食事中は「おいしい」と言いながら食べてみましょう。
できれば、声に出すのがポイントです。
たとえ、そう思わない食事中でも「おいしいなあ」と口ずさみながら食べてみましょう。
友人と一緒に食事をして、話題に困ったときには「おいしい食事だね」と言えばいい。
「おいしい」という言葉は、最高の調味料です。
おいしいと思うから、食事がさらにおいしく感じられます。
笑顔も増え、幸せが増え、生き生きさせる効果があります。
そうすると、プラスの感情がストレスを緩和し、雰囲気を和らげ、幸せを増幅させます。
また、おいしいと思うと、人間は自然と噛む回数が増えます。
より味を引き出そうとたくさん噛むことになるため、だ液も分泌されやすくなり、消化にも吸収にも好影響を与えます。
声に出せない状況のときには、思うだけでもかまいません。
思うだけでも十分に効果はあります。
なにより、友人との会話も弾みやすくなります。
「まずいね」という会話から始まれば、その後には暗い話題が続きます。
「おいしいね」という話題から始まれば、その後には明るい話題が続きます。
食事も会話も、より味わうためには「おいしいね」という当たり前の言葉をかけるだけでいい。
まず、食事中は「おいしい」と口ずさみましょう。
そういうプラスの感情が、美を促進させるのです。