油分を控えるというのは基本でも、何でも控えればいいわけではありません。
油分には、角質層の水分を保持する効果がありますから、完全になくなってもいけません。
健康上、ある程度の油分は必要です。
あるのは「いい油」と「悪い油」です。
わかりやすく言うと「いい油とは自然の油」「悪い油とは人工の油」です。
いい油とは自然の油ですので、自然界に存在する油をさします。
大きく分けて「動物性の油、植物性の油」の3種類があります。
そもそも自然に存在するので、体への悪影響は小さい。
もちろんこの中でも動物性の油より植物の油のほうが、体には優しいです。
特徴の違いこそはあれ、摂取によって致命的な傷がつくわけではありません。
一方、悪い油とは、この逆です。
「人工的に作られた油」です。
その代表的なものが「トランス脂肪酸」という油です。
どんなものに含まれているのかというと、マーガリン、天ぷら、アイスクリームに多く含まれています。
私たちが大好きなポテトチップ、チョコレート、クッキーなどの菓子類全般です。
そもそも自然界に存在しない異常な油であるため、体内で代謝されにくいうえ、体脂肪になりやすい。
つまり「太りやすい油」ということです。
当然、美容への影響も大きい。
また、健康面においても悪玉コレステロール、動脈硬化、心臓疾患、がん、不妊、アレルギーなどが報告されています。
美容面・健康面においても、トランス脂肪酸は悪い油の代表です。
できるかぎり食生活から排除する心がけが必要なのです。