執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

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「あり得ない表現」を使わない。

「あり得ない表現」を使わない。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

情緒的な文学作品に多いのが「情緒的な表現」です。

「情緒的な表現」は、イメージが湧きにくい表現が多いものです。

「瞳に映った月の影」

「優しい風が吹いている」

「青い太陽のように」

聞いていて、鳥肌が立ってきます。

それでいて、意味もよくわかりません。

そもそも「瞳に映った月の影」は、小さすぎて、見えるわけがありません。

「優しい風」とは、意味がよくわかりません。

「青い太陽」は、通常、あり得ない話です。

情緒的な文学に酔いしれる人は、こうした表現を使うことがかっこいいと思い込み、日常会話にも積極的に使いたがろうとします。

こういう情緒的な表現は、真似をしたくても、してはいけません。

わかりやすい説明の中には、一切不要です。

非常識な表現を多く使うと、説明内容が疑われます。

わかりやすい説明とは、当たり前の言葉を当たり前に使うことです。

人を驚かすような言葉を使うことではありません。

珍しい言葉や、着飾った表現、情緒的な言葉を使うことでもありません。

誰にでも通じる常識のある言葉を、使うことなのです。

上手にわかりやすく説明する方法(27)
  • 「当たり前の言葉」を使うようにする。
誰もが知っている言葉を使う。
専門的な用語は使わない。

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、後から付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1パーセントのキーワードと、99パーセントの補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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