悪酔いを防ぐために、必ず避けたいお酒の飲み方があります。
ちゃんぽんです。
ちゃんぽんとは、別の種類の飲み物を混ぜることをいいます。
もちろん興味本位で飲むぶんにはいいでしょう。
好奇心の旺盛な人なら、ちゃんぽんでお酒を楽しむのも面白いと感じるはず。
自分で新しいお酒を造る感覚があります。
「どんな味になるのだろう」と興味本位でお酒を楽しむくらいなら悪くありません。
しかし、悪酔いを防ぎたいなら、ちゃんぽんは控えておくほうがいいでしょう。
ちゃんぽんを避けたほうがいい理由は2つあります。
「適量がわかりにくくなる」「風味が損なわれる」です。
お酒ごとに、アルコール度数も異なります。
種類が異なると適量がわからなくなり、アルコールを摂取しやすくなります。
ちゃんぽんによって、お酒の量は2倍に増え、アルコールの含有量が曖昧になります。
たとえば、アルコール度数5度のお酒に、アルコール度数25度のお酒を混ぜると、どのくらいが適量かわかりにくくなります。
異なるお酒を混ぜることで、お酒の風味が損なわれます。
おいしいお酒同士を混ぜ合わせたから、おいしいお酒になるとは限りません。
基本的にお酒は、単体で飲むとき、おいしくなるよう調整されて作られています。
単体ではおいしくても、ちゃんぽんで混ぜると、添加物同士が混ざり合って、香りや味わいが損なわれます。
風味が損なわれるだけでなく、おかしな味になって、まずくなることも少なくありません。
自分の好みではない味のため、頭痛や吐き気を催し、悪酔いにつながることがあります。
もう1つ注意したいのが、交互に飲む飲み方です。
お酒を混ぜず、交互に飲めば安心かというと、ここにも落とし穴があります。
交互にお酒を飲んだとしても、胃の中で混ざることになるため、結局はちゃんぽんと同じ状態になります。
適量の調整が難しくなり、飲みすぎの原因になってしまうのです。
ちゃんぽんは、悪酔いをしにいくようなものです。
お酒を飲むなら、ちゃんぽんは控え、1種類と決めて飲むようにしましょう。
「今日はこのお酒を飲む」と決めたら、一口ずつじっくり味わいます。
同時にいろんな種類のお酒を楽しむのもいいですが、悪酔いを防ぐなら、ちゃんぽんは避けたほうが安心です。