人にはきちんと報告しておきましょう。
うっかり詐欺に遭ってしまった自分に対するけじめでもあります。
自分の評価が下がったり印象が悪くなったりするかもしれませんが仕方ありません。
現実として受け止めることです。
叱られたり責められたりするかもしれませんが、けじめの1つとして受け止めましょう。
正直に告白することが、身近な人に対する誠実な姿勢です。
一時的に評価や印象が悪くなるかもしれませんが、こそこそ隠してばれるよりはましです。
きちんと公表することで詐欺被害の情報共有にもなります。
あとから「正直に話してくれてありがとう」と感謝されるでしょう。
自分の注意喚起だけでなく、身近な人への注意喚起にも役立ちます。
公表するのは、見栄やプライドを捨てる一環でもあります。
見栄やプライドに固執している限り、いずれまた詐欺に引っかかります。
きちんと公表することで、見栄やプライドから解放され、詐欺に強くなるのです。