執筆者:水口貴博

騙されないで生きていくための30の方法

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旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。

旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。 | 騙されないで生きていくための30の方法

旧友から久しぶりに電話がかかってくることがあります。

「お久しぶりです。学生時代に一緒だった○○です。覚えていますか」

久しぶりに旧友から電話がかかってくると嬉しいものです。

自分のことを覚えていてくれたとわかり嬉しくなりますね。

相手が異性であれば、なおさらです。

どきっとして、恋愛に発展することを期待してしまう自分がいます。

久しぶりに会って、懐かしい思い出話に花を咲かせます。

タイムスリップをしたかのように、昔を思い出しながら、しばらく楽しい時間を過ごします。

ところが、しばらく話しているうちに雲行きが怪しくなります。

話が盛り上がったところで「ところで……」と別の話を切り出されます。

突然商品の売り込み営業が始まったり、お金を貸してほしいと頼まれたりするのです。

このときの落胆たるや、言葉では言い表せません。

久しぶりに連絡をしてきた、本当の目的がわかります。

「このために久しぶりに連絡してきたのか」とわかり、もやもやした気持ちになってしまう。

こういう経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

とにかく相手の話に乗らないこと

ここで大切なのは、相手の話に乗らないことです。

盛り上がった話の勢いもあるでしょう。

久しぶりに連絡をしてきてくれた感謝の気持ちもあるでしょう。

相手が旧友ということもあって「ノー」と言いにくい雰囲気があるでしょう。

だからといって安易な気持ちはいけません。

「お付き合いだから、少しくらいよいのではないか」

「せっかく連絡をしてくれたのだから、何とか力になってあげたい」

情にほだされたり雰囲気に流されそうになったりしますが、気持ちを強く持って断ってください。

必要ないものを購入したところで、不要なものは不要です。

「たまたま必要だった」というケースもあるでしょう。

たとえそうだとしても、その場で購入を決めないことです。

必ず頭を冷やす時間を作って、慎重に検討したうえで決めるようにしてください。

「お金を貸してくれ」という話も、きちんと断るのが一番

「お金を貸してくれ」という話も要注意です。

お金を貸したところで戻ってこないと考えることです。

そもそも本当の友人なら「お金を貸してくれ」とお願いしてきません。

万一お金を返せないとき、友人まで失うことになるので、本当の友人にはお願いしてきません。

もし相手から借金のお願いをされたら「あなたは友人ではありません」と言っていることになります。

いくら話が盛り上がっていてもきっぱり断る勇気を持ってください。

「お金を貸してくれ」という話は、きちんと断るのが一番です。

同情は不要

困っている相手を見て、心を動かされそうになるかもしれませんが、踏ん張りどころです。

余計な同情です。

相手が旧友だろうと異性であろうと、怪しい話に乗らないことが大切です。

情に訴えかけてきても、しっかり振り切りましょう。

旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたら、すべて断るのが正解です。

騙されないで生きていくための方法(17)
  • 旧友から久しぶりに連絡があっても、お金が絡む話が出てきたら、情に流されずきっぱり断る。
不安をあおって売り込んでくる手法は、詐欺師の定番パターン。

騙されないで生きていくための30の方法

  1. 騙されないための一番の基本。
    「おいしい話はない」と心得る。
  2. 「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。
  3. 営業・セールス・勧誘は、まず疑いから入るのが得策。
  4. 「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。
  5. 損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。
  6. 見栄っ張りは、騙されやすい。
  7. 騙されないためには「冷静」が不可欠。
    感情的になっているときは、重要な決断をしない。
  8. 「一発当ててやろう」と考えている人は、騙されやすくなる。
  9. 欲深い人は騙されやすい。
    お金に対する執着心は、金銭トラブルのもとになる。
  10. 「自分だけ得をしたい」と考えていないか。
    自己利益優先の人は、かえって騙されやすい。
  11. 契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。
  12. 「ここだけの話」をする人は信用できない。
  13. 「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法。
  14. 「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師。
  15. 自分が弱っているときは、高額の買い物をしない。
  16. 相手の不審な笑みを見逃すな。
    不審な笑みは、悪いことをたくらんでいる証拠。
  17. 旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。
  18. 不安をあおって売り込んでくる手法は、詐欺師の定番パターン。
  19. メリットだけ強調する商品には、何か裏がある。
  20. 偽物を見抜く目を養うには、普段から本物に触れておくことが役立つ。
  21. 営業トークをうのみにしない。
    小さなことでも自分で調べる癖をつけよう。
  22. セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。
  23. 限定に釣られない強さを身につける。
    大切なのは、欲しいかどうかより必要かどうか。
  24. 情報弱者は、詐欺師のカモになりやすい。
  25. 世の中に完全な元本保証はない。
  26. 大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつける。
  27. どれだけ人の意見を聞いてもいい。
    ただし、最後は自分で決めること。
  28. 「お安くなります」という勧誘は、裏があると思っていい。
  29. 最新の詐欺情報には目を光らせておく。
  30. 万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

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