あなたは善人願望がどのくらいありますか。
「いい人に見られたい気持ち」
「心がきれいな人だと思われたい」
「好印象を与えたい」
もちろん善人願望を持つことは悪いことではありません。
「いい人だと思われたい」「周りから好印象を持たれたい」という気持ちは誰にでもあるもの。
周りから「いいね」と言われると、自分が認められたような気持ちになるもの。
少しでも好印象を持たれ、周りからの人気を集めたいと思うでしょう。
だからといって、善人願望にこだわるのはよくありません。
善人願望が強すぎると、思わぬ弊害が生まれます。
善人になることが目的になり、本来の自分を曲げることが多くなります。
「善人」ではなく「善人を演じる人」になってしまうのです。
善人願望の強い人は、悪印象に対する恐怖心があります。
「いい人だと思われたい」
「嫌な人だと思われたくない」
「自分の印象を傷つけたくない」
「少しでもいい人と思われたい」
善人願望が強くなるほど、悪印象に対する恐怖心が高まります。
悪印象に対する恐怖心が肥大化すると、毅然とした態度を取れなくなります。
断りたくても、悪印象になることを恐れて「NO」と言えなくなり、相手の要求を受け入れてしまいます。
悪印象になることを恐れてしまい、八方美人になってしまいます。
自分を表現したり貫いたりする力が弱くなり、本来の自分を見失うでしょう。
人目を気にするようになって落ち着かず、流されやすくなります。
詐欺師は善人願望につけ込んできます。
相手の思うがままに話に乗せられ、気づけば、大金を騙し取られることになっているのです
騙されない生き方をするためには、善人願望は邪魔です。
善人願望があるなら、さっさと捨てることです。
「いい人と思われなくていい」
「嫌な人と思われてもかまわない」
「性格が悪いと思われてもかまわない」
いい人ぶるのをやめ、悪印象になる覚悟を決めましょう。
善人願望を捨てて悪印象を受け入れれば、強い心が生まれます。
嫌なことは「嫌だ」と言えるようになります。
断りたいことがあれば、びしっと断れます。
相手からの印象を気にせずに、毅然とした態度を取れます。
きちんと自分の意思を表に出せるようになるため、相手に流されることはありません。
言いたいことをはっきり言えるようになるので、しっかり自分を表現できます。
いったん善人願望を捨ててしまえば、あまりの快適さに驚き、やみつきになるでしょう。
自分を縛り付けていた鎖が消えて、自由な生き方ができるようになります。
結果として、騙されない生き方につながっていくのです。