執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

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大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

私が説明する際に気をつけているのは「大げさな表現を使わない」というルールです。

作家として、最低限のマナーだと思っています。

大げさな表現をすると、表現効果が強いように思えます。

しかし、実際は、説明の信用度が一気に下がってしまいます。

話が軽くなり、本当の話も、信じてもらえなくなります。

大げさな表現による衝動的な行動は、後悔される場合が多いからです。

事実、大げさな表現は「一時的な興奮作用」があります。

興奮すると気持ちが高ぶり、自制心を失い、判断が狂います。

私も、次のような大げさな言葉に乗せられ、何度も判断ミスをしたことがあります。

「世界で初!」

「今しかない!」

「残り5つだけ!」

「最初で最後のチャンス!」

「今まで見たこともない!」

「お見逃しなく!」

デパートのバーゲン、テレビショッピングで聞く言葉ですね。

こういう大げさな言葉を聞けば、興奮して、つい衝動的に行動してしまいます。

衝動買いを誘うショッピングは、まだかわいいのですが、大切な人生の道のりを、衝動的に判断してほしくありません。

私が大げさな表現を使いたくないのは、人生を衝動的に行動してほしくないからです。

大げさな表現で、衝動的になった行動や判断が、一生を台無しにする可能性もあります。

伝えたい熱い気持ちがあり、大げさに表現したい気持ちがあっても、それを抑えます。

落ち着いた心が、一番重要です。

「大げさな表現を使わない」というのは、わかりやすい説明をすると同時に、必要なマナーです。

大げさな表現を使わないほうが、信用されます。

落ち着いた言葉は、飾り気こそないですが、長く愛される言葉になります。

上手にわかりやすく説明する方法(30)
  • 大げさな表現は、使わないようにする。
まとめ

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、後から付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1パーセントのキーワードと、99パーセントの補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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