執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

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長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。

長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

どうしても、長い話にならざるを得ないときがあります。

それでいて、わかりやすく説明しなければならないときがあります。

たとえば、事件の状況説明や経緯の説明などでは、一部始終を詳しく説明しなければいけませんから、話が長くなります。

だからとはいえ、説明不足だと、誤解を招きかねません。

長い話をわかりやすく説明する必要があります。

プロの弁護士は、説明の前に、いつも次のような決まり文句を言います。

「ポイントは、3つあります」

長い話を始める前に「ポイントは3つあります」と、数を宣言するのです。

こうすることで、聞き手は「大切なことは3つあるのだな。これから3つの説明が始まるのだな」と理解できます。

今、1つ目の話をしているのか、2つ目の話をしているのかということも、区切りをつけやすくなります。

順を追って説明するので、説明もしやすくなり、聞き手も理解しやすくなるという効果があります。

たくさんの話を、淡々と続けていないでしょうか。

まず内容を、3つから5つに区切ってから説明をしましょう。

区切ると、考えの整理に役立ち、わかりやすくなります。

上手にわかりやすく説明する方法(8)
  • 「ポイントは3つあります」と、先に数を伝えておく。
「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、後から付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1パーセントのキーワードと、99パーセントの補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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