執筆者:水口貴博

悪酔いを防ぐ方法

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もともとお酒に弱い体質なら、適量範囲を狭めておく。

もともとお酒に弱い体質なら、適量範囲を狭めておく。 | 悪酔いを防ぐ方法

世間一般では「純アルコール20グラム程度が適量」とされています。

飲酒の適量を考えるうえで重要な指標です。

それぞれのお酒に換算すると、次のとおりになります。

  • アルコール度数5パーセントの缶チューハイなら、1.5缶まで
  • アルコール度数5パーセントのビールなら、中瓶1本まで
  • アルコール度数15パーセントの日本酒なら、1合まで
  • アルコール度数25パーセントの焼酎なら、0.6合まで
  • アルコール度数43パーセントのウイスキーなら、ダブル1杯まで

純アルコール20グラムを上限とした飲酒を心がければ、比較的、安全な飲酒を楽しめます。

体調不良といった特別な事情がないかぎり、肝臓を痛めず、悪酔いや二日酔いを避けることができるでしょう。

では、世間一般の適量を守れば必ず安心かというと、ここに注意があります。

世間一般の適量とはいえ、絶対視するのは注意したほうがいいでしょう。

お酒の強さには個人差があるからです。

お酒に強い体質の人もいれば、弱い体質の人もいるように、アルコールの分解処理能力には個人差があります。

個人差にもずいぶん差があります。

少量のお酒で酔ってしまう人もいれば、大量に飲んでもなかなか酔わない人もいます。

一口飲んだだけで顔が真っ赤になる人もいれば、何杯飲んでも顔色が変わらない人もいます。

お酒に強い人ならまだいいですが、問題は、お酒に弱い人の場合です。

お酒に弱い人の場合、世間一般の適量に惑わされると、どうしても飲みすぎてしまいます。

たとえば、アルコール度数5パーセントのビールなら、中瓶1本が適量とされていますが、自分に当てはまるとは限りません。

もともとお酒に弱いなら、ビールの中瓶1本が、すでに飲みすぎになっているでしょう。

世間一般の適量は「絶対データ」ではなく「参考データ」と考えることです。

世間一般の適量は重要な参考データではありますが、だからといって信じ切るのはよくありません。

もともとお酒に弱い人は、普通の人よりアルコールにデリケートです。

世間一般の適量が通用しないでしょう。

ここで大切なのは、実際に自分が飲んだときの感覚です。

「自分はこれくらい飲むのがちょうどいい」

「これ以上飲むと、酔いすぎてしまう」

「この種類のお酒なら、ここまでにしておくのがいい」

何度かお酒を楽しんでいると「このあたりが限度」という感覚がわかってくるでしょう。

ほろ酔いと深酔いの境界ラインを確認しておきましょう。

もともとお酒に弱い体質なら、油断すると適量を超えやすいため、悪酔いもしやすいと考えることです。

「自分はお酒に弱い」という自覚があるなら、世間一般の適量範囲より狭めておくのが賢明です。

世間一般の適量より、自分の適量です。

もともとお酒に弱い体質でも、きちんと自分の許容範囲内であれば、悪酔いすることなく飲酒を楽しめます。

悪酔いを防ぐ方法(5)
  • もともとお酒に弱い体質なら、適量範囲を狭めておく。
空腹や喉が渇いているときにお酒を飲むと、悪酔いしやすい。

悪酔いを防ぐ方法

  1. 悪酔いを防ぐ基本は1つだけ。
    「適量を守りながら、ゆっくり飲むこと」
  2. 飲みすぎの防止は、自覚から始まる。
  3. 適量を守って楽しむお酒が、一番おいしい。
  4. お酒と水分を一緒に取るようにする。
  5. もともとお酒に弱い体質なら、適量範囲を狭めておく。
  6. 空腹や喉が渇いているときにお酒を飲むと、悪酔いしやすい。
  7. たくさんお酒が飲めることが偉いのではない。
    節度を持ってお酒を飲めることが偉いのだ。
  8. 飲酒は、物足りないくらいでやめるのが、ちょうどいい
  9. ため込んでいるストレスが、酒癖の悪さにつながっていないか。
  10. お酒の一気飲みほど、危険な飲み方はない。
  11. お酒の飲み方でかっこつけるのではない。
    仕事の結果でかっこつけるのだ。
  12. 飲酒に集中するのではない。
    コミュニケーションに集中するのだ。
  13. 安酒は悪酔いしやすい。
  14. 悪酔いをするのは、お酒の種類にあるのかもしれない。
  15. 周りのペースに乗せられないように注意する。
  16. お酒が好きな人の近くに座ると、飲みすぎやすくなる。
    お酒が苦手な人の近くに座れば、飲みすぎることもない。
  17. あらかじめ相談をしておき、お酒の予防線を張っておく。
  18. お酒で大失敗をしたら、記憶と後悔が鮮明なうちに一部始終を書き留めておく。
  19. 筋トレ後の飲酒は、悪酔いの原因になる。
  20. 二日酔いを迎え酒で紛らわせるほど、危険な飲み方はない。
  21. 寝酒・昼酒・迎え酒は、アルコール依存症の入り口。
  22. 酒癖を直す手がかりは、子ども時代の熱中にある。
  23. 飲酒量を把握しておかなければ、適量の調整も難しい。
  24. 最初に飲むぶんだけ注文して、追加注文をしない。
  25. 悪酔いを防ぐなら、ちゃんぽんは避けたほうが安心。
  26. 上手な嘘は、社交の知恵。
    「お酒に弱い」という嘘も、時には有効。
  27. 体調が悪いときは、無理にお酒を飲むのは控える。
  28. 悪酔い・二日酔い防止のサプリメントに頼る。
  29. どれだけ酒癖の悪い人も、そもそもお酒を飲まなければ、醜態をさらすことはない。
  30. どうしてもお酒がやめられないなら、アルコール依存症を疑ってみる。

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