偉そうにしている人がいると「きっとあの人は偉いに違いない」と思います。
自慢話が多い。
人を見下す発言が目立つ。
態度から慢心がにじみ出ている。
自分は偉大な人間であるように振る舞っている。
まだ結果を出している人ならいいのです。
結果を出せたのは、それだけの努力と苦労を重ねてきた証拠です。
もちろん偉そうな態度はよくありませんが、少なくとも結果が出ているなら「立派」と言えます。
しかし、結果を出していないのにもかかわらず、態度だけ偉そうなのはよくありません。
偉そうにしている人がいると「あの人は偉いのかな」と思いそうになりますが、要注意ポイントです。
残念ながら偉そうにしている人は、本当に偉い人とは言えません。
偉そうにしているのは、自分は尊大と思っている証拠です。
自己肯定感は大切ですが、露骨なアピールは下品です。
気持ちに油断があります。
周りを見下す気持ちがあるのは、性格にゆがみが生じつつあります。
偉そうにしている人は「これから私は下降線です」と公言しているようなものです。
隙があり、油断があり、慢心があります。
偉そうにしていると、いつか大きな落とし穴にはまるでしょう。
慢心という邪悪な心によって、痛い目に遭うことになるのです。
だから、偉そうにしている人は偉くありません。
態度や外見に惑わされないことです。
偉く見えるだけで、本当は偉くないのです。
本当に偉い人はどんな人なのでしょうか。
それは「結果を出しているのに控えめでいる人」です。
しっかり結果を出しているにもかかわらず、態度は謙虚です。
結果を出していても、露骨な自慢はしません。
試験や面接といった評価される場面を除いて、自分から結果をアピールしません。
聞かれたら答える程度。
大きな結果を出せたのは、自分だけの力ではなく、多くの人のおかげであることを自覚しています。
そのため「皆さんのおかげです」「感謝の気持ちでいっぱいです」といった感謝やねぎらいの言葉を口にします。
物腰が低くて、言葉遣いも丁寧です。
結果を出せても、向上心が強いため、常に目線は上向きです。
まだまだ上を目指そうとしています。
自分は未熟者という自覚があります。
そもそも上には上がいて、世の中にはもっとすごい人がいることも自覚しています。
厳しい現実をわかっていれば、とても偉そうな態度はできず、謙虚な態度でいたくなります。
そのため「まだまだ未熟者です」「少し運がよかっただけです」といった謙虚な言葉を口にします。
だから偉いのです。
「その人が本当に偉いかどうかは、結果と態度を見ればわかる」と言っても過言ではありません。
慢心か向上心かの違いです。
偉そうにしている人が、偉いのではありません。
結果を出しているのに控えめでいる人が、偉いのです。