執筆者:水口貴博

悪酔いを防ぐ方法

20

二日酔いを迎え酒で紛らわせるほど、危険な飲み方はない。

二日酔いを迎え酒で紛らわせるほど、危険な飲み方はない。 | 悪酔いを防ぐ方法

「迎え酒をすると、二日酔いが治る」

一度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか。

迎え酒とは、二日酔いの不快感を発散させるために飲む酒のことをいいます。

二日酔いで気分が悪いとき、再びお酒を飲むと、体調が回復したように感じます。

体がぽかぽか温まり、二日酔いの不快感が消えたように思えます。

テンションも上がり、元気が出てくることも少なくありません。

「迎え酒は二日酔いに効果がある」と実感する人も多いのではないでしょうか。

しかし結論から言うと、迎え酒で二日酔いが治ったように感じるのは、単なる気のせいです。

迎え酒で二日酔いが治ると感じるのは、アルコールによる作用によって、一時的に感覚が麻痺まひしているにすぎません。

むしろ二日酔いを迎え酒で紛らわせるほど、危険な飲み方はありません。

楽になった実感があっても、肝臓は悲鳴を上げています。

例えるなら、ボクシングでノックアウトしている選手を、さらに殴りつけているようなもの。

ただでさえ体調が悪いとき、さらに負担をかける飲み方をすると、ますます肝臓に負担をかけます。

迎え酒の酔いが覚めた後、強烈な苦しみと後悔が待っているでしょう。

「迎え酒は、アルコール依存症の入り口」ともいわれています。

二日酔いの苦しさを迎え酒でごまかす習慣ができると、飲酒量が一気に増えます。

二日酔いで苦しんではお酒を飲み、また二日酔いで苦しんではお酒を飲むことになります。

飲酒が常態化しやすいため、アルコール依存症のリスクが一気に高まるのです。

二日酔いの迎え酒は厳禁です。

たとえ少量のお酒でも控えましょう。

迎え酒の習慣があるなら、直ちに改善することをおすすめします。

迎え酒をしたくても、ぐっとこらえ、水やスポーツドリンクで済ませるのが得策です。

お酒による利尿作用で脱水気味になっているはずですから、しっかり水分を補ったほうが健康的です。

悪酔いを防ぐ方法(20)
  • 二日酔いで気分が悪くても、迎え酒はしない。
寝酒・昼酒・迎え酒は、アルコール依存症の入り口。

悪酔いを防ぐ方法

  1. 悪酔いを防ぐ基本は1つだけ。
    「適量を守りながら、ゆっくり飲むこと」
  2. 飲みすぎの防止は、自覚から始まる。
  3. 適量を守って楽しむお酒が、一番おいしい。
  4. お酒と水分を一緒に取るようにする。
  5. もともとお酒に弱い体質なら、適量範囲を狭めておく。
  6. 空腹や喉が渇いているときにお酒を飲むと、悪酔いしやすい。
  7. たくさんお酒が飲めることが偉いのではない。
    節度を持ってお酒を飲めることが偉いのだ。
  8. 飲酒は、物足りないくらいでやめるのが、ちょうどいい
  9. ため込んでいるストレスが、酒癖の悪さにつながっていないか。
  10. お酒の一気飲みほど、危険な飲み方はない。
  11. お酒の飲み方でかっこつけるのではない。
    仕事の結果でかっこつけるのだ。
  12. 飲酒に集中するのではない。
    コミュニケーションに集中するのだ。
  13. 安酒は悪酔いしやすい。
  14. 悪酔いをするのは、お酒の種類にあるのかもしれない。
  15. 周りのペースに乗せられないように注意する。
  16. お酒が好きな人の近くに座ると、飲みすぎやすくなる。
    お酒が苦手な人の近くに座れば、飲みすぎることもない。
  17. あらかじめ相談をしておき、お酒の予防線を張っておく。
  18. お酒で大失敗をしたら、記憶と後悔が鮮明なうちに一部始終を書き留めておく。
  19. 筋トレ後の飲酒は、悪酔いの原因になる。
  20. 二日酔いを迎え酒で紛らわせるほど、危険な飲み方はない。
  21. 寝酒・昼酒・迎え酒は、アルコール依存症の入り口。
  22. 酒癖を直す手がかりは、子ども時代の熱中にある。
  23. 飲酒量を把握しておかなければ、適量の調整も難しい。
  24. 最初に飲むぶんだけ注文して、追加注文をしない。
  25. 悪酔いを防ぐなら、ちゃんぽんは避けたほうが安心。
  26. 上手な嘘は、社交の知恵。
    「お酒に弱い」という嘘も、時には有効。
  27. 体調が悪いときは、無理にお酒を飲むのは控える。
  28. 悪酔い・二日酔い防止のサプリメントに頼る。
  29. どれだけ酒癖の悪い人も、そもそもお酒を飲まなければ、醜態をさらすことはない。
  30. どうしてもお酒がやめられないなら、アルコール依存症を疑ってみる。

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