執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

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先に結論を、黒板に書く。

先に結論を、黒板に書く。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

説明上手な人は、聞き手が求める「どこが大切なのか」という探す作業を、少なくさせる話し方をしています。

強弱のない平坦へいたんな説明は、わかりにくいものです。

話の一部始終を聞かないと意味がわからない言葉は、聞き手を疲れさせます。

聞き手に一目で「ここが大切だ」とわかるような工夫をすることが必要です。

そのためには「文字」として表現することです。

それに加えて「結論を初めに伝える」というテクニックをあわせて活用します。

では、説明上手な先生は、わかりやすく説明をする際に、どうするのでしょうか。

結論を黒板に書いてから、説明を始めます。

「先に黒板にポイントを書く」という点が大事です。

黒板に書いた言葉は、これから話すであろう話の要約です。

黒板に書くことで、文字として目に見えます。

そのうえ、初めに結論を書くことで、聞いている人は頭の中が整理しやすくなります。

「体の健康のためには、色の濃い野菜を食べる」

「勉強は、夜より、朝にする」

「人間関係のストレスは、他人を気にしすぎることから始まる」

「ダイエットのためには、食べるより動く」

こうした結論を、いきなり黒板に書いてしまいます。

見ている人は驚くかもしれませんが、かまいません。

最初に黒板に書いておくと、見ている人や聞いている人はどきどきします。

「これが言いたい主張なんだな」「これがポイントなんだな」とわかり、話をうなずきながら聞くことができるのです。

結論を先に伝えることで、不思議なことに、聞いている人は話に吸い込まれるのです。

上手にわかりやすく説明する方法(24)
  • 結論を、黒板に書いてから話を始める。
著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、後から付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1パーセントのキーワードと、99パーセントの補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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