あるとき、あなたのところに「うまい話」がやってきた。
「いいお話があります」
「必ず儲かる話があります」
営業トークをうのみにしないことです。
販売員は、販売を促すことが仕事です。
販売員は、響きのいい営業トークを言ってくるでしょう。
騙されない生き方をするなら、スピリチュアルには注意してください。
「前世」
「霊感」
「楽して儲けたい」
そんな考え方があるなら改めたほうがいいでしょう。
騙されやすい人によく見られる考え方です。
詐欺師や悪徳業者には「せかす」という特徴があります。
タイムリミットを強調して急がせようとします。
「今すぐ購入しましょう!」
広告チラシやパンフレットには、詳しい説明が書かれています。
大きな文字ばかり見ていませんか。
大きな文字は目立つので、最初に注意が向くでしょう。
あなたは善人願望がどのくらいありますか。
「いい人に見られたい気持ち」
「心がきれいな人だと思われたい」
私たちは、大きな決断に迫られることがあります。
大きな買い物、大きな契約、大きな取引です。
大きな決断をするとき、心がけたいことがあります。
高額商品では、一括払いが厳しい人のために、分割払いが用意されています。
一括払いが厳しくても、分割払いであれば、可能になることがあるでしょう。
この「分割」というのが厄介です。
素直なのは良いことです。
純粋な心には混じりけがなく、好感が持てます。
まっすぐな性格が感じられると相手からも好印象でしょう。
あなたは普段、人前で見栄を張りやすいタイプですか。
虚勢を張ることはありませんか。
自分を立派に見せたり大きく見せたりする傾向はありませんか。
騙されない生き方をするためには、外見と雰囲気に注意してください。
たしかに外見と雰囲気は、相手の信用を図るポイントの1つです。
びしっとしたスーツを着ていると、知的で誠実な印象を受けるでしょう。
あなたは人との関わりが多いほうですか、少ないほうですか。
人との関わりが少ないなら黄色信号です。
騙されやすい傾向があるため要注意です。
販売員は、良い点をアピールしてくるでしょう。
製品やサービスの優れた特徴や付加価値を熱心にアピールしてくるはずです。
・品質が高いこと
情に弱いとは何か。
一言で言えば「感情に影響されやすい」ということです。
あなたは情に弱いほうですか。
騙されない生き方をするなら、人のお金で生活しないことです。
人のお金で生活していては、なかなか自立心が養われません。
「人のお金だよね」という甘えが生じて油断します。
人から忠告されることがあります。
「やめたほうがいいよ」
「本当に必要なのか、もう一度よく考えて」
騙されない生き方には、欠かせない要素があります。
それは「社会経験」です。
どれだけ社会経験を積んでいるかは、どれだけ詐欺に強くいられるかです。
人間は元来、面倒くさがり屋です。
無駄や回り道を好む人もいますが、大半の人は、効率や近道を好むことが多いでしょう。
面倒なことは心理的な抵抗があってできるだけ避けたいと思います。
騙されやすい人には、良き相談相手がいません。
相談できる人がいないため、自分だけで判断や決断をしてしまいます。
もちろん自分の頭を頼るのは大切ですが、単独で考えていると思わぬ危険もはらんでいます。
私たちは時折、心身にネガティブな感覚を覚えることがあります。
・冷や汗をかく
・吐き気を催す
騙されない生き方をするなら、磨いておきたい意識があります。
それは「美意識」です。
美意識と騙されない生き方は無関係に思うかもしれませんが誤解です。
自分でできないことは、できる人に頼るのがいちばん。
難しいことは、専門家に任せることがあるでしょう。
自分一人の能力にも限界があります。
「誰かに守ってもらう」という思考には注意してください。
騙されない生き方をするためには、依存から脱却して、自立心を養うことが重要です。
「親や家族に守ってもらう」
世の中には「不審なもの」が存在しています。
・悪い噂のある人
・怪しげなバーやクラブ
情報弱者は、詐欺師に狙われやすい傾向があります。
情報弱者とは、情報を得る手段が限られて、情報の価値や真偽の判断に慣れていない人のことをいいます。
年配者は、詐欺師のターゲットにされやすいことも、情報に弱いことと関係があります。
騙された人をばかにしないことです。
簡単な詐欺に引っかかった被害者を見かけることがあるでしょう。
わかりやすい手口であり、誰でも見抜けるような詐欺話があるもの。
聖書の中に次の一節があります。
「高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ」
目に見えるトラブルが起こる前には、目に見えない心の在り方が関わっているという意味です。
「大金持ちになりたい」
「とにかく少しでもお金が欲しい」
「宝くじに当たって、優雅な生活を実現したい」
損をすれば、悔しい気持ちが湧いてくるもの。
そんなとき、思うことがあります。
「損を取り返したい」という気持ちです。
あるとき、あなたのところに「うまい話」がやってきた。
「いいお話があります」
「必ず儲かる話があります」
「絶対損をしない投資があります」
素晴らしいチャンスに恵まれた感覚を覚え「ラッキー」と喜ぶ人もいるでしょう。
「ついに大金持ちになるチャンスがやってきた」とガッツポーズをしたくなるかもしれません。
しかし、うまい話に飛びつくようではいけません。
まもなく詐欺師のカモになってしまうでしょう。
世の中にうまい話はないからです。
世の中にうまい話はありません。
あったとしても、普通は人に言いません。
人に話すと、チャンスを奪われたり利益が分散したりするため、黙っておこうとします。
うまい話を人に話す時点で明らかに不自然です。
「詐欺の話です」と言っているようなもの。
詐欺である可能性が高いと考えていいでしょう。
喜ぶのではなく、警戒しなければいけません。
したがって、うまい話に対するアクションは1つのみです。
飛びつくのではありません。
逃げるのです。
うまい話をされたら、その場から立ち去りましょう。
「これは詐欺に違いない。間違いない。危ないから逃げよう」でいいのです。
興味がないふりでも急用を思い出したふりでもいいので、何か適当な言い訳をして逃げましょう。
詐欺話という確証がなくても、詐欺の可能性が高いものは潔く排除しておくのが賢明です。
うまい話から逃げれば騙されることはありません。
「世の中にうまい話がないのはよくわかっているが、今回だけは本物に違いない」
信じたい気持ちに駆られるでしょう。
自分に都合のいい話は、信じたい心理が働くもの。
それでもやはり逃げるのが賢明です。
うまい話は、自分に都合よく解釈を曲げる傾向があります。
いくらうまい話であろうと、大きなリスクをはらんでいます。
飛びつくのではなく、逃げるのが正解です。
さて、うまい話から逃げ切ることができたとします。
一件落着と言いたいところですが、もう1つ懸念点があります
「うまい話を持ちかけられたことにも悲観すべき」という点です。
うまい話を持ちかけられたなら、相手から「こいつはうまく騙せそうだ」と思われたことになります。
これはゆゆしき事態です。
詐欺師から「あなたは間抜けそうですね。簡単に騙せそうですね」となめられたことになります。
大変不名誉な認定です。
あなたから騙せそうな雰囲気が出ている可能性があります。
鏡を見て、自分のどこに問題があるのか確認してみてください。
服装・表情・話し方など、どこかに「緩み」が感じられる何かがあるはずです。
そこを改善する余地はあるでしょう。
自己改善の領域になりますが、頭の片隅に置いておく分には損はないでしょう。
詐欺をしっかり防ぐのは当然ですが、そもそも詐欺話を持ちかけられない状態を目指したいところです。
営業トークをうのみにしないことです。
販売員は、販売を促すことが仕事です。
販売員は、響きのいい営業トークを言ってくるでしょう。
「お客さまはスリムなので、こちらがよく似合うと思います」
「今のままでも十分すてきですが、こちらを身につければ、もっと華やかな印象になりますよ」
「おきれいな肌をされているので今のままでも十分ですが、こちらを使えば潤いも加わりますよ」
さりげなく褒めてきて、おだててきます。
あるいは、商品の魅力をアピールしてくることも少なくありません。
「さすがお目が高いですね」
「こちらは今、人気の商品です」
「多くのお客さまから喜びの声をいただいています」
「お客さまの8割がリピーターになっています」
購買意欲を引き出す言葉を浴びせてくるでしょう。
こうした言葉をうのみにしないことです。
完全に営業トークです。
そのまま信じて受け止めてしまうと気持ちが舞い上がってしまい、冷静な判断ができなくなります。
営業トークに踊らされると、余計な買い物をしてしまいます。
後で冷静に戻ったとき「買わなくて良かった」と気づいて、悔やむことになるでしょう。
相手が悪徳業者であれば大変です。
詐欺師や悪徳業者ほど、営業トークが巧みです。
人間心理を突いた話し方をしてきて、感情を揺さぶってきます。
営業トークをうのみにしていると、まんまと相手の思うつぼにはまります。
知らず知らずのうちにそそのかされ、大金を騙し取られることになるでしょう。
営業トーク自体は合法ですが、だからといってうのみにしないことです。
販売員の言葉は「営業トークが前提」と考えることです。
営業トークは、嘘や誇張が目立ちます。
疑うことなく話をそのまま信じていると、相手に主導権を握られて操られます。
心が躍るような言葉を言われても、舞い上がらないことです。
あなたを褒めたり認めたりして、嬉しい言葉を言われるかもしれませんが、あくまで営業トークと思い、冷静を保ちましょう。
嬉しい言葉や魅力的な言葉であなたの心をつかもうとしますが、あくまで営業トークと思い、冷静を保ちましょう。
営業トークに対する大切な考え方があります。
うのみにするのではなく、話半分で聞きましょう。
嘘や誇張が混じっている前提で聞くことです。
「はいはい、定番の営業トークですね」
「話の半分は、嘘だろう、誇張だろう」
「単なるお世辞ですよね。社交辞令ですよね」
少し冷たいようですが、これでいいのです。
冷めた見方をするほうが、頭が冷えるので冷静な思考でいられます。
舞い上がることなく、落ち着いて接することができます。
一時的な感情に惑わされず、理性的に考えましょう。
騙されない生き方をするためには、営業トークは話半分で聞くくらいでちょうどいいのです。
騙されない生き方をするなら、スピリチュアルには注意してください。
「前世」
「霊感」
「守護神」
「あの世」
「オーラ」
「パワースポット」
これらの言葉に興味があるならイエローカードです。
もちろんスピリチュアルが悪いわけではありません。
スピリチュアルそのものには害も痛みもありません。
スピリチュアルを信じることで、励まされたりパワーをもらったりすることもあるでしょう。
自信につながったり行動するきっかけになったりすることもあるはずです。
スピリチュアルのおかげで勇気をもらえ、人生が前向きに変わった人がいるのも事実です。
しかし、ポジティブな前例があるとはいえ、スピリチュアルの過信には注意してください。
少なくとも「100%信じる」という状態になれば、イエローカードです。
スピリチュアルには、科学的な根拠が不十分だからです。
スピリチュアルは、非科学的なことに重点が置かれています。
スピリチュアルを過信していると、正しい現実が見えなくなります。
視野や思考の幅が狭くなって普通や常識がわからなくなり、誤った判断をしてしまいます。
そのことで、日常に支障を来すことも少なくありません。
スピリチュアルを過信すると、いんちき占い師や悪徳霊能者に騙されやすくなります。
スピリチュアルを悪用する人は、相手を不安にさせる言葉で揺さぶりをかけてきます。
「あなたは悪い霊に取りつかれています。このままでは大変なことになります」
「あなたの前世が罪を犯しています。罪を清める必要があります」
「あなたから漆黒のオーラが出ています。今すぐ取り除かなければいけません」
普通に聞けば誰でも嘘だとわかる話を、疑うことなく信じてしまいます。
ところが、スピリチュアルを過信していると、そうしたたわ言を本当の話として受け取ってしまいます。
不安と心配が心に広がって落ち着かなくなり、そのストレスを解消させたい欲求に駆られます。
相手の言葉を信じて、勧められるがままに購入や契約をしてしまいます。
「悪霊から守るネックレス」「罪を清めるブレスレット」をほいほい信じてしまい、無価値な高額商品を買わされることになる。
そうして気づけば詐欺被害者になっているというオチです。
笑ってしまう話ですが、スピリチュアルを過信していると、誰にでも起こりうることです。
「あの世」「前世」「オーラ」といったスピリチュアルなキーワードが登場したら警戒してください。
騙されない生き方をするなら「科学的根拠」を重視しましょう。
その根拠を確認する癖をつけましょう。
「なぜ断言できるのだろう」
「その言葉は本当だろうか」
「その根拠はどこにあるのだろう」
きちんと科学的根拠を確認するようにしましょう。
相手に質問してみたり自分で調べて確認したりすることが必要です。
「○○に効果のある商品があります」と営業トークがあれば、なぜ効果があるのか、科学的根拠という視点で確認してください。
相手が「とにかく信じてください」と言いくるめてくるようなら、詐欺師と考えて間違いありません。
科学的根拠を重視すれば、スピリチュアルに惑わされることがなくなります。
科学的根拠にも注意点があります。
科学的根拠が大切とはいえ、スピリチュアルと同じく、過信しないことです。
科学的根拠を信じる人は「科学的根拠さえあればあっさり信じてしまう」というデメリットが生じます。
これはこれで危険です。
視野が狭くなり、融通の利かない思考になります。
また科学的根拠があっても、あとから間違いが発覚するケースもゼロではありません。
プトレマイオスの天動説は、17世紀に至るまで正しいと信じられていましたが、後にコペルニクスの地動説のほうが正しいとわかりました。
ロボトミー手術は当初、精神障害の治療として画期的であり、ノーベル賞も受賞していますが、後に致命的な欠陥が見つかりました。
凶暴性だけでなく人間性も奪うことがわかり、現在は禁止されています。
こうした誤った前例があることから、科学的根拠も「過信」には注意が必要です。
科学的な根拠は「過信」ではなく、あくまで「重視」です。
科学的な根拠にもデメリットはあるものの、少なくともむやみに非科学的なことを信じるよりは賢明です。
「悪霊から守るネックレス」「罪を清めるブレスレット」が登場しても「はい、詐欺ですね」と一発で見抜けます。
科学的根拠を意識すれば、騙されないのです。
「楽して儲けたい」
そんな考え方があるなら改めたほうがいいでしょう。
騙されやすい人によく見られる考え方です。
たしかに楽して儲けられれば最高でしょう。
遊んでいるだけで稼げる話があるなら「自分もやりたい」と思うでしょう。
寝ているだけでお金を稼げるなら誰でも喜んで飛びつくでしょう。
まさに夢のような話。
しかし、楽して儲ける話は、夢物語だけにしておくのが賢明です。
本気で信じないことです。
楽して儲けたい考え方があると、仕事観に緩みが生まれます。
世の中を甘く見るようになり、詐欺に引っかかりやすくなります。
詐欺師がターゲットにするのは「楽して儲けたがる貧乏人」です。
これは昔からの定番です。
楽して儲けたがる貧乏人は、知性が乏しく余裕もないので騙しやすい。
楽して儲けたがる貧乏人であればあるほど、努力を否定します。
努力を否定するので、一発逆転を狙いたがる傾向があります。
「週末だけで稼げます」
「誰でも簡単に稼げます」
「寝ているだけで稼げます」
「空いた時間で簡単に稼げます」
こうした怪しいうたい文句を真に受けます。
「なんて素晴らしいのだろう。一発逆転ができるチャンスが巡ってきた」と喜び、ほいほい近づいてしまいます。
これこそ詐欺師の罠です。
詐欺師が仕掛けた罠に引っかかり、まんまと大金を騙し取られます。
楽して儲かる話があるなら誰も苦労しません。
お金を稼ぐために大切なのは「地道な努力」です。
スキルを習得するにも伸ばすにも、地道な努力が必要です。
経験を積むにも結果を出すにも、地道な努力が必要です。
名を売るにも実績を積み重ねるにも、地道な努力が必要です。
お金を稼ぐには、地道な努力が伴います。
ブルーカラーの仕事であろうとホワイトカラーの仕事であろうと、地道な努力が必要であるのは共通です。
汗を流したり頭を働かせたりなど、職業によって努力の形は異なりますが、努力を必要とする点は同じです。
地道な努力を積み重ね続けた結果、あるときブレイクして、お金に恵まれます。
お金を稼ぐには地道な努力が必要とわかっていれば、怪しい話をすぐ見抜けます。
楽して儲かる話があれば「うさんくさい」と感じます。
「寝ているだけで大金持ちになれます」といった話があろうものなら、一瞬で詐欺と見抜けるでしょう。
努力を否定ではなく肯定することです。
努力を肯定することは、仕事に対する美徳です。
稼ぐには地道な努力が必要とわかっていれば「健全な仕事観」が身につきます。
健全な仕事観は詐欺を見抜く力になります。
仕事に対する正しい考え方があれば、自然と詐欺を見抜く目が養われ、鋭い勘が働くようになります。
稼ぐには地道な努力が必要とわかっていれば、騙されることはありません。
詐欺師や悪徳業者には「せかす」という特徴があります。
タイムリミットを強調して急がせようとします。
「今すぐ購入しましょう!」
「このキャンペーンは、今日までです」
「今ご契約していただければ、10%お安くいたします!」
限定性や希少性を強調しながら、少しでも早く購入をさせようとします。
残り時間が少ないことを強調して、ぐいぐいタイムプレッシャーをかけてきます。
「一刻も早く」「今ここで決めましょう」と言わんばかりの勢いです。
もちろん購入や成約を促すのは商売の常套手段ですが、詐欺師や悪徳業者の場合は顕著です。
必要以上にせかして、焦りを助長させてきます。
購入や契約をせかすのは、詐欺師が行うアプローチの定番です。
せかされた結果、焦って購入や契約をすると、ろくなことになりません。
焦って購入すると、感情に任せた買い方になります。
焦っているときは、丁寧な吟味ができません。
口コミや評判を確認する暇がなくなります。
リスクや制限の確認がおろそかになります。
重大なデメリットを見落としてしまうかもしれません。
視野が狭くなって浅い考えしかできなくなります。
興奮状態になっていると、金銭感覚まで狂ってくるもの。
後になって「しまった。騙された」と気づいたときは手遅れです。
やすやす詐欺師の罠に引っかかり、とんでもない金額を騙し取られているのです。
「今だけです」とせかされても、焦らないことです。
「今ならお安くします」と甘い言葉をささやかれても無視しましょう。
わずかなプラスを得るために、大きなマイナスを被る可能性があります。
いくら安くなったところで、必要ないものを買っても仕方ありません。
安易な衝動買いは、ただの無駄遣いです。
大切なのは、吟味する時間をつくることです。
少なくとも一晩は置いて考えたい。
金額が大きくなればなるほど、慎重に考える時間を設けてください。
興奮しているなら、なおさら冷静を取り戻す時間が必要です。
メリットだけでなくデメリットにも注意を向けて、冷静に比較しましょう。
インターネットで口コミや評判を確認して、怪しい業者でないかチェックしましょう。
そのときは必要に思えても、じっくり吟味すれば「やっぱり必要ない」と考え直すこともあるでしょう。
生計を一にしているなら、パートナーと相談する時間も必要でしょう。
たとえ別々の財布でも、信頼関係という意味で、パートナーと相談する時間をつくっておくと安心です。
吟味する時間は、ないよりあったほうがいいものです。
限定性や希少性に踊らされないでください。
限定性や希少性も大切ですが、それ以上に大切なのは騙されないことです。
焦っているときに事故が起きやすいのは、車の運転だけでなく、日頃の買い物でも同じです。
巧みな詐欺でも、吟味する時間があれば見抜けるでしょう。
焦っているときの判断より、落ち着いているときの判断のほうが正しいのです。
広告チラシやパンフレットには、詳しい説明が書かれています。
大きな文字ばかり見ていませんか。
大きな文字は目立つので、最初に注意が向くでしょう。
「今だけ半額」
「期間限定サービス」
「キャンペーン実施中」
「数量限定」
「手に入るのは当店だけ」
一般的に大きな文字は、メリットやお得情報など、消費者の購買意欲を促すものが書かれています。
しかもイラスト付きだったり色づけされていたりなど、見栄えが良くなるような装飾が施されています。
もちろん大きな文字を見るのはいいですが、大きな文字しか見ていないのは良くありません。
大きな文字だけ見ていると、小さな字を見落とすことになるからです。
正しい買い物をするためには、不都合な情報にも目を向けなければいけません。
売り手にとって不都合な情報は「小さな文字」で書かれているのが一般的です。
制限事項や厳しい条件です。
わかりにくいよう欄外や裏面に書かれていることも少なくありません。
「不都合なので気づいてくれなければいいな」という意図が感じられます。
売り手を騙すつもりはないのかもしれませんが、少なくとも親切な表記ではありません。
小さな文字を見ていないと、重要なデメリットを見落としてしまいます。
購入後にクレームを入れても「ほら、ここに書いてあるじゃないですか」と言い換えされるでしょう。
書かれている以上は反論できません。
大きな文字を見ることも大切ですが、小さな文字にも目を向けてください。
むしろ小さな文字のほうを重点的に見るくらいがいいでしょう。
小さな文字は、消費者が注意すべき点が書かれています。
違約金の発生やペナルティーなどです。
そういう説明部分こそ、しっかり見ることです。
字が小さければ小さいほど、注意深く確認しましょう。
虫メガネを使わないと見えないような小さな文字なら、なおさら注意深く確認しておくことです。
よほど気づかれたくない不都合が書かれている可能性があります。
きちんと小さな文字に注意を向けていれば「知らなかった」という事態を防げます。
あなたは善人願望がどのくらいありますか。
「いい人に見られたい気持ち」
「心がきれいな人だと思われたい」
「好印象を与えたい」
もちろん善人願望を持つことは悪いことではありません。
「いい人だと思われたい」「周りから好印象を持たれたい」という気持ちは誰にでもあるもの。
周りから「いいね」と言われると、自分が認められたような気持ちになるもの。
少しでも好印象を持たれ、周りからの人気を集めたいと思うでしょう。
だからといって、善人願望にこだわるのは良くありません。
善人願望が強すぎると、思わぬ弊害が生まれます。
善人になることが目的になり、本来の自分を曲げることが多くなります。
「善人」ではなく「善人を演じる人」になってしまうのです。
善人願望の強い人は、悪印象に対する恐怖心があります。
「いい人だと思われたい」
「嫌な人だと思われたくない」
「自分の印象を傷つけたくない」
「少しでもいい人と思われたい」
善人願望が強くなるほど、悪印象に対する恐怖心が高まります。
悪印象に対する恐怖心が肥大化すると、毅然とした態度を取れなくなります。
断りたくても、悪印象になることを恐れて「ノー」と言えなくなり、相手の要求を受け入れてしまいます。
悪印象になることを恐れてしまい、八方美人になってしまいます。
自分を表現したり貫いたりする力が弱くなり、本来の自分を見失うでしょう。
人目を気にするようになって落ち着かず、流されやすくなります。
詐欺師は善人願望につけ込んできます。
相手の思うがままに話に乗せられ、気づけば、大金を騙し取られることになっているのです
騙されない生き方をするためには、善人願望は邪魔です。
善人願望があるなら、さっさと捨てることです。
「いい人と思われなくていい」
「嫌な人と思われてもかまわない」
「性格が悪いと思われてもかまわない」
いい人ぶるのをやめ、悪印象になる覚悟を決めましょう。
善人願望を捨てて悪印象を受け入れれば、強い心が生まれます。
嫌なことは「嫌だ」と言えるようになります。
断りたいことがあれば、びしっと断れます。
相手からの印象を気にせずに、毅然とした態度を取れます。
きちんと自分の意思を表に出せるようになるため、相手に流されることはありません。
言いたいことをはっきり言えるようになるので、しっかり自分を表現できます。
いったん善人願望を捨ててしまえば、あまりの快適さに驚き、やみつきになるでしょう。
自分を縛り付けていた鎖が消えて、自由な生き方ができるようになります。
結果として、騙されない生き方につながっていくのです。
私たちは、大きな決断に迫られることがあります。
大きな買い物、大きな契約、大きな取引です。
大きな決断をするとき、心がけたいことがあります。
なるべく午後は避け、午前にしましょう。
午後は、ミスや間違いが増える傾向があるからです。
あなたの過去を振り返ってみてください。
買い物や契約で「失敗したな」と思う場面は、午後が多かったのではないでしょうか。
一般的に午後は、疲れやストレスがたまっている時間帯です。
疲労が蓄積しているときは思考状態が悪い。
頭の中に霧がかかったような状態になり、ぼうっとします。
頭の回転が悪くなり、集中力が低下します。
さらに注意力や判断力も低下して、冷静な決断を妨げます。
誇張をそのまま信じてしまったり、嘘を嘘と見抜けなかったりします。
一般的に大きな決断は、頭を使います。
本質を見抜いたり、徹底的に比較をしたり、長期的に考える必要があったりです。
だからこそ、午後は要注意です。
頭を使おうにも、ぼうっとしているときには、冷静な思考ができません。
ちょっとしたことで舞い上がってしまい、冷静な思考を妨げます。
疲れやストレスがたまっていると、感情のぶれも大きくなります。
感情が高ぶると、認識にゆがみが生じます。
普通より魅力的に映ったり、嘘が本当に思えたりしてくるでしょう。
特に注意したいのは、夕方以降です。
夕方以降は、仕事の疲れやストレスがピークに達している時間帯でしょう。
体力的にも精神的にも余裕がなく、ぎりぎりの状態が多いはずです。
余裕がないときに大きな決断をするのは大変危険です。
意識や思考がぼんやりしているときは、冷静に物事を判断できません。
普段ならすぐ判断できることも、異様に時間がかかります。
常識感覚が薄れ、普通がわからなくなります。
感情が暴走して、欲を抑えきれなくなり、油断が生まれます。
怪しい話が普通に聞こえたり、普通のことが魅力に映ったりするでしょう。
不利な条件が重なった結果、誤った決断を下してしまいます。
後日「しまった!」と悔やむことになるのです。
大きな決断をするときは、なるべく午前中の朝をおすすめします。
午前中であれば、疲れやストレスがたまっていません。
意識が明瞭で思考がクリアな時間帯です。
頭の回転もスムーズで、集中力・注意力・判断力もよく働きます。
冷静な思考状態で物事を考えることができます。
午前であれば、正しい判断をしやすくなります。
心身に余裕があってこそ、正しい決断ができます。
厳密に言えば、朝食をとってから90分後が最適です。
朝食から取ったブドウ糖が脳に行き渡り、思考力のパフォーマンスが最高潮に達しています。
大きなお金や責任が絡むことは、なおさら午前にすべきです。
疲れがなく思考がクリアな状態だからこそ、意識が研ぎ澄まされます。
きちんと違和感に気づけ、真偽を判断できます。
「これはおかしい」
「なんだか違和感がある」
午前は、勘が働きやすい時間帯です。
違和感に気づけたり鋭い直感が働いたりします。
大きな決断は、なるべく午前にしましょう。
大きな金銭や責任が絡むことは、ちょっとしたミスが命取りです。
午後に大きな決断をするのは、なるべく避けておくのが賢明です。
大きな決断であればあるほど、午前に調整しましょう。
スケジュール調整が難しいときもありますが、頭の片隅に入れておいて損はないはずです。
できるだけ心がけておくのが賢明です。
迷ったら午前です。
午前に下した決断は、おおむね正しいのです。
高額商品では、一括払いが厳しい人のために、分割払いが用意されています。
一括払いが厳しくても、分割払いであれば、可能になることがあるでしょう。
この「分割」というのが厄介です。
金銭感覚を狂わせてしまうポイントの1つです。
たとえば、欲しいものがあって、それが「18万円」だとします。
18万円だけ見ると高額なので、購入をためらう人が多いでしょう。
そこで販売員は、分割払いを勧める言い方をしてくるでしょう。
「分割払いもできます。12回払いなら月々15,000円です」
18万円の商品も、月に15,000円ならなんとかなりそうに思えるでしょう。
「厳しいようでしたら24回払いもできます。月々7,500円です」
18万円の商品も、月に7,500円と聞けば「おこづかい程度だね」と感じるでしょう。
「まだ厳しいようでしたら、36回払いもできます。月々たった5,000円です」
18万円の商品も、月に5,000円と聞けば「楽勝だね」と感じるに違いありません。
分割払いにすれば安くなったように感じますが、ここが数字のトリックです。
注目すべきは「月々の支払額」ではありません。
金利手数料を含めた「支払総額」です。
分割金額ばかり見ないことです。
分割金額だけ見ていると、認識に狂いが生じて、数字のトリックに騙されることになるでしょう。
大きな買い物にもかかわらず、小さな買い物のように感じてきます。
金利手数料は、分割回数に応じて大きくなるのが一般的です。
分割回数を増やせば、それだけ月々の金額は小さくなりますが、支払総額は増えます。
分割金額を見ると安くなったように見えますが、実際は安くなっていません。
むしろ金利手数料が含まれる分だけ高くなっています。
月々の支払額を見ると小さな買い物に思えますが、支払総額を見れば目が覚めるでしょう。
18万円の商品も、金利手数料を含めると、20万円を越える可能性が出てきます。
分割金額を見て「安いね」と思うことも、支払総額で見れば「なんて高いのだろう」と驚くに違いありません。
いかに高い買い物をしようとしているのか、実感が湧いてくるはずです。
大切なのは、分割金額ではなく、支払総額です。
支払総額こそ現実の数字です。
支払総額に注目すれば、夢から目が覚め、現実が見えてきます。
お金の重みがずっしり感じ、お金の痛みがきりきり感じられるでしょう。
本当の経済的負担がわかれば「安い」「高い」という価値判断ができるようになります。
慎重に判断した結果「やっぱり今回は見送ろう」という判断もできるでしょう。
賢明でありたいなら、分割金額より支払総額を見てください。
高額の買い物であればあるほど、分割金額より支払総額を見るべきです。
支払総額を見れば騙されないのです。
素直なのは良いことです。
純粋な心には混じりけがなく、好感が持てます。
まっすぐな性格が感じられると相手からも好印象でしょう。
人に逆らうこともなく従順な態度であれば、人間関係もスムーズになるでしょう。
素直であれば、どんどん人の話を吸収していくので成長も早くなります。
素直は、幸福の近道であるのは間違いありません。
しかし、素直になるのはいいですが、素直すぎるのは良くありません。
「素直すぎる=疑うことを知らない」という状態になります。
素直すぎると何でも受け入れる状態になります。
無防備になってしまい、騙されやすくなるのです。
素直すぎると、逆らうことなく、何でも相手の要求を受け入れてしまいます。
何でもかんでも「いいですね」「素晴らしいですね」「はい、わかりました」となります。
前向きな返事はいいですが、疑うことなく、何でも相手の話をうのみにしてしまいます。
これは良くありません。
もはや思考停止と同じです。
素直すぎると、従順ではなく服従になります。
相手が善良な人ならいいですが、そうでない人なら大変です。
素直すぎる人は、詐欺師にとって絶好のカモです。
本来疑うべきことを疑わなくなります。
怪しい話を持ちかけられても、疑うことも逆らうこともなく、要求を受け入れてしまいます。
必要ない商品を買わされたり、怪しい会に入会させられたりするでしょう。
気づけば、大金を騙し取られているのです。
子どもが素直すぎるのはまだかわいいですが、大人が素直すぎるのは大変危険です。
悪い人に騙されるのは、時間の問題です。
素直になるのはいいことです。
ただし、100%、ピュアな素直になるのではありません。
素直な中にも「警戒心」を持ちましょう。
表向きは、従順で穏やかに振る舞いつつも、心の中では一定の警戒心を持つようにします。
「一応、用心しておこう」
素直の中にも警戒心を持てば、気持ちもしゃきっと引き締まります。
「念のため評判を確認しておこう」「一応親に相談しておこう」「もう一度契約書を確認しておこう」となるでしょう。
危険が迫ってきたときは、きちんと心のアラームが鳴ります。
少なくとも服従状態になることはありません。
心の中で「素直」と「警戒心」を同居させてください。
そうすれば気が緩むことはありません。
警戒心があるからこそ、トラブルを回避できます。
あなたは普段、人前で見栄を張りやすいタイプですか。
虚勢を張ることはありませんか。
自分を立派に見せたり大きく見せたりする傾向はありませんか。
もし「イエス」であれば、騙されやすい傾向があるため注意してください。
もちろん誰でも自分をよく見せたい気持ちはあるもの。
相手から信頼を得たり、自分のイメージをつくり上げたりするうえで欠かせないことです。
自分をよく見せたい気持ちがあることは誰にでもあることであり、悪いことではありません。
自分を客観視して、セルフイメージに注意を向けることは、ビジネスでもプライベートでも必要なことです。
しかし、限度を超えて「見栄っ張り」というレベルに達しているなら要注意です。
いつの時代も「見栄っ張りは騙されやすい」と相場が決まっています。
こうした点は、見栄っ張りの特徴です。
見栄っ張りは、詐欺師にとって格好のターゲットです。
詐欺師は、見栄っ張りの虚栄心をくすぐるアプローチをしてきます。
「きっと○○様ならご存じだと思いますが」
「○○に慣れていらっしゃるようなので、こちらのコースでよろしいでしょうか」
「さすがですね。○○様はランクが高いので、少しお高いですがこちらが最適かと存じます」
見栄を張っていると「ノー」と言いにくくなってしまいます。
「できます」「大丈夫です」「簡単です」と虚勢を張ってしまいます。
自分を立派に見せようとすると、途中で引こうにも引けなくなります。
予算のことが後回しになり、時には借金をしてしまいます。
どんどん話に乗せられていき、気づけば相手の術中にはまっているのです。
見栄を張っていると、あとから過ちに気づいても、素直に認めたくない心理が働きます。
「私が間違っていました」の一言が言えません。
自分のプライドが傷つくので、素直に自分の過ちを認めようとしません。
人に相談したり助けを求めたりするのが遅くなります。
対処が後手に回って、どんどん詐欺被害が拡大してしまうのです。
騙されない生き方をするなら、謙虚になることをおすすめします。
自分を着飾ろうとせず、自然体のままでいるようにしましょう。
謙虚になれば、自分を大きく見せたり立派に見せたりする必要がなくなります。
これは大変楽なことです。
腰を低くしておけば、詐欺師から虚栄心をくすぐるアプローチがあっても、すんなりかわせます。
「きっと○○様ならご存じだと思いますが」と言われても「すみません。わからないので一から教えてください」と言えます。
「○○に慣れていらっしゃるようなので」と言われても「いえいえ、まったく慣れていません」と言えます。
「○○様はランクが高いので」と言われても「私には不釣り合いなので、普通ランクでお願いします」と言えます。
大切なことは「相手の話に乗せられない」ということです。
謙虚になれば、言い返したり断ったりすることが簡単にできます。
また、謙虚になれば、周りからの言葉にも耳を傾けることができます。
人からの意見や忠告を参考として受け入れられます。
自分だけの判断を過信せず、信頼できる親友やパートナーに相談します。
人の知恵を拝借することで気づきの力が強くなり、詐欺師の罠をかわしていけるでしょう。
結果として詐欺の防止につながっていくのです。
騙されない生き方をするためには、外見と雰囲気に注意してください。
たしかに外見と雰囲気は、相手の信用を図るポイントの1つです。
びしっとしたスーツを着ていると、知的で誠実な印象を受けるでしょう。
落ち着いた雰囲気があれば、自信と余裕が感じられ、頼りになりそうな印象を受けるはずです。
もちろん外見や雰囲気も大切な確認ポイントですが、そこですべてを判断しないことです。
外見や雰囲気だけで判断すると、思わぬ落とし穴に落ちるでしょう。
賢い詐欺師ほど、外見や雰囲気をスマートに演出してくるからです。
非言語コミュニケーションの重要性を説いた法則として「メラビアンの法則」が有名です。
メラビアンの法則によると、人が受ける印象の割合は次のとおりとされます。
つまり「第一印象の55%は、見た目で決まる」ということです。
人の第一印象は、初めて会って5秒以内で決まり、その情報のほとんどを視覚情報から得ています。
「見た目が重要」といわれていますが、科学的にも実証されています。
詐欺師は、その人間心理を悪用します。
詐欺師だからといって、怪しい身なりとは限りません。
むしろ詐欺師の多くは「知的で誠実なイメージ」を演出してきます。
スーツを着たり、メガネをかけたり、黒髪にしたりです。
美男美女であることも少なくありません。
見た目の好印象を演出することで相手を信用させ、仕掛けた罠に誘導してきます。
騙されない生き方をするなら「実績」と「評判」を重視してください。
過去にどれだけ実績を上げているのか確認します。
実績は、過去に積み上げてきた結果の山です。
きちんとした人や会社であれば、豊富な実績があります。
実績があればあるほど、信用性は高いと考えていいでしょう。
また、評判の確認も欠かせません。
情報社会となった今、インターネットで手軽にレビューや口コミを確認できる時代になりました。
客観的な評価は、主観的な評価より信用できます。
評判の中には自作自演が含まれている可能性もありますが、判断材料の1つにはなるはずです。
悪い噂や詐欺被害の報告が目立てば、購入や契約を考え直す必要があるでしょう。
実績と評判を確認することで、より幅広い視点から確認できます。
少し手間暇はかかりますが、自分にむちを打ち、重い腰を上げてください。
「騙されないための必要な作業」と考えてください。
ここを丁寧に行うことで詐欺トラブルを減らせます。
実績と評判で判断すれば、騙されないのです。
あなたは人との関わりが多いほうですか、少ないほうですか。
人との関わりが少ないなら黄色信号です。
騙されやすい傾向があるため要注意です。
人との関わりが少なく孤立していると、寂しい気持ちに襲われます。
詐欺師は、孤立した人の、心の寂しさを突いてきます。
人との関わりが少ないと、ちょっと話しかけられたり話を聞いてもらえたりするだけで舞い上がってしまいます。
「こんな私に話しかけてくれて嬉しい!」
「こんな私の話を聞いてくれるなんて嬉しい!」
「にこにこ笑顔で聞いてくれて、なんていい人なのだろう!」
寂しい気持ちが一瞬で吹き飛び、言いようのない幸福感に包まれるでしょう。
自分に注意が向けられたことに、愛情を感じてしまうもの。
相手に好感と好印象を持ち、初対面でも受け入れてしまいます。
それは、詐欺師の計略です。
舞い上がって油断させたところで、詐欺師は仕掛けてきます。
ひととおり楽しく会話ができたころ、ある話を持ちかけてきます。
「実はこんな商品がありまして」
「便利なサービスがありまして」
「ちょっとしたご提案がありまして」
寂しい心が満たされたことで気持ちが緩み、すっかり相手を信じ切っています。
「この人はいい人に違いない。親切心から勧めてくれているのだろう。紹介してくれるものも、いいものに違いない」
相手に気を許していると、ポジティブに解釈をしてしまいます。
たとえ必要ない商品やサービスでも、たっぷり話を聞いてくれた後では断りづらいもの。
「こんなに話を聞いてもらったのだから、まあいいか」
詐欺師は、相手に報いたいという「好意返報の心理」を悪用してきます。
そうしてまんまと騙されていくのです。
詐欺は、一人暮らしの高齢者が狙われる傾向があります。
それは「情報に弱い」という理由もありますが「寂しい気持ちを抱えている」という理由もあります。
もともと寂しがり屋の人は、特に注意が必要です。
「相手から話しかけてくれるまで待つ」というのは良くありません。
こちらから積極的に話しかけていき、人付き合いをしていきましょう。
積極的に外出をして、人との関わりを持つようにします。
友人と一緒に食事に行くのも良し。
仲間と趣味を楽しむのも良し。
教室に通って新しい人間関係をつくるのも良し。
町内会や地域行事に参加するのもいいでしょう。
もちろん日頃の挨拶は欠かせません。
井戸端会議のように、ちょっとした立ち話があるだけでも違います。
人と人との関わりは、心と心が接触すること。
人との関わりを持てば、寂しさが癒やされ、心が満たされていきます。
積極的に人と関わっていき、人付き合いを楽しみましょう。
心が満足感や幸福感で満たされます。
話しかけられるのを待つのではなく、こちらから話しかけに行くことです。
できるだけ人と関わりを持つことで、充実した日々を実現できます。
詐欺師からアプローチがあっても、心が満たされていれば舞い上がることはありません。
怪しい話を持ちかけられても、ぴしゃりと跳ね返せます。
人と関わることが防犯対策です。
販売員は、良い点をアピールしてくるでしょう。
製品やサービスの優れた特徴や付加価値を熱心にアピールしてくるはずです。
優れた特徴は、魅力的なセールスポイントになります。
「買うしかありません」と言わんばかりの勢いでぐいぐい押してくるはずです。
もちろん良い点をアピールするのは悪いことではありません。
販売促進の一環であり、商売の基本です。
良い点ばかり見ていれば、どんなものでもきらきら輝いて見えてくるもの。
非の打ちどころがなく、パーフェクトに思えてきて「買うしかない!」と思えてきます。
だからといって、良い点ばかりを見るのではありません。
セールストークで良い点しか見ていないと、あとから痛い目に遭うでしょう。
購入後に、思いもよらぬ不都合があることを知って仰天します。
後になって「最初から知っていれば購入していなかった」と悔やむことになるのです。
良い点だけ見るのではありません。
悪い点にも目を向けましょう。
それを手に入れることで生じるリスクやデメリットです。
いくら相手が良い点を強調してきても、悪い点も確認するようにしてください。
「良い点しかない」「悪い点が1つもない」ということはありません。
どんなことにも、必ず悪い点が存在するはずです。
良い点だけしか見ていないと、視野や思考が狭くなり、正しい購買判断ができなくなります。
特に相手が詐欺師の場合、都合の悪い点はわからないように隠されていることが多い。
良識のある販売員なら、悪い点もきちんと詳しく説明してくれますが、詐欺師の場合は、悪い点の説明を避ける傾向があります。
「聞かれなければ答えない」「聞かれても必要最小限しか答えない」というケースも少なくありません。
相手が良い点ばかり強調するのは、悪い点に注意を向けさせない策略です。
あるいはそれだけ重大なデメリットがある可能性もあります。
「説明されていなかった」では言い訳になりません。
相手から説明がなくても、こちらから質問する必要があります。
騙されない生き方のためには、総合的な判断が必要です。
良い点・悪い点のそれぞれを把握することで、総合的に判断できるようになります。
許容しがたいデメリットがあれば「やっぱりやめよう」と考え直すことになるでしょう。
良い点だけでなく、悪い点も確認しましょう。
素晴らしいメリットがたくさんあっても、致命的なデメリットが1つあるせいで、見送りになることは珍しくありません。
悪い点だからこそ、しっかり知っておく必要があります。
きちんと確認できていれば「知らなかった」というトラブルを防げます。
良い点と悪い点の両面を確認することは、騙されないための基本です。
情に弱いとは何か。
一言で言えば「感情に影響されやすい」ということです。
あなたは情に弱いほうですか。
これらに該当するなら「情に弱い」と言える可能性があります。
情に弱い人は、騙されやすい傾向があります。
ちょっとしたことで心が波立ち、感情が不安定になります。
もちろん情があるのはいいのです。
人は感情の生き物です。
相手の気持ちを察したり、共感や同情で相手の気持ちに寄り添ったりするのは素晴らしいこと。
感受性が豊かなのはいいのですが「情に弱い」となると話が変わります。
感情のコントロールがうまくいかず、気持ちの起伏が激しくなります。
感情が安定しないと理性や自制心まで失って、冷静な対処が難しくなります。
情に弱く、人の感情に影響されやすいと、詐欺に対する警戒意識が低下して、思わぬトラブルを招くことがあるため注意が必要です。
詐欺師は、情に訴えかけてくるケースが目立ちます。
人の優しい心につけ込んで、情に訴えかけるアプローチを仕掛けてきます。
わざと不幸な話を聞かせたり恵まれない様子を見せたりして哀れみを誘い、情けや同情をあおってきます。
「かわいそうだな」
「なんとかしてあげたい」
ほうっておけず、助けの手を差し伸べたくなる。
そんなとき相手から助けを求められると、嫌と言えません。
言われるがままに援助してしまいます。
不要な高額商品を買わされたり、不要な契約を結ばされたりする。
これはもはや、優しいというより愚かです。
親切心も同情心も、度が過ぎると毒になります。
一時的な感情に流されると、ろくなことになりません。
冷静な判断力を失ってしまうと、必要・不必要の区別がつきにくくなります。
情に弱いと、まんまと詐欺師の術中にはまってしまいます。
情が豊かであることは素晴らしいことです。
共感も同情も感情表現もあっていい。
ただし、それがリスクを高める要因になってはいけません。
騙されない生き方をするためには、余計な情けや同情は不要です。
情に動かされることはあっても、理性だけは保ってください。
時には冷たい人間を演じることも必要です。
「薄情だね」と言われることを恐れないでください。
自分と他人とを切り離して考える癖をつけましょう。
自分を強く持てば、情に流されることはありません。
怪しい話があっても、きちんと断れます。
騙されない生き方をするなら、人のお金で生活しないことです。
人のお金で生活していては、なかなか自立心が養われません。
「人のお金だよね」という甘えが生じて油断します。
お金を稼ぐ大変さを知らないため、経済観念が養われません。
お金を大事に使おうとする意識も希薄になり、金銭管理もルーズになります。
お金に対する責任感が甘くなり、軽い気持ちで扱うことになるでしょう。
結果として、詐欺に対する注意意識が弱くなり、騙されやすい体質になるのです。
たとえ騙されたとしても反省しません。
「人のお金だからまあいいか」「またもらえばいいよね」と甘えた考えをしてしまいます。
反省しないから再び詐欺に引っかかり、お金を騙し取られるトラブルを繰り返すことになります。
人のお金で生活していると、自立心も経済観念も養われません。
それどころか、依存心ばかりが増大します。
詐欺被害に学生が多いことも同じ理由です。
親のお金だと、どうしても使い方が甘くなってしまいます。
騙されない生き方をするなら、自分のお金で生活をしましょう。
自分のお金となると、人は必死になります。
責任が生じるため、お金を使うとき、緊張が走ります。
自分のお金は生活そのものです。
お金の使い方は生活に直結するので、無駄遣いを減らそうと努力するようになります。
「どうすれば節約できるか」
「どうすれば無駄遣いを減らせるか」
「どうすれば上手にお金を使えるか」
わずかなお金の使い方にも慎重になります。
必死で知恵を振り絞って考えるようになり、節約精神・金銭感覚・経済観念が養われます。
依存心が消えていき、自立心が強くなります。
詐欺に対する注意意識が強くなり、騙されにくい体質に変わります。
たとえ詐欺に引っかかっても、自分のお金なら深く反省します。
悔し涙を流しながら自分の行いを恥じるでしょう。
身をもって経験した失敗は一生忘れません。
二度と同じ失敗が起こらないよう必死で考えるでしょう。
騙された原因を探り、二度と騙されないための対策を立てて、改善のPDCAサイクルが回ります。
失敗から学ぶことで本当の知恵が身につきます。
自分のお金で生活しましょう。
事情があって養われる立場にある人もいるでしょう。
今すぐの行動が難しいなら、今後の目標として目指していきましょう。
自分のお金で生活することは、自立心を養ううえでも有効です。
自分のお金で生活することの相乗効果は抜群です。
人として大切な力を底上げしてくれるのです。
人から忠告されることがあります。
「やめたほうがいいよ」
「本当に必要なのか、もう一度よく考えて」
「私ならやめておくね」
ひがみややっかみもあるでしょう。
余計な一言もあったり、がみがみうるさい言葉だったりするもの。
もちろんまず大切なのは、自分の考えです。
人からなんと言われようと、まず自分の考えを尊重することが欠かせません。
自分の人生は自分で切り開くものです。
自分が判断して、自分の意思で決断することが大切です。
時には周りの意見を振り切って、自分の意思をつらぬくことも必要です。
だからといって、聞く耳を持たないのは良くありません。
良質な忠告があっても、最初から人の忠告を拒んでしまうと耳に入らなくなります。
人からの忠告を無視し続けていると、あとから痛い目に遭う可能性があります。
忠告を無視していると視野が狭くなります。
重要な言葉を聞き逃すかもしれません。
不注意や思い込みに気づくチャンスを失います。
自分ではわからなくても、人から見ると一目瞭然ということがあります。
詐欺でも、それに気づかず引っかかってしまいます。
人の忠告を無視するのは、頑固の入り口です。
あとから悔やむことになるのです。
人からの忠告は、素直に耳を傾けましょう。
「素直に従う」という意味ではありません。
「1つの意見として参考にする」という意味です。
その言葉を生かすかどうかは後の話です。
まず聞き入れることが大切です。
取捨選択はあとからすればいいことです。
まず聞いておかないと、取捨選択のしようがありません。
人の忠告を聞くだけならただです。
無料なのですから、素直に聞いておくほうがいい。
「とりあえず聞いておく」という姿勢でかまいません。
ほとんどが無駄かもしれませんが、中には役立つ言葉があるかもしれません。
素直に耳を傾けましょう。
やる気や元気がなくても、耳を傾けるくらいならできるはずです。
心をオープンにして受け入れる姿勢になれば、スムーズに忠告を吸収できます。
うっとうしいと思うこともあるでしょう。
ここが正念場です。
心の器を大きく持ってください。
大きく息を吸って、いらいらする気持ちを抑えてください。
素直に耳を傾けておくことです。
人からの忠告は、思考の幅を広げる助けになるでしょう。
不注意や思い込みに気づけるかもしれません。
「なるほど。そういう意見もあるのか」と、はっとさせられることがあるでしょう。
人の意見を聞くことで客観性を取り戻し、詐欺の罠であることに気づけるもの。
「そうか」「なるほど」と思えることが、1つでもあればいいのです。
一言の忠告が、あなたの詐欺被害を予防します。
特に信頼できる人からの言葉は、重く受け止めておくほうがいいでしょう。
たとえば、親、親友、恩師です。
あなたのことを思って言ってくれた言葉は、ためになることが多いはずです。
耳に痛い言葉もあるかもしれませんが、敬意を払って「ありがたい」と感謝しながら受け止めておくのが賢明です。
有益な言葉が1つでもあれば御の字です。
今は無駄に感じる忠告でも、後になると考えが変わって「なるほど」と思うのはよくあること。
詐欺に引っかかる寸前で気づけます。
騙されない生き方には、欠かせない要素があります。
それは「社会経験」です。
どれだけ社会経験を積んでいるかは、どれだけ詐欺に強くいられるかです。
社会経験が足りないと、社会常識が養われません。
なかなか視野が広がらず、世間知らずの状態になります。
鈍感になったり一般社会とのずれが生じたりします。
怪しい話を聞いても、疑うことなく聞き入れてしまうでしょう。
「そうなのですね」とあっさり信じてしまいます。
うまい話を持ちかけられても、ほいほい承諾してしまいます。
忘れがちなのは「場数」です。
断る力を鍛えるにも場数が必要です。
度胸であったり上手な断り方であったりなど、断るにも一定のスキルとメンタルが必要になります。
社会経験を積まないでいると断る場数も減ってしまい、断る力が鍛えられません。
たしかに社会は厳しい世界です。
時には苦労をすることもあるでしょうが、無駄ではありません。
だからこそ、さまざまな社会経験を積む機会に恵まれます。
さまざまな社会経験を積むことで、社会に対する「肌感覚」が身につきます。
世間を知ることができ、社会常識が養われます。
メンタルや精神力が鍛えられ、断る力も強くなります。
さまざまな社会経験を積んでいくことで「見抜く力」が養われます。
怪しい話と接したとき、勘が働くようになります。
「なんだか嫌な予感がする」
「こんなうまい話があるわけない」
「こんなことは普通あり得ないよね」
そわそわして違和感を覚えます。
「これは詐欺話に違いない」と見抜けるのです。
さまざまな社会経験を積みましょう。
社会は、自分を鍛えるトレーニング場です。
苦労やストレスもありますが、これほど自分を鍛えられる場所もありません。
すべて社会経験です。
掃除やコピーといった小さな雑用も、社会経験の1つと考えてください。
小さな仕事でも、そこに向上心と創意工夫を持って打ち込めば、れっきとした社会経験になります。
同じ種類の経験より、さまざまな種類の経験をしておくといいでしょう。
上司から新しい仕事を任されたら「新しい社会経験を積むチャンスに恵まれた」と喜べばいいのです。
社会経験は、減らすより増やすのが正解です。
苦労を経験して社会の厳しさを知る分だけ、勘とセンスが養われます。
一定まで積み上がった社会経験が「騙されない知恵」に変わります。
人間は元来、面倒くさがり屋です。
無駄や回り道を好む人もいますが、大半の人は、効率や近道を好むことが多いでしょう。
面倒なことは心理的な抵抗があってできるだけ避けたいと思います。
詐欺師たちは、もともと人に備わる「面倒くさがり」という性質を突いてきます。
よくあるケースとしては「わかりにくい契約書」「やたらと長い文章」です。
複雑で難しい内容だと、面倒くさい気持ちになるでしょう。
「これは大変そうだ。面倒くさそうだからまあいいか」
確認を省いて、気軽にサインしたくなるもの。
これがトラブルを招くもとです。
あとから騙されたことに気づいても対処が難しくなります。
クレームを入れても「ほら、ここに書いてありますよ」と言い返されます。
「読んでいてない」と主張しても、承諾のサインがあるので覆せません。
特に相手が詐欺師の場合、不必要にわかりにくく複雑に書かれていることが少なくありません。
仕事では、面倒くさい仕事を減らすことが重要です。
効率化させたり人に任せたりなど、面倒を減らしていく工夫が有効です。
面倒くさい気持ちと向き合うことで、プラスに働く場面があります。
しかし、大きなお金が絡むこととなると例外です。
大きな買い物や重要な契約など、大きなお金が絡むことは、1回の失敗が命取りになります。
契約内容は、きちんと確認しましょう。
わかりにくい内容であろうと長い文章であろうと、きちんと読んで理解しておくことです。
契約内容が長いなら、小分けにしてください。
2回や3回に分けて確認すればいいことです。
12ページの契約書も、半分にすれば6ページになり、3回に分ければ4ページになります。
3000字の文章も、2回に分ければ1500字になり、3回に分ければ1000字になります。
一度に確認する必要はなく、複数回に分けて確認すればいいことです。
まっとうな業者であれば、せかすことはありません。
まっとうな業者であればあるほど「ゆっくり時間をかけてください」と言ってきます。
契約内容に不都合な条件や制限はないか、きちんと読んでしっかり確認しましょう。
不明点や疑問点があれば、きちんと確認を取りましょう。
ここもまた「面倒くさい」という気持ちと戦うところです。
面倒くさい気持ちがあっても、気持ちを強く持ってください。
重い腰を上げて確認を取りましょう。
「これはどういう意味ですか」と聞けば、きちんと答えてくれるはずです。
うやむやな説明だったり横柄な態度をされたり嫌がるそぶりをされたりすれば、怪しいと考えられます。
詐欺である可能性があるため、念のため控えておくのが賢明です。
面倒くさいからこそ、さっさと終わらせましょう。
心の中で「嫌だ嫌だ」と叫んだところで、余計にストレスが増えるだけです。
事務的に淡々と確認していけば、疲れも半減します。
面倒くさい気持ちに打ち勝ちましょう。
きちんと契約内容を確認しておけば「知らなかった」というトラブルを防止できます。
騙されやすい人には、良き相談相手がいません。
相談できる人がいないため、自分だけで判断や決断をしてしまいます。
もちろん自分の頭を頼るのは大切ですが、単独で考えていると思わぬ危険もはらんでいます。
1人の知識や経験には限りがあります。
知らないことは、疑うことなく「そういうものなのかな」と思いやすいでしょう。
不慣れなことなら、スムーズに対処できないでしょう。
また1人で考えていると、勘違いや思い込みに気づきにくくなります。
誤解や思い込みを自分で気づくのは難しいもの。
誤解や思い込みは、誰かに指摘されて初めて気づきます。
単独で考えていると、自分の世界に入り込んでしまい、周りが見えなくなることも少なくありません。
怪しい話があってもきちんと気づけず、引っかかってしまう可能性があります。
騙されない生き方をするために、良き相談相手をつくりましょう。
言い換えれば「何でも話せる人」「相談したいときに相談できる人」です。
自分が「良き相談相手だな」と感じるなら、誰でもかまいません。
親、親友、先生。
コーチやカウンセラーといった専門家でもかまいません。
同年齢にこだわらず、世代の違う人でもかまいません。
世代が違うなら、なおさら違った視点から意見をもらえるはずです。
普段からコミュニケーションを取って、気軽に話せる関係を築いておきましょう。
良き相談相手が1人でもいれば、救われます。
良き相談相手からは、良い言葉がもらえるでしょう。
詐欺かどうかわからないとき、良き相談相手に話を持ちかければ、貴重な意見をいただけるはずです。
どんな人が良き相談相手と言えるのか。
良き相談相手の3条件があります。
この3つの条件を満たしていれば、良き相談相手と認定していいでしょう。
これに加えて専門知識を有している人なら完璧です。
良き相談相手は、あなたの人生を左右するはずです。
「私には良き相談相手がいない。現れてくれないかな」
そう思っているなら、考え直したほうがいいでしょう。
良き相談相手は、現れるものではなく、つくるものです。
自然とできるものではないので、意識的につくっていく必要があります。
良き相談相手は「欲しい」と願ってすぐつくれるものではありません。
自分から動いて、そういう人を見つけておく必要があります。
見つけたとしても、そこで終わりではありません。
普段から心を開いたコミュニケーションを取って、相互理解と信頼関係を深めておく必要があります。
時間はかかりますが、だからこそいいのです。
ゆっくり時間をかけるからこそ、相互理解と信頼関係が着実に深まります。
良き相談相手に発展していきます。
あなたには、良き相談相手はいますか。
日常の人間関係を大切にして、良き相談相手をつくっておきましょう。
良き相談相手は、1人いれば御の字です。
3人いれば、鬼に金棒です。
良き相談相手は、あなたを幸せに導くパートナーです。
私たちは時折、心身にネガティブな感覚を覚えることがあります。
トラブルがあったわけでもないのに、不思議と心身の調子が悪くなることがあるでしょう。
気のせいに思うかもしれませんが、実は違います。
これらはすべて「拒否サイン」です。
「警告アラーム」と考えればわかりやすいでしょう。
心身の拒否サインを無視しないことです。
拒否サインを感じることは、下手に関わるとろくなことになりません。
心や体から発するネガティブなサインは、理由があります。
私たちはさまざまな社会経験を積んで、物事の真偽を判断します。
過去の膨大な経験は、忘れているわけではありません。
膨大な経験は、無意識の奥底に蓄積されています。
過去のトラブルと似た経験と接したとき、無意識の奥から拒否サインを発します。
ストレスを感じたり気分が悪くなったりです。
明確な不快感とは限りません。
「疲れやすい」「元気が出にくい」「そわそわする」といった、ささいな感じ方もあります。
無意識から湧き上がる声は、拒否サインで現れます。
拒否サインは「やめておけ」という心の声です。
せっかく見る目が養われていても、拒否サインを無視しては意味がありません。
拒否サインを無視していると、よからぬトラブルに巻き込まれるでしょう。
拒否サインに敏感になりましょう。
ささやくような心の声に耳を傾けてください。
心身から発する拒否サインを無視せず、きちんと気づいてください。
あなたの正直な反応は、心の正直な声を反映しています。
心身に拒否サインが現れたことには関わらないのが得策です。
やめておくなり距離を置くなり、心身の拒否サインには素直に従っておくほうが身のためです。
勘違いや気のせいという可能性もありますが、少なくとも警戒は必要です。
積極的に関わらないようにしておくのが賢明です。
騙されない生き方をするなら、磨いておきたい意識があります。
それは「美意識」です。
美意識と騙されない生き方は無関係に思うかもしれませんが誤解です。
関係ないどころか、深い関係があります。
美意識を磨くことは、騙されない生き方に有効です。
いちばん重要と言っても過言ではありません。
安物は、質が低くて、出来栄えが中途半端です。
きれいに見せかけているところがあり、きちんとした価値が伴っていません。
素晴らしいように見えても、近づいて細かいところを見ると、粗悪な点が目立ちます。
ところどころに下品な点も目立ちます。
使いにくかったり壊れやすかったりして、ストレスもたまります。
何度も買い換えが必要になり、かえって高くつくことも少なくありません。
安物ばかりに触れていると、美意識が養われません。
「これらが本物です」と偽物を差し出されても、何の疑いもなく受け入れてしまうでしょう。
質の高いものに触れることは、美意識を高めることにつながります。
質の高いものは、優れた価値があります。
完成度が高く、洗練されています。
統一感があり、美しく整っていて、品格や高級感があります。
妥協を許さず、細かい点まで丁寧に仕上げられています。
質の高いものに触れ、その様子や雰囲気をたっぷり感じ取ってください。
頭で理解するのではなく、肌で感じ取ってください。
頭で理解できなくても「感覚」として理解できます。
「美意識」と聞けば、女性だけのものと思われがちですが、そうではありません。
美意識は、男女問わず必要なものであり、高めておくべきものです。
普段から質の高いものに触れていると、美意識が高まります。
「なるほど。これが本物なのか」
質の高いものに触れていくと、五感を通じて本物とはいかなるものなのか、直感的にわかるようになります。
直感的に本物の出来栄えや雰囲気を理解できるようになります。
美意識を高めておけば、偽物に触れたとき、心の中がざわつきます。
心のアラームが鳴って「これは怪しい」と気づけるようになります。
質の高いものに触れるには、お金が必要になるでしょう。
授業料として考えれば高くありません。
見る目を養うための費用と思えば、むしろ安いものです。
美意識は目に見えないものですが、スムーズな人生を生きる知恵として役立ちます。
騙されない生き方をするなら、普段から質の高いものに触れましょう。
一流の商品、優れたサービス、本物の作品です。
文学、音楽、美術、映画、絵画、彫刻、料理。
ジャンルを問わず、質の高いものに触れておきたい。
美意識は、詐欺を見抜く力になります。
美意識を高めておけば、違和感に気づきやすくなって、危険回避の能力が高まります。
詐欺に引っかからないためにも、普段から質の高いものに触れ、美意識を高めておきましょう。
美意識を磨くことは、詐欺対策の1つです。
自分でできないことは、できる人に頼るのがいちばん。
難しいことは、専門家に任せることがあるでしょう。
自分一人の能力にも限界があります。
できないことはできる人に任せたほうがいいでしょう。
特に専門的なことは、その道のプロに任せたほうが早くて確実です。
費用はかかりますが、自分の時間に余裕が生まれ、自由が増えます。
ただし、任せることはあっても、丸投げは避けましょう。
「任せる」と「丸投げ」は大違いです。
丸投げは、思わぬトラブルを招く原因になります。
丸投げをすると「そちらですべてお願いね」という状態になります。
依頼した後にほったらかしは良くありません。
誤りがあっても、完了するまで気づけません。
気づけないと、途中で修正のしようがありません。
一からやり直しが必要になって、お金も手間暇も余分にかかります。
楽をしようと丸投げすると、かえって面倒が増える結果になることもあります。
相手が名ばかりの専門家である可能性もあるでしょう。
前もって口コミや評判を確認しても「お願いしてみると違っていた」ということはあります。
丸投げされていることをいいことに、好き勝手なことをやりたい放題になる可能性があります。
あってはならないことですが、詐欺師や悪徳業者である可能性もゼロではありません。
途中経過を確認することがないと怪しいことに気づけません。
もちろん悪いのは相手ですが、丸投げをしたほうにも少なからず責任があると言えるでしょう。
仕事を依頼する際、丸投げは避けることです。
専門家に任せることはあっても、要所要所で確認するようにしましょう。
定期的に進捗状況を説明してもらうようにします。
理想は対面です。
直接会って話をすることで、言葉や文面だけではわからないことがわかります。
相手の表情や話し方を通して、仕事に対する姿勢や考え方が伝わってきます。
どれだけ誠実で信頼できるかも確認できます。
対面が難しいなら、電話やメールでもかまいません。
現代はインターネット社会ですから、ビデオ通話も選択肢に入れておくといいでしょう。
要所要所の確認はおっくうに感じるかもしれませんが、だからといって安易に省略しないでください。
要所要所での確認は、無駄なことではなく必要なことです。
おかしいところがあれば、その時点で気づけます。
間違った方向に進んでいれば、軌道修正も早くなります。
仮に相手が悪質な業者であれば早めに気づけるでしょう。
被害があっても、最小限に抑えられるはずです。
少し手間暇はかかって面倒に感じるかもしれませんが、騙されないための基本です。
「誰かに守ってもらう」という思考には注意してください。
騙されない生き方をするためには、依存から脱却して、自立心を養うことが重要です。
「親や家族に守ってもらう」
「友人や恋人に守ってもらう」
「会社や国に守ってもらう」
誰かに守ってもらいたいと考える人もいるでしょう。
頼りになる存在がいて、ボディーガードのように守ってくれていれば、安心感があって心強いもの。
お世話をしてくれる人がいれば、自分は楽をできて余裕も生まれます。
頼りになる存在であれば、それだけ安心感も増します。
人は1人では生きていけません。
知らず知らずのうちに、誰かの助けを受けながら生きています。
家族に守られ、会社に守られ、国に守られています。
少なからず誰かに守ってもらう状況は、すべての人にあるでしょう。
だからといって、自分から進んで「誰かに守ってもらおう」と考えるのは良くありません。
気持ちが引き締まらず、自立心や責任感が育ちません。
依存心がエスカレートして、トラブルを招くもとになります。
「誰かに守ってもらう」という思考では、自分に甘くなります。
自分を律するエネルギーが生まれません。
気持ちがたるんで、自分にむちを打つこともありません。
他者依存が強くなり、なかなか自己管理能力が養われません。
リスクを甘く考えるようになり、責任や意識も低下します。
緊張感のない日々を送ることになるでしょう。
生きる姿勢も受動的になり、言われるがままになることが増えます。
騙されないためには、リスクに対する注意力が必要です。
「誰かに守ってもらう」という思考では、依存から脱却できず、注意力も自立心も養われません。
不審な存在が近づいてきても、不安や恐怖を感じなくなります。
あっさり詐欺に引っかかってしまうのです。
自分の身は自分で守りましょう。
「自分の身は自分で守る」という思考になることです。
気持ちが引き締まって気合が入ります。
自分の判断や決断に責任を感じるようになり、注意力が高まります。
一つひとつのアクションが慎重になる。
五感が研ぎ澄まされ、ちょっとした異変にも敏感に反応するようになります。
怪しい話を持ちかけられても「うさんくさい」という直感が働きます。
不審な存在が近づいてきたとき「危ない」「逃げろ」といった危機感を覚えます。
結果として、騙されなくなります。
世の中には「不審なもの」が存在しています。
人・団体・組織など「なんだか怪しい」と感じることがあるでしょう。
もちろん不審な存在だからといって、不正や犯罪があるとは限りません。
あくまで印象です。
表向きが怪しく見えるだけで、中身はまともで素晴らしいこともあるでしょう。
見た目・噂・印象だけで、すべてを判断できるわけではありません。
しかし、少なくとも警戒は必要です。
不審な存在には、不正のにおいがします。
悪や犯罪がはびこっていることが多い。
明らかなブラックでなくても、グレーゾーンに踏み込んでいるかもしれません。
安易に関わると、面倒なことに発見する傾向があります。
いったんそこに足を踏み入れると、ややこしい話に巻き込まれ、厄介なトラブルに発展する可能性があります。
不審な存在との関わりには注意してください。
安易に関わるのは、トラブルを増やしに行くようなものです。
うまい話を持ちかけられ、利益が得られると思いきや、かえって損失を被ることになるでしょう。
違法な仕事を手伝わされ、不正組織との関係を持ってしまうかもしれません。
あってはならないことですが、ゼロとは言い切れません。
深入りすると、抜け出せなくなることも考えられます。
騙されない生き方をするなら、前もって騙される可能性を排除しておくことが大切です。
不審な存在とは、最初から関わらないのが賢明です。
大きな魅力や素晴らしいメリットがあると、ふらふら近づきたくなることでしょう。
「大金を手に入れたい」「お金持ちになりたい」「一発逆転を狙いたい」といった願望もあるかもしれません。
だからといって、安易に関わるのは実に危険です。
それはルアーです。
食いに行くと、逆に食われます。
厄介なことに巻き込まれ、逃げられなくなるでしょう。
騙されない生き方をするなら「不審な存在とは関わらない」と心に決めてください。
不審な人や組織とは関わらないのがいちばんです。
闇の世界は避け、光の世界で生きるようにしてください。
もちろん詐欺師や悪徳業者は、日の当たるきれいな場所にもいますが、いそうな場所を避けておくに超したことはありません。
少なくとも接触機会を減らせます。
接触することがなければ、騙されることもありません。
情報弱者は、詐欺師に狙われやすい傾向があります。
情報弱者とは、情報を得る手段が限られて、情報の価値や真偽の判断に慣れていない人のことをいいます。
年配者は、詐欺師のターゲットにされやすいことも、情報に弱いことと関係があります。
ITやインターネットに疎く、日頃から情報収集の意識が希薄になると、世間の動向についていけません。
メディアで注意喚起が促されていても、それを知らなければ無意味です。
注意できず無防備の状態になり、騙されやすくなります。
現代社会は、情報化社会です。
情報弱者でいることは、もはや日常に支障を来す世の中になりつつあります。
情報弱者になっていると騙されやすくなります。
見知らぬ人や組織から営業を受けることがあって、世間の口コミや評判を知りたいことがあるでしょう。
ちょっとインターネットで調べればわかることも、そもそも使えなければ防ぎようがありません。
情報社会となった今、情報弱者でいることは大きな不利益を被る可能性があります。
情報弱者は、被害者予備軍です。
早急に対策が必要です。
騙されない生き方をするなら、情報強者になることです。
デジタル機器の操作に慣れ、情報検索に強くなり、メディアリテラシーを高めましょう。
情報弱者は、情報強者に生まれ変わってください。
デジタル機器を使いこなして、調べ方を身につけてください。
知の集合体にアクセスできたほうが、圧倒的に有利です。
口コミや評判を調べるにしても、インターネットを使えるほうが圧倒的に早くて便利です。
積極的に情報収集を行いましょう。
受動的に情報を受け取るのではなく、自発的に情報を取りに行き、少しでも世の中の流れについていきましょう。
情報強者になるには、パソコンやスマートフォンといったデジタル機器を使いこなせることが必須です。
プロ並みに使いこなせる必要はありませんが、知りたいことがあったとき、自分で調べられるくらいの能力は身につけておきたい。
情報強者になるためには、少なくとも中級レベルは目指したいところです。
なるべくIT機器を使いこなせるようになり、メディアリテラシーを高めておくことが大切です。
情報弱者になって困ることはあっても、情報強者になって困ることはありません。
むしろ情報強者になればなるほど、騙されにくくなります。
情報強者は、一晩で実現できるものではありませんが、日頃から少しずつ心がけていくことが大切です。
情報化社会となった今、情報入手の手段は、インターネットが主役です。
テレビや新聞もいいですが、インターネットの情報入手が簡便で即時性も高いため有用です。
パソコンやスマートフォンといったデジタル機器を使いこなせるようになりましょう。
検索力に磨きをかけ、知りたい情報をすぐ調べられるようになってください。
インターネット上では情報が氾濫していますが、メディアリテラシーを高めておけば、真偽を見分ける能力が身につきます。
騙されないためには情報が欠かせません。
役立つ情報を知っているだけで、しっかり自分を守れます。
体系化された知識は、世の中を上手に渡り歩くための地図になります。
情報格差は、収入格差につながる時代でもあります。
知識がスキルになり、仕事力の向上につながることは少なくありません。
仮にパソコンやインターネットが使えなくても、情報強者になることは可能です。
テレビや新聞といった一般的なマスメディアをフル活用してください。
インターネットが台頭して地位を脅かされていますが、まだまだ有力なメディアです。
編集者や専門家を介した情報には信頼性があります。
テレビや新聞を注意深く見ていれば、注意喚起に触れる機会が出てくるでしょう。
日頃から入念にチェックする習慣があれば、知識武装は十分可能です。
世間に詳しくなり、社会を見る目が養われます。
騙された人をばかにしないことです。
簡単な詐欺に引っかかった被害者を見かけることがあるでしょう。
わかりやすい手口であり、誰でも見抜けるような詐欺話があるもの。
信じられないことに、世の中には簡単な詐欺に引っかかる人も少なくありません。
そんなとき、被害者のことをばかにしていませんか。
「恥ずかしいね。自業自得だよね」
「間抜けすぎる。こんな簡単な詐欺に騙されるなんて信じられない」
「どこまで鈍感なのだろう。引っかかるほうが悪いよね」
簡単な詐欺に引っかかった被害者とはいえ、ばかにするのは良くありません。
ばかにする人は「自分は大丈夫」と過信している人です。
ばかにしていると、油断の心が生まれます。
そうして次は、自分が詐欺被害者になるのです。
騙された人をばかにしないことです。
その代わり、敬意を払ったうえで反面教師にしてください。
反省や戒めとして生かしましょう。
まず騙しの手口をしっかり確認しましょう。
巧妙な手口なら、慎重に確認する必要があるでしょう。
「こういう手口なのか。自分も気をつけよう」と思うだけでも、注意喚起として役立ちます。
すでに知っている手口でも、再認識や注意喚起の機会になるでしょう。
「自分も気をつけよう」と思えば、気持ちが引き締まります。
簡単な手口だとしても、ばかにすることなく誠実に受け止めることです。
「自分の代わりに被害に遭ってくれた」と敬意を払えば、ありがたく感じるでしょう。
そのうえで騙された後の対処法も併せて確認すればベターです。
被害者心理にも目を向けてください。
具体的にイメージすることで追体験ができます。
単純な手口とはいえ、自分が100%騙されないとは限りません。
窮地に陥って余裕がないときは、わらをもつかむ気持ちになるもの。
ストレス過多や追い詰められた状況なら、一時的に理性や自制心を失うことは考えられます。
そんなときに「助けてあげます」という人が現れれば、飛びつきたくなるでしょう。
詐欺師は、人が困っているとき、善意のお面をかぶって近づいてきます。
立場は違っていても、自分も被害者と同じ状況なら、同じ行動をしていたかもしれません。
自分も同じ状況になれば「人のことを言えない。自分も気をつけよう」と謙虚な気持ちが生まれるはずです。
敬意を払って反面教師にすれば、知恵と教訓が得られます。
いつ自分が被害者になるかわかりません。
すべての人は不完全な存在であることを思い出してください。
被害者に起こったことは、自分にも起こる可能性があります。
騙された人を、ばかにするのではありません。
敬意を払ったうえで反面教師として真剣に受け止めることが大切です。
聖書の中に次の一節があります。
「高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ」
目に見えるトラブルが起こる前には、目に見えない心の在り方が関わっているという意味です。
心は目に見えませんが、いずれ現実に反映され、結果をもたらします。
このことは、騙されない生き方をするうえでも大切な考えです。
「自分は騙されない」
そう思っているなら、あなたは次の被害者予備軍です。
なぜ「自分は騙されない」と思うのはよくないのか。
油断が生まれるからです。
心の中で「自分は騙されない」と少しでも思うことがあれば、黄色信号です。
心の在り方が良くありません。
油断はトラブルのもとです。
「自分は騙されない」と思うのは過信です。
自分は騙されないと断言できる根拠はありません。
「自分は騙されない」「自分は大丈夫」「騙されるわけがない」と考えていると、気の緩みが生じます。
緊張感がなく、警戒心が薄れ、注意力が低下します。
違和感があっても「気のせいだろう」とスルーするでしょう。
詐欺師にとって過信している人は、絶好のカモです。
そういう人に限って、あっさり詐欺に引っかかり、大金を騙し取られます。
高学歴の人やプライドの高い人は、特に注意が必要です。
どれだけ博識であろうと経験が豊富であろうと、油断していては無防備と同じです。
「自分も騙されるかもしれない」と警戒することです。
過信することなく、謙虚になっておくのが得策です。
「自分も騙されるかもしれない」と警戒していれば、緊張感が生まれ、心身がきゅっと引き締まります。
注意の意識が働いて、五感が研ぎ澄まされます。
一つひとつのアクションが慎重になり、詐欺に対する注意力が高まります。
しっかり警戒することで、トラブルを防げるのです。
人の詐欺トラブルの話を聞いたとき、ばかにして笑うのではありません。
「自分も注意しよう」「人のことは言えない」と身を引き締めましょう。
トラブルを防ぐなら、過信より謙虚です。
謙虚になることで注意喚起が促されます。
人ごとと思わないことです。
反面教師にすることで、知恵や教訓が得られます。
トラブルを避けたいなら、聖書の言葉のとおり、まず心の在り方を整えることです。
現実は、心の在り方を反映した結果にすぎません。
「自分も騙されるかもしれない」という心の在り方でいれば、騙されなくなります。
「大金持ちになりたい」
「とにかく少しでもお金が欲しい」
「宝くじに当たって、優雅な生活を実現したい」
そうした夢を抱く人も多いでしょう。
お金は、夢を叶えるためのツールです。
不便を減らし、自由を増やす力があります。
心のお守りとして、精神的安定を促す働きもあります。
「お金があればあるほどいい。大金持ちになりたい」と願う人も多いのではないでしょうか。
しかし、ここに注意があります。
お金を欲しがるのはいいですが、強欲になるのは要注意です。
どこがいけないのかと思いますが、よくないのです。
お金に対して強欲になると「際限のない金銭欲」が生まれるからです。
お金に対して強欲になると、お金を稼ぐことがすべてになります。
「何が何でもお金が欲しい」という考え方になります。
心の中で金銭欲が暴れ回って暴走します。
お金が欲しい気持ちで頭がいっぱいになると、感情的になってしまい、理性や自制心のコントロールが難しくなります。
視野が狭くなって、短期的な考えになります。
規範意識や道徳観念が薄れていき、やましい考えが浮かぶことも少なくありません。
「必ず儲かる話があります」
「100%成功する投資があります」
「必ず大金持ちになる方法があります」
詐欺師の怪しい営業トークが、天使の甘いささやきに聞こえてくるでしょう。
誰でも嘘とわかる単純で誇大な話を、真に受けて信じてしまいます。
儲けたい気持ちが強すぎると、リスク評価が甘くなり、詐欺に対する注意力も低下します。
これほど危険なことはありません。
あっさり引っかかってお金を騙し取られるのがオチです。
お金に対して強欲になっていると、騙されるのは時間の問題です。
儲けるどころか、かえって損をしてしまうのです。
騙されない生き方をしたいなら、節度のある金銭欲を持ちましょう。
具体的に言うと「衣食住に不自由がなく、好きなことを楽しめる程度の収入や資産があれば十分」という考え方になることです。
節度のある金銭欲があれば、お金に対して執着することはありません。
「大金持ちになる必要はない。小金持ちで十分」と思えます。
お金と適度な距離感が生まれるので客観的になれます。
客観的になることで理性が働いて、自制心を保てます。
「お金は欲しいが、悪事に手を染めてまで欲しいとは思わない」
規範意識や道徳観念を保て、良識のある行動ができます。
怪しい儲け話を持ちかけられても「怪しい」とすぐ見抜けます。
結果として騙されることがなくなります。
お金を第一に考えないことです。
お金持ちになれなくても、幸せな生き方は可能です。
お金があるに越したことはありませんが、少なくても人生を楽しめます。
節約が必要なら、節約を楽しめばいい。
たまに贅沢ができる程度の収入と資産があればいいのです。
毎日贅沢できなくても、たまに贅沢できれば十分です。
騙されない生き方であると同時に、幸せな生き方でもあるのです。
損をすれば、悔しい気持ちが湧いてくるもの。
そんなとき、思うことがあります。
「損を取り返したい」という気持ちです。
悔しい炎がめらめら燃えてきて、いても立ってもいられなくなるでしょう。
損のままで終わらせるのは悔しいので、なんとか粘って悪あがきをしたくなります。
もちろん損を取り返したい気持ちになるのはいいのです。
誰でも思う当然の気持ちであり、不思議なことではありません。
保険金や還付金など、損を取り返せる正当な権利があるなら、アクションを起こすことも大切です。
きちんと必要な手続きを行って取り返せばいいでしょう。
しかし、正当な権利があるわけでもないのに、意地でも損を取り返そうとしているなら考え直したほうがいいでしょう。
感情的になっていて、騙されやすい状況です。
このまま損を取り返しに行けば、安易な罠に引っかかり、ますます地獄に落ちていくでしょう。
意地でも損を取り返そうとすると、追いつめられたような心理状態になります。
「損を取り返したい」と思えば思うほど執念深くなって、冷静を失います。
視野が狭くなり、客観的な視点が失われ、安易な思考に傾きます。
そんなときに近づいてくるのが詐欺師です。
詐欺師は「損を取り返したい」という人の気持ちにつけ込んできます。
「大変でしたね。よく耐えてきましたね。でも大丈夫です。必ず損を取り返せます。お任せください」
甘い言葉であなたを誘惑してきます。
人が困っているときに善意のお面をかぶって商売するのが詐欺師です。
公的機関や金融関連を装ってアプローチしてくることも少なくありません。
普段ならこういう話を「怪しい話」と判断してスルーしますが、焦っているときは感じ方が変わります。
うさんくさい話でも、心に余裕がないときは真実に聞こえ、信じてしまいます。
「神様から助け」「天から垂れてきたクモの糸」のように感じて、わっと舞い上がり、反射的に飛びついてしまいます。
そうして詐欺師の罠に引っかかります。
損を取り返すどころか、ますます損を増やすことになり、踏んだり蹴ったりになります。
取り返そうと思わないことです。
意地になりたい気持ちが湧いてきても、ぐっと抑えましょう。
損をしたお金は「授業料」と割り切って考えましょう。
損失が確定しても、知恵や教訓を得るための授業料と割り切れば納得できるでしょう。
意義が生まれれば、心の整理がつきます。
悔しくてたまらないときは「小さな損で済んで良かった。深入りしていればもっと大損になっていた」と思えばいい。
うまく自分を慰めることです。
自分の失態を認め、現実を受け止めましょう。
しっかり反省することで、知恵や教訓が身につきます。
同じ失敗を二度と繰り返すことがなくなります。