物事を強調するときに、次の言葉を、よく口にします。
「とても」
「かなり」
「すごく」
「大変に」
「絶対に」
説明が下手な人は、一生懸命に説明しようとするあまり、こうした強調言葉を何度も繰り返し使ってしまいます。
話が下手になります。
何度もこういう強調言葉を使われると、広告のチラシのような過剰な宣伝に聞こえ、信頼性が疑われます。
話し手が繰り返し使っていても、意味があまり伝わっていない現実に気づくことです。
使えば使うほど、話が軽くなってしまうという逆効果につながります。
また感じ方の違いもあります。
「大切」と言われても、人によって、感じ方が違います。
「とても」という言葉は、人によって「ちょっとだけ大切」と考える人もいれば「重要」と感じる人もいます。
誤解を招く言葉ですね。
なら、言わないほうがまだいいです。
「大切です」とシンプルにまとめたほうが、説明はすっきりします。
上手に説明したいと思うなら、強調言葉は必要以上に使わないことです。
何度も使いすぎると、話が軽く聞こえます。
強調しても、その意味が相手に伝わりにくくなります。
シンプルに説明をすることを、日頃から心がけるようにしましょう。