人と接しているとき、親近感が湧く場面があります。
まだなじみが浅い相手であっても、年齢や出身地が自分と同じとわかれば、親近感が湧きます。
相手の趣味や好み、考え方や生き方が自分と同じときも、親近感が湧くでしょう。
お互いに共通点があると「仲間意識」が芽生えて、心の距離が近づきます。
いったん親近感が湧くと、古くからの関係であるかのように仲良くなれ、親しい雰囲気が出てきます。
自然と笑顔が増えたり、もっと話したくなったりするのです。
親近感が湧くかどうかは、偶然や成り行きに任せている人が多いのではないでしょうか。
もちろん偶然や成り行きに任せるのもいいですが、それでは受け身です。
親近感が湧くかどうかは、運や偶然が関係しているように思えますが、誤解です。
お互いの共通点が見つかるかどうかです。
積極的に共通点を見つけていけば、自発的に親しみの感情を生むことができるようになります。
つまり、親近感とはいえ、自分の裁量でコントロールが可能です。
相手に親近感が湧くよう積極的に働きかけましょう。
ポイントは「共通点を見つけること」にあります。
何でもいいので、相手と自分との共通点を見つけてください。
観察力を働かせ、感覚を研ぎ澄ませましょう。
さまざまな角度から相手を見ていき、1つでもいいので共通点を見つけていきましょう。
完全一致であればベストですが、だいたい一致であってもOKです。
許容範囲を広げたほうが、それだけ親近感が湧くチャンスも増えます。
「共通点を見つけるのは難しい」
そう思うかもしれませんが誤解です。
実際のところ、共通点が1つもない人を探すほうが難しい。
人を構成する要素は、数多く存在するため、本気になれば、嫌でも1つくらいは共通点が見つかります。
ゲーム感覚で「共通点探し」に取り組んでみましょう。
観察力を駆使して、いろいろな角度から相手を見れば「同じ」「似ている」と感じるところが1つくらいはあるはずです。
共通点を見つけるのが上手になれば、ほぼすべての人に、親近感を覚えることができるようになります。
1つ見つかれば、自然と親近感が出てきます。
2つ見つかれば、もっと親近感が出てきます。
3つも見つかれば、運命を感じるでしょう。
共通点が見つかれば見つかるほど、強い親近感を覚えるようになります。
親近感を持てば、自然と笑顔が増え、友好的な接し方になります。
あなたの柔和な態度に相手も心を開いていき、自然と仲良くなります。
仲良くなるから親近感が湧くのではありません。
親近感が湧くから仲良くなるのです。
たとえ相手があなたを嫌っていても、あなたは相手に親近感を持つことです。
親近感は、一方的に持っていいものです。
親近感は、偶然のたまものではなく、あなたの心がけ次第です。
あなたの心はあなたのもの。
あなたが相手をどう思おうと、自由です。
親近感を持てば、仲良くなるのは時間の問題なのです。