「説明するのが苦手」
「説明がわかりにくいと言われた」
「どうすればわかりやすく説明ができるか」
おや、わかりやすい説明の仕方にお悩みですか。
話がわかりにくい人のパターンは、たいてい同じです。
話が長いのです。
話が長いために焦点がぼやけ、何が言いたいのかわからなくなっています。
たくさん話をしてしまうことで、数多くの言葉が登場することになります。
聞いている人は、どれが大切なメッセージなのかわからず、困惑してしまいます。
話す人は、たくさん話せば、聞いている人にたくさんのメッセージを伝えることができ、わかりやすくなるだろうと思っています。
そもそも、勘違いです。
聞き手には、話が長いより、短いほうがわかりやすくなります。
わかりやすい説明の鉄則は「短い言葉」です。
「わかりやすさ」だけでなく「理解のしやすさ」「記憶のしやすさ」もすべて「短い言葉」が基本です。
わかりやすく説明するために必要なことが見えてきましたか。
とにかく、言葉を短くすることです。
言葉を短くしようと心がけると、どんなに説明が下手な人でも話をまとめられるようになります。
短い言葉で表現しようとすると、話を要約せざるを得ません。
大切な言葉しか言えなくなります。
一言しか言えないとなると、いらない言葉を削らなければいけません。
そう心がけることは大切です。
いらない言葉を削る習慣を身につけるだけでいい。
そのためにも、一言で表現する練習をしましょう。
普段の話し言葉も、一言でまとめるように意識的に心がけるといいでしょう。
わかりにくい説明だと非難されている人は、特に気をつけましょう。
たくさん話したいことがあっても、一言で言い表せないかと、言葉を試行錯誤します。
いらない言葉を削ることができるようになれば、話がわかりやすくなります。
数少ない言葉に、一番伝えたい言葉だけを凝縮するのです。