公開日:2008年4月29日
執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

17

説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。

説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

先日、読者から「なぜいつも30構成なんですか」と聞かれました。

「もう少し多くてもいいのではないか」という気持ちで、質問してきたようです。

実は、私としても「30」というのは、少ないと思っています。

本当はバーゲンセールができるくらい、ネタはたくさんあります。

すべて紹介したい気持ちを抑えて、厳選したものを「たった30項目」で構成しています。

1つの文章は、読むのが速い人なら、1分もかからず読めてしまうでしょう。

その気になれば、1冊15分くらいで、一気に読めてしまいます。

そうした「一口サイズ」の工夫は、読者を飽きさせないために、著者がわざとしています。

無駄な文章は削り、大切なことだけを伝えるというストレートな説明を心がけ、文章をスリムにさせます。

あまりくどくど、無駄なことは話したくないのです。

なにより「物足りないな」という気持ちにさせる文章を心がけています。

あっという間に読み終えてしまい「もっと読みたい」という気持ちを継続させるため、短いくらいでちょうどいいのです。

たくさんありすぎて「もう十分」と思われると、そこで読むのをやめてしまいます。

長すぎる説明で嫌われるくらいなら、短すぎて「もっと読みたい」と思われるほうがいいのです。

「もっと読みたい」という気持ちがあれば、次の著書へ手をつけてくれます。

そうした工夫から、30構成は、ちょうど良い分量だと思っています。

「ちょっと足りない」と思うくらいの分量で、気持ちを継続させるほうが、長続きするのです。

上手にわかりやすく説明する方法(17)
  • 短い説明で、もっと聞きたい気持ちを、駆り立てる。
「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、あとから付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1%のキーワードと、99%の補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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