執筆者:水口貴博

コミュニケーション能力が向上する30の方法

  • コミュニケーションは、
    キャッチボールと同じこと。
コミュニケーション能力が向上する30の方法

コミュニケーションは、キャッチボールと同じこと。

「コミュニケーションはキャッチボール」という言葉があります。
あなたも何度も耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ありふれた陳腐な一言ではありますが、まったくもってそのとおりなのです。

コミュニケーションの基本は、何でもない会話ができること。

コミュニケーションの基本中の基本は、何でもない会話ができることです。
もちろん楽しい話や面白い話、笑いのある会話も大いに結構です。
しかし、二の次の話です。

相手の興味に合わせた会話がベスト。

私はキャッチボールをしていると「会話と同じだな」とつくづく感じます。
キャッチボールは受け取りやすいボールを投げてくれるほど、もっとキャッチボールをしたくなります。
ボールが変な方向へと飛んでいくことがないため、ボールを取りに行く手間はありません。

一度に1つ以上の話をしない。

ボールが一度に2つ飛んでくると、キャッチできなくなります。
3個ならなおさらです。
キャッチボールのときは、一度に投げるボールは、1個だけです。

失敗談こそが、一番聞きたい話。

成功者やお金持ちの話は、ためになるようで、なかなかためになりません。
往々にして自慢話になっていることがほとんどだからです。
たとえば本屋に行って、お金持ちになった人や成功した人の本を開けば、すぐわかります。

同情には、癒す力がある。

一流の医者は、薬で治す前に、言葉で治すと言われます。
たとえば、体調が悪くて病院に行きます。
医者は病状を聞いてくるだけで、後は適した薬を手渡し、終わりです。

「この間はどうもありがとう」と言って、前回の会話のお礼から入る。

先日、職場の人と会ったときに、突然「先日は、どうもありがとう」と言われました。
一瞬、何のことだかわかりませんでしたが、先日一緒に食事をしたときのことだなとすぐ気づきました。
実は、友人が仕事のことで愚痴を言いたいと言うので、私は聞き役になって3時間ほど愚痴を聞いていたのです。

面白い話だけをすればいい。

私は文章を書くときには、面白い話だけをすることにしています。
楽しい話や嬉しい話、感動できた話などです。
普段の会話のときでも同じです。

話に割り込まれても「流れ」を大切にする。

コミュニケーションでは「流れ」が大切です。
会話が川の流れのように、自然に流れているかということです。
そのためには、会話の中でカットができる勇気を持つことが大切です。

話をしたくても、カットできる部分は思い切ってカットする。

コミュニケーションでは勢いが大切です。
勢いとはいえ、速く話すことや、たくさん話すことではありません。
会話に、元気が込められているかどうかです。

話をしない人に話しかけるほうが、好感が持てる。

一緒に話をしていると、話を「する側」と「しない側」にわかれます。
話をする人が会話の中心になり、残りの人たちは聞き役に回るということです。
たしかにこれも1つのコミュニケーションですが、本当はみんなが話すことができれば理想的です。

具体的な話が、面白い。

「具体的」は、コミュニケーションが上手な人が心がけている欠かせないポイントです。
話が下手な人は、いつも抽象的な表現をします。
曖昧でわかりにくく、適当な表現です。

「短く」を意識するだけで、リズムよくなる。

「短く」を意識するだけで、コミュニケーション能力は飛躍的にアップします。
話を意識的に短くするだけで、歯切れがよくなり、リズムができます。
1つの話が長いとつまらなくなることは、中年の説教を受けたことのあるあなたも、十二分にご存じでしょう。

話しかけられたら、最低一言は返す。

コミュニケーションは、野球のキャッチボールと同じと考えましょう。
野球のキャッチボールのようなコミュニケーションを想像し、できるだけ同じようなやりとりをすればいいのです。
普通のキャッチボールと同じことですが、ボールを投げて受け取っても、投げ返してくれない人がいます。

言葉による返事より、態度による返事のほうが効果的。

返事には2種類あります。
「言葉」と「態度」の2つです。
言葉はその名のとおり、相手の話に返事をしたり、相槌あいづちを打ったりすることです。

身ぶり手ぶりを加えて、少し大げさなくらいでいい。

少々大げさなリアクションであるほうが、会話は弾みやすくなります。
自分の言葉に対して、言葉のリアクションだけでなく、笑いや驚きといったリアクションがあれば、さらに会話は盛り上がります。
日本のお笑い芸人として有名な明石家さんまさんは、いつも笑ったり驚いたり飛び跳ねたりしています。

吐き出すと、吸収したくなる。
話をすると、勉強がしたくなる。

話は、すればするほど、頭がよくなります。
話をすることは吐き出すことであり、吐き出した分吸収したくなるからです。
今日あった話、最近感動した話、雑誌で見つけた情報など、いろいろと話をすれば自分の頭の中から情報がどんどんと出ていきます。

楽しくなる前から、笑顔になろう。

しかめ面や硬い表情では「拒否」や「警戒」「不安」を表します。
相手が硬い表情なら、こちらも話しづらくなります。
それに対して、笑顔という表情は「受け入れましょう」「楽しんでいます」という喜びのサインです。

うまく話ができないわけは、単純に吸収が足りないから。

うまく話をすることができない人がいます。
何を話していいのかわからず、何から話せばいいのかわからない人です。
言葉に詰まり、会話が途切れ、たどたどしいコミュニケーションになっています。

ネタのために勉強をする必要はない。
一生懸命に遊ぶだけでいい。

話のネタを仕入れるために、勉強は不要です。
勉強には苦痛が伴います。
したくても気の進まないことは、無理やり詰め込んだところで、身につきにくいものです。

できるだけ珍しい話をしたほうが、コミュニケーションは弾む。

コミュニケーションを盛り上げるためのコツがあります。
できるだけ珍しい話をすることです。
珍しい内容であるほど、面白くなります。

みんながしそうな話は、あえてしないこと。

私は質問をするときには、みんながしているような内容ではしないように心がけています。
みんながしている質問は、面白くないからです。
コミュニケーションの際は、できるだけみんながすでにしているような話は持ち出さないことです。

テンポのよいコミュニケーションのために、答えをじらさないこと。

テンポのよいコミュニケーションとは、次々に答えが出てくる会話のことです。
それに対してテンポの悪いコミュニケーションは、答えをじらす会話のことです。
ちょっと自慢をしたいがために、ときどき答えをじらす人がいます。

コミュニケーションとは、心を添えた会話のこと。

コミュニケーションというキャッチボールでは、相手に焦点を合わせることが前提です。
自分と相手との距離を見て計り、強すぎず弱すぎない力でボールを投げます。
相手が動かなくてもいいように、飛んでいくような一言をあなたが投げることができればいいわけです。

人と会うたびに、言うべきお礼がないか、考える癖をつける。

人と会ったときには、何かお礼を言うことはないかという癖をつけておきましょう。
話すネタを考える前に、言い忘れていたお礼はないかと考えるということです。
「何かお世話になったことはなかったか」

褒められたときには、素直にお礼を言うことが大切。

人間関係では、素直さは重要なポイントになります。
人から言われたことを聞き流すか、素直に受け入れるかで、その人の成長に大きな差ができます。
もちろんコミュニケーションでも、素直さは大切です。

「話しかけられる人」ではなく「話しかける人」になる。

人気者に共通しているポイントは「話しかけるキャラクター」であることです。
自分から積極的に話しかけ、積極的に仲良くなろうとしています。
すれ違うたびに、挨拶をしたり、笑顔を見せてくれたりします。

相手の表情は、あなたの顔を映し出している鏡。

コミュニケーションでは、硬い表情をしている人はモテません。
怖い顔なら、OKです。
たとえ怖い顔をしていても、笑顔で笑っていると、優しい人に見えます。

自分が太陽になり、周りに光を与える存在になる。

自分がわくわくする話をすれば、結果として周りも明るくさせることができます。
話している人が楽しそうに話をしていると、こちらもつられて楽しくなってくることはありませんか。
特に面白いという理由はないにもかかわらず、ただ楽しそうに話をしているだけで、こちらまで元気が伝染してきます。

チャンスは、人から手に入れよう。
出会いから、成長のチャンスが生まれる。

チャンスを手に入れる瞬間は、人と関わっている瞬間です。
新しい出会いは、人を通じて新たに出会います。
知らなかったことも、人から話を聞くことで知ることができます。

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