執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

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誰もが知っている言葉を使う。専門的な用語は使わない。

誰もが知っている言葉を使う。専門的な用語は使わない。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

これまでにない新しい技術、商品、サービスの説明では、専門的な用語が登場しがちです。

説明が下手な人は、自分の立場になり、いつも使っている専門的な用語を使って話してしまいがちです。

自分が開発した商品は、自分が一番よく知っているので、専門的な用語も当たり前に話してしまいます。

説明をする側は知っているけれど、説明を受ける側は初めて聞く言葉なので、困惑します。

ここで、温度差ができるのです。

初めて聞く言葉が1つでも登場すると、説明を受ける側は負荷がかかります。

「どういう意味なのか」を理解するために考え、言葉と意味とを結びつける作業が、素早く必要になるからです。

聞きやすい話、わかりやすい説明では、専門的な用語を使って話をするのは気をつけましょう。

プロの作る広告では、難しい言葉を使わない工夫をしています。

広告は、若い人からお年寄りまで多くの人が目にします。

日本語が片言しか話せない、外国人が見ていることもあるでしょう。

プロが作る広告では、誰が見てもわかるような表現を徹底しています。

JR東海のキャンペーンポスター『そうだ、京都、いこう』という一言は、まさに全国民に通じる言葉です。

言葉を短くし、もちろん難しい言葉や専門用語は使いません。

漢字で書けるところを、ひらがなで書くのは、読みやすくするためです。

読みやすく、すっと心に入ってくる言葉は、ひらがなです。

わかりやすく説明するためには、誰もが理解できる言葉を使って説明をすることです。

誰もが知っている言葉を組み合わせて、奥の深い話ができることが、本当の知性なのです。

上手にわかりやすく説明する方法(28)
  • 誰もが知っている言葉を使って、説明する。
落ち着いた話し方は、自信の表れ。

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、後から付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1パーセントのキーワードと、99パーセントの補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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