説明が下手な人は、話を接続助詞でつなぎます。
接続詞を使って、文と文をつなげ、長くしてしまいがちです。
接続助詞で言葉をつなぐことが癖になっている人は、特に要注意です。
説明と説明を接続助詞でつなぐと、だらだらした内容になり、わかりにくくなります。
接続助詞でつないだ悪い例として、以下の説明を聞いて、どう感じるでしょうか。
「これが今一番人気の商品ですが、私どもの会社では社員全員が重宝しておりまして、毎日活用しておりますが、やはり気になるのは、お値段はいかほどになるのかというところでしょうが、そういうお客さまの不安を考慮しまして考えましたのが、こちらの……」
「落ち着いてしゃべれ!」と、突っ込みたくなります。
接続助詞は説明と説明をつなげるために、口にしやすい言葉です。
しかし、使えば使うほど説明が長くなり、わかりにくくなります。
素人ほど、たくさんの接続助詞を使って、話を延々と続けます。
上手に説明するためには接続助詞は必要ないといっても過言ではありません。
接続詞は、極力、使うのはやめましょう。
使いそうになったら「。(句点)」で区切って話すほうが、すっきりします。
「これが、今一番人気の商品です。
私どもの会社では社員全員が重宝しておりまして、毎日活用しております。
やはり気になるのは、お値段はいかほどになるのかというところでしょう。
そういうお客さまの不安を考慮しまして考えましたこちらの……」。
接続助詞をなくして「。(句点)」で区切ることで、わかりやすい説明になりましたね。
あなたの話し言葉でも、十分活用できるポイントです。
説明上手になるためには接続助詞を使わず「。(句点)」を使えばいいのです。