時間を無駄にしないように気をつけていても、うっかりがあります。
不注意でミスをしてしまい、仕事をやり直すことになった。
ちょっと雑談をするつもりが、つい無駄話が多くなってしまい、気づくと長時間が過ぎていた。
新しい料理にチャレンジすると、作り方を間違えてしまい、最初から作り直すことになった。
近道だと思って進んでみたら行き止まりで、来た道を引き返すことになった。
週末は有意義に過ごそうと思っていたのに、前日飲み過ぎていたせいで二日酔いになり、半日つぶすことになった。
人間ですから、時に失敗があります。
効率よく時間を使うつもりが、逆に効率が悪くなってしまうことがあるもの。
そんなとき、腹が立ったり、いらいらして自分を責めたりすることがあるかもしれません。
「しまった! 時間を無駄にしてしまった。自分が情けない。あれほど気をつけていたのに」と。
しかし、時間を無駄にしても腹を立てないことです。
じたばたしたところで仕方ありません。
ストレスを感じる時間、生産性のない時間が生まれます。
腹を立てると、今度はその腹を立てた時間が無駄になり、再び後悔することになるのです。
時間を無駄にしたら、やるべきことは反省です。
自分の言動を振り返り、良くなかった点に着目して、今度の行動を改めることです。
次から気をつけようと考え、行動を改善しましょう。
不注意でミスをしたら、今後同じことが起こらないようチェックリストを作成します。
雑談で無駄話が多くなったら、今後は過度の雑談に注意します。
料理の作り方を間違えて最初から作り直すことになったら、次からきちんと手順を確認してから取りかかります。
道に迷って時間を無駄にしたら、今後はきちんと地図を確認しながら行きます。
二日酔いで半日をダメにしたら、今後は飲み過ぎないよう注意することに加え、二日酔い対策の薬やドリンクの利用を心がけます。
そのうえで「たまにはこういうこともあるか」と楽観的に考えることも大切です。
最初から完璧にできる人はいません。
もともと人間は不完全な生き物ですから、たまにはミスや間違いをすることもあって当然です。
きちんと反省ができれば、さっと気持ちを切り替えましょう。
自分に完璧を求めないほうが、自分を責めることがなくなって、いつも明るい気持ちでいられます。
落ち込むことがなくなる分、結果的に生産性も高くなるのです。