どうしても、長い話にならざるを得ないときがあります。
それでいて、わかりやすく説明しなければならないときがあります。
たとえば、事件の状況説明や経緯の説明などでは、一部始終を詳しく説明しなければいけませんから、話が長くなります。
だからとはいえ、説明不足だと、誤解を招きかねません。
長い話をわかりやすく説明する必要があります。
プロの弁護士は、説明の前に、いつも次のような決まり文句を言います。
「ポイントは、3つあります」
長い話を始める前に「ポイントは3つあります」と、数を宣言するのです。
こうすることで、聞き手は「大切なことは3つあるのだな。これから3つの説明が始まるのだな」と理解できます。
今、1つ目の話をしているのか、2つ目の話をしているのかということも、区切りをつけやすくなります。
順を追って説明するので、説明もしやすくなり、聞き手も理解しやすくなるという効果があります。
たくさんの話を、淡々と続けていないでしょうか。
まず内容を、3つから5つに区切ってから説明をしましょう。
区切ると、考えの整理に役立ち、わかりやすくなります。