相手に問題があってトラブルが起こったら、相手が悪いと考えがちです。
「トラブルの原因が相手にあるのだから、非があるのも相手。責任を取るのも相手」と考えるのは当然のことに思えます。
ここに盲点があります。
「自分にも非があるかもしれない」という視点です。
「すべて相手が悪い」というケースは、意外と少ないものです。
じっくり考えると、自分にも少しは非があるものです。
「あなたが悪い」と責任を押し付けるような言い方をすれば、相手は萎縮してしまうでしょう。
言い方によっては、ますますトラブルが大きくなってしまいかねません。
たとえば、レストランで注文をしたところ、間違った料理が運ばれてきました。
店員さんに非があるように思えますが、そうとは限りません。
あらためて考えると、わかりにくい注文の仕方をした自分にも非があるかもしれません。
資料作成をお願いしたところ、指示どおりできていませんでした。
相手が悪いように思えますが、そうとは限りません。
わかりにくい指示を出した自分にも非があるかもしれません。
すべての責任を相手に押し付けるのではありません。
少しでも自分に非があれば、謙虚になって、自分も素直に謝るのがいいのです。
「私の注文がわかりにくかったですね。ごめんなさい」
「私の指示の仕方が良くなかったかもしれないですね。ごめんなさい」
そう言って謝れば、余計な波は立たず、トラブルが収まるのも早くなります。
自分にも改善できそうな点があるなら、腰を低くして、一言謝っておくとスムーズです。
反省することで「次からもっとわかりやすく具体的に伝えよう」という意識も高まり、自己改善にもつながるのです。