責任感とは何か。
責任感とは、自分の仕事や行為について、きちんと果たそうとする気持ちのことをいいます。
「責任」と聞けば、重苦しいイメージがあります。
喜んで責任を取りたがる人はいないでしょう。
誰でも責任を負いたくないと考えるのが普通です。
「責任を取ります」と言うのは簡単でも、実際に責任を果たすのは難しい。
責任と聞いた瞬間、誰でも緊張して、その場から逃げたくなるでしょう。
「余計な責任を負いたくない」
「できるだけ責任のない仕事をしたい」
「責任がないほうが自由で気楽」
そうした本音があるはずです。
だからこそ、きちんと責任感を持って行動できる人は尊敬されます。
責任は、尊敬されるために必要不可欠な要素です。
尊敬される人は、責任感があります。
与えられた仕事は、途中で投げ出さず、最後までやり遂げようとします。
難しいことがあっても、簡単に諦めず、できうる手段を尽くして解決しようとします。
時には、残業や徹夜をすることもあります。
納期や締め切りに間に合うよう最善を尽くして、きちんと任務を果たそうとします。
うっかり仕事にミスが発生すれば、素直に自分のミスを認めます。
素直に反省をして、同じことを繰り返さないよう、きちんと対策を立てて改善に努めます。
もし自分がリーダーで部下が失敗すれば、指揮監督できなかった自分に非があると考えます。
自分が犯した失敗でなくても、原因の一端がある考え、チームの代表として責任を取ろうとします。
責任を意識すると、中途半端なことはできなくなるので、必然的に態度と行動が引き締まります。
背筋がぴんと伸び、表情がりりしくなり、行動が洗練されるのです。