財布を落としたとき、仕事で大失敗をしたとき、失恋をしたとき。
そんな一大事が起こったとき「人生が終わった」と嘆く人がいます。
たしかにその人にとっては大事件で、人生が終わったように感じるのでしょう。
しかし、その人のその後を見てください。
「人生が終わった」とあれほど嘆いていた割に、意外と普通に生きているでしょう。
どっと落ち込んだり、大きな損失があったりするのでしょうが、本当に人生そのものが終わるわけではありません。
少なくとも命まで失ったわけではないはずです。
一時的に落ち込んだとしても、立ち直ります。
普段と変わらず、けろっとしていることもあるはずです。
「人生が終わった」と思うことがあっても、実際は終わらないことがほとんどです。
その人は「人生が終わった」と、大げさに受け止めているのです。
物事を大げさに受け止めていると、動揺が激しくなり、落ち込みやすくもなります。
「人生が終わった」と言いそうになったら、次のように言い直してください。
「これで人生は終わらない」と。
たとえば、財布を落としたら「人生が終わった」ではなく「これで人生は終わらない」と言ってみましょう。
たしかに大ごとかもしれませんが、人生が終わるほどではありません。
財布にはお金やカードが入っていたのかもしれません。
それでも、全財産を失ったわけではないでしょう。
すぐさまカード会社に利用停止の連絡を入れれば、被害を最小限に食い止められます。
警察署に行って遺失届を提出すれば、戻ってくる可能性もあるでしょう。
仕事で大失敗をしたとき「人生が終わった」ではなく「これで人生は終わらない」と言ってみてください。
迷惑をかけたら、誠意を持って謝ります。
間違いがあれば、きちんと修正します。
こっぴどく叱られたり、評価がぐっと落ちたりするかもしれません。
それでも、生きていくことはできます。
仮に職を失ったとしても、再就職を目指したり、別の道を探したりすることもできます。
失恋をしても「人生が終わった」ではなく「これで人生は終わらない」と言い直しましょう。
別れの悲しみは、すぐには消えないかもしれません。
それでも、命までは失っていないはずです。
泣くだけ泣いたころには、少しは気持ちが落ち着いているでしょう。
見方を変えれば、失恋は新しい恋愛のスタートともいえます。
世の中にはまだまだ多くの人がいます。
元気を取り戻したら、また新しい人に目を向けることもできます。
「人生が終わった」と思うと、目線が下に向きます。
「これで人生は終わらない」と思えば、目線が前を向きます。
「これで人生は終わらない」を口癖にすれば、必要以上に落ち込まなくなり、前に踏み出せるのです。