「仕事を選んでいる場合ではないので、トイレ掃除でも何でもやります」という人がいます。
言わんとしていることはわかります。
経済的に厳しい状況なので、どんな仕事でもやりますという意味なのでしょう。
しかし、この発言をトイレ清掃員が聞くと、心を痛めるでしょう。
職業を軽視するニュアンスが含まれています。
デパートや商業ビルなどは、トイレ清掃員のおかげで、いつもぴかぴかになっています。
一生懸命働いているおかげで、私たちは気持ちよくトイレを利用できています。
汚い仕事に思えるかもしれませんが、そうではありません。
きれいにする仕事です。
トイレ掃除も、誇りを持てる立派な仕事です。
「せっかく大学を出たのに、警備員なんてやりたくない」と言う人がいます。
この発言も、警備員に失礼です。
何気ない言葉ですが、警備員の仕事を軽視するニュアンスがあります。
立っているだけの仕事のように思えますが、きちんと緊張感を持って取り組んでいます。
警備員がいるおかげで、安全な環境が保たれています。
たしかに大学卒業が必須ではない仕事なのかもしれませんが、職業の選択は個人の自由です。
「いざとなれば、配達員の仕事でもできますよ」という人もいます。
何気なく口にしがちですが、この発言も要注意です。
配達員が聞けば、いい気はしないでしょう。
「いざとなれば」の一言に、配達員という仕事を軽視するニュアンスが含まれています。
暑い日も寒い日も頑張って働いています。
一見地味に思える仕事かもしれませんが、体力が必要です。
配達員は、物流を支える大切な存在です。
何気ない発言に、職業を軽視するニュアンスが含まれることがあります。
仕事に貴賤はありません。
たとえ3Kと呼ばれる仕事であっても、社会に欠かせない重要な仕事です。
それに携わっている人がいるおかげで、私たちの生活が成り立っています。
悪気がないにしても、その発言を聞いた相手がどう感じるのか想像することが大切です。
職業を軽視する発言には気をつけましょう。