すでに紹介したとおり、マーガリンは体に悪い「トランス脂肪酸」が多く含まれています。
トランス脂肪酸は体で代謝しにくいため、体への負担が大きい。
体の中に残りやすいため、太りやすくなります。
私がアメリカに留学していたころ、スリムなアメリカ人女性から「マーガリンは食べないほうがいいよ」と言われたことがあります。
事実、欧米では「マーガリンを食べる=穏やかな自殺」とまでいわれています。
少しずつではありますが、確実に体への悪影響を与えています。
極端な言い方かもしれませんが、事実です。
突然ですが、あなたはゴキブリが好きですか。
もちろん「大嫌い」と答えることでしょう。
私も大嫌いです。
そんな私たちが大嫌いなゴキブリは、残パン・ご飯粒・野菜・人間のふけなど何でも食べます。
しかし、何でも食べるゴキブリでさえ、マーガリンには近づきません。
ゴキブリは、そもそもマーガリンを食べるものとは思っていません。
単なる「物体」としか見ていないようです。
ゴキブリですら近づきも食べもしないマーガリンを、私たちが普通に食べていますから、鳥肌が立ちませんか。
マーガリンを食べてしまうことは、どれほど体に悪いことをしているか、おわかりいただけることでしょう。
一番難しいのは、マーガリンそのものだけでなく「マーガリンが使われた食品」です。
食品の裏の栄養表示部分に「マーガリン」と書かれていないので、判断しにくい。
一見すると、当たり前のように見える食べ物が、実は多くのマーガリンが使われているということがあります。
お菓子類は、その代表です。
ポテトチップ、クッキー、ケーキ、そのほか多くの菓子類です。
味が濃くて「おいしいな」と思う食品こそ、要注意です。
うっかり、いつの間にか口にしてしまうので、特に注意が必要です。
マーガリンを口にするなら、バターに変えましょう。
バターは動物性油脂ですが、自然界に存在する油であるため、体への負担が小さい油です。
マーガリンに比べれば、はるかに健康的なのです。