「トラブル」という言い方は重いです。
嫌な印象があって、ネガティブ感があります。
「つらいなあ、困ったなあ、取り組むのが嫌だなあ」と、ため息が出てしまいます。
「センスが悪いのでトラブルを解決できません」「才能がないのでトラブルを解決できません」と言う人がいます。
それは誤解です。
トラブル解決ができないことを、センスや才能がないことを言い訳にしているだけです。
問題が起こると、誰でもどきっとして慌てます。
特に大きな問題であればなおさらです。
冷静を取り戻すには、自分と同じように問題を抱えて慌てている人を見つけるのも1つの方法です。
にこにこしながら「今日、会社で面白いことがありました」と言う人がいました。
どんな面白いことなのだろうと思って話を聞いてみると、意外な返事が返ってきました。
なんと職場で起こったトラブルの話だったのです。
アメリカの著作家ナポレオン・ヒルは言いました。
「すべての逆境には、それと同等かそれ以上に大きな恩恵の種子が含まれている」と。
トラブルが起こったとき「チャンスに変えることはできないか」と自分に問いかけてみてください。
トラブルになったとき、励ましの声をかけられることがあります。
「大丈夫ですよ!」
「うまくいきます!」
トラブル中、食事を取らない人がいます。
食事を取らない理由は、大きく2つのパターンがあります。
(1)トラブル対応に忙しいため食事を取らない人
トラブル対応を容易にするためにはどうすればいいのでしょうか。
それは「早めの対応」です。
トラブルは、対応が早ければ早いほど解決が容易になり、対応が遅ければ遅いほど難しくなる傾向があります。
「必ずトラブルを解決する」と口に出して言いましょう。
思うだけで終わらせず、きちんと声に出すことが大切です。
1人でいるときは、1人で言いましょう。
トラブルになったら、こう考えましょう。
「この程度で済んで良かった!」と。
今直面しているトラブルは、ひとつ間違えると、もっとひどいことになっていた可能性があります。
人生はトラブルの連続です。
そう思ったほうが楽なのです。
トラブルが起こったとき、わっと気が動転する人は「人生にトラブルはない」という前提になっています。
トラブルのときは、にこにこしましょう。
「にこにこできる状況ではない」と思うかもしれませんが、これはとても大切なことです。
むすっとしていたり眉間にしわを寄せていたりすると、トラブルの山を乗り越えられません。
トラブルが起こったとき「嫌なトラブルが起こった」と思います。
誰でもトラブルは経験したくありません。
トラブルは、嬉しい言葉ではありません。
なかなかトラブルを解決できない人は「トラブルを解決するのは難しい」と思っています。
「トラブルを解決するのは難しい」と思うと、悪い自己暗示がかかります。
頭の中で「難しい、難しい」と言葉が反響して、やる気や元気が奪われます。
「時間があれば解決できるのに」と言う人がいます。
トラブル解決には時間を要することがあります。
切羽詰まっているときは「もっと時間が欲しい」と願うことがあるものです。
トラブルにもかかわらず、ぼうっとしている人がいます。
本人は「どうでもいい」「別にこのままでいい」「解決なんてしなくていい」と言います。
トラブル解決への意欲が感じられません。
トラブルのとき、浅い呼吸は知らず知らずのうちに起こります。
人は、大きなストレスを受けたとき、緊張で体がこわばって呼吸も浅くなりがちです。
呼吸が浅くなると、脳に十分な酸素が行き渡らず、パフォーマンスの低下を招きます。
トラブルは、起こったときも対応するときも、悪条件のほうがいいのです。
ドラマチックになるからです。
「トラブルは、あとから必ず良い思い出になる」という法則があります。
トラブルになった。
ピンチに陥った。
厄介な問題が発生した。
トラブル対応に奔走する日々を送っていると、トラブルの夢を見ることがあります。
うまく解決できるポジティブな夢もあります。
一方、トラブルを解決できなくて四苦八苦しているネガティブな夢もあります。
日記は、自分の足跡です。
日頃から日記をつけている人もいるのではないでしょうか。
トラブルが起こったときは、その出来事を日記に書き留めておきましょう。
トラブルに強くなるためには、人のトラブルから学ぶ姿勢を持つことが大切です。
メディアでは、トラブルの事例が紹介されていることがあります。
詐欺被害の事例や、海外旅行の失敗談です。
トラブルに立ち向かう前に、次の一言を自問してみてください。
「今起きていることは本当にトラブルなのか」です。
実際は普通の出来事なのに、トラブルだと勘違いして騒いでいるケースがあります。
トラブルに悩む人は、同じ境遇の人に気づけます。
「妊婦になると、街に妊婦が増える」という面白い現象があります。
実際に妊婦が増えたわけではありません。
一般的にトラブル対応中は、人の仕事を手伝う余裕はありません。
むしろ手伝ってほしい状況でしょう。
もちろん自分のトラブル対応に専念するのもいいですが、その限りではありません。
「最近トラブルばかりです」「トラブルが続いています」と言う人がいます。
それは嘘です。
大きな勘違いをしています。
ひどいトラブルが起こったら、こう考えましょう。
「よし、これで良い思い出ができる!」と。
ひどいトラブルが起こったときは、この世の終わりかと思うくらい絶望します。
学校では公式を学びます。
数学や物理学では公式が欠かせません。
公式に数字を当てはめると、難しい問題でも答えがぽんと出るので楽です。
トラブルを解決するのは、難しいことではありません。
本気になればいいのです。
トラブルを解決できない原因の9割は「本気になっていないこと」にあります。
トラブルが起こったとき、自責の念に駆られる人がいます。
「トラブルが起こった。恥ずかしい。情けない。なんて自分は愚かなのだろう」と。
トラブルを起こした自分を責める必要はありません。
「トラブル」という言い方は重いです。
嫌な印象があって、ネガティブ感があります。
「つらいなあ、困ったなあ、取り組むのが嫌だなあ」と、ため息が出てしまいます。
面倒くさい感じが出てきて、取り組むのがおっくうに感じられますね。
そこであなたにご提案です。
トラブルに「ある接頭語」を付けるだけで、感じ方ががらっと変わります。
「トラブル」に「グッド」という接頭語を付けて「グッドトラブル」と言い換えてみましょう。
「トラブルが起こった」は「グッドトラブルが起こった」と言い換えましょう。
「トラブルに取り組む」は「グッドトラブルに取り組む」と言い換えましょう。
「とんでもないトラブルだ!」は「とんでもないグッドトラブルだ!」と言い換えましょう。
これだけでがらっと印象が変わります。
ポジティブ感が出てきますね。
グッドトラブルと言えば、捉え方が前向きに変わって、良い出来事に感じられるはずです。
どんなトラブルにも、プラス面があります。
トラブルに取り組むことで、学びや自己成長の機会になります。
出会いがあったり、人脈が広がったり、コミュニケーションを磨く機会になったりなど。
トラブルははらはらどきどきするので、新しい刺激が得られることで、人生のスパイスにもなります。
ラッキーなことが起こったように感じられるでしょう。
グッドトラブルという言い方をすると、トラブルのプラス面に着目できて、良い出来事として受け止められるようになるのです。
これだけのことです。
トラブルと言いますが、結局のところ、受け止め方の問題です。
あらゆるトラブルは、グッドトラブルと言い換えて、明るく前向きに取り組みましょう。
これがポジティブ思考です。
良いことも悪いことも、すべて「グッド」に受け止めましょう。
何でも前向きに捉えたほうが人生が楽しくなるのです。
「センスが悪いのでトラブルを解決できません」「才能がないのでトラブルを解決できません」と言う人がいます。
それは誤解です。
トラブル解決ができないことを、センスや才能がないことを言い訳にしているだけです。
トラブル解決に、センスも才能は必要ありません。
トラブル解決は、芸術やスポーツとは違います。
方法がわからなければ、知っている人に聞きます。
専門的なことで自分にできないなら、専門家を頼ります。
迷惑をかけてしまったのなら、誠意を持ってきちんと謝ります。
仕事がたくさんあって自分一人では処理しきれないなら、手伝ってもらいましょう。
そこにセンスや才能といった言葉は一切登場しません。
仮にセンスや才能が必要なことがあるなら、センスや才能のある人に仕事をお願いすればいいだけです。
センスや才能がないことを、トラブルが解決できない言い訳にしないことが大切です。
トラブル解決に必要なのは「積極性」「行動力」「諦めない心」の3つです。
じっとしているだけでトラブルは解決できません。
相談するにも、謝りに行くにも、専門家の力を借りるにも、積極性と行動力があってこそできることです。
そしてうまくいかなくても、簡単には諦めません。
1回でうまくいかなければ、2回目のチャレンジです。
2回目がダメなら、方法や環境を変えて、3回目のチャレンジです。
諦めなければ、時間はかかっても、いずれ達成できます。
運やチャンスは、諦めない人にやってきます。
積極性・行動力・諦めない心の3つがあれば、トラブルは解決するのです。
問題が起こると、誰でもどきっとして慌てます。
特に大きな問題であればなおさらです。
冷静を取り戻すには、自分と同じように問題を抱えて慌てている人を見つけるのも1つの方法です。
問題を抱えてあたふたしているのは自分だけではありません。
人間なら誰しも、大なり小なり、何らかの問題を抱えているもの。
あなたの周囲にも、問題を抱えてあたふたしている人がいるのではないでしょうか。
自分と同じく、問題に右往左往している人を見ると、不思議と気持ちが落ち着きます。
試験のとき、緊張している人を見ると、不思議と自分の気持ちが和らぎますが、それと同じです。
「自分も慌てる必要はないね。大丈夫。冷静に解決していこう」と思える。
問題を抱えて慌てている人を見てから、ふと自分のことに立ち返ると、自己を客観視できるようになります。
その人にツッコミを入れてみるのもいいでしょう。
「もう少し落ち着こうよ」「そんなに慌てなくてもいいのに」「冷静に対処すれば、普通に解決するでしょう」など。
くすっと笑いが生まれる同時に、自分の動揺が落ち着いてきます。
仲間意識も生まれます。
「問題を抱えているのは自分だけではない。仲間はたくさんいる。一緒に頑張ろう」と思うことで、心強いものが得られるのです。
問題が起こったとき、自分のことで精いっぱいかもしれませんが、少しでもいいので仲間を見る時間をつくってみてください。
にこにこしながら「今日、会社で面白いことがありました」と言う人がいました。
どんな面白いことなのだろうと思って話を聞いてみると、意外な返事が返ってきました。
なんと職場で起こったトラブルの話だったのです。
しかもかなり大きなトラブルで、顔が青ざめるような内容です。
聞いているこちらまで、はらはらどきどきします。
一歩間違えたら、会社を首になるようなレベルです。
にもかかわらず、その人は「ふふふ」と笑いながら楽しそうに語るのです。
「頭が真っ白になりましたよ、ふふふ。上司に叱られましたよ、ふふふ。始末書を書かされましたよ、ふふふ」と言います。
トラブルのことを「嫌なこと」ではなく「面白いこと」と表現したのは、粋です。
「面白いこと」と呼べば「たしかにそうとも言えるな」と思うのです。
トラブルは「面白いこと」と表現しましょう。
トラブルを「嫌なこと」と言えば、嫌なことになりますが「面白いこと」と言えば面白いことになります。
結局のところ、捉え方の問題です。
面白いことと思えば、楽しめます。
トラブルが起こったら「面白いことに起こった」と言いましょう。
とても大きなトラブルが起こったら「とても面白いことに起こった」と言いましょう。
「トラブルが起こった日」は「面白いことがあった日」と言えばいいのです。
きっぱり言い切ることが大切です。
トラブルは、嫌なことではなく、面白いことなのです。
アメリカの著作家ナポレオン・ヒルは言いました。
「すべての逆境には、それと同等かそれ以上に大きな恩恵の種子が含まれている」と。
トラブルが起こったとき「チャンスに変えることはできないか」と自分に問いかけてみてください。
トラブルとチャンスは表裏一体です。
マイナスと思える状況でも、発想を変えれば、プラスに変えられることがあります。
トラブルをチャンスに変えられれば、大きな利益や成果を手に入れることが可能になります。
不幸どころか、幸せにつながる可能性もあるのです。
自動車をぶつけられるという交通事故のトラブルに遭いました。
幸い、けがはなかったものの、車は大きな破損を受けてしまいました。
受け取った保険金で買い換えを行えば、新車を手に入れるチャンスに変えられるでしょう。
ネットショップで購入した商品が届かないというトラブルに遭いました。
幸い、小さな買い物だったので経済的ダメージは限定的でした。
失ったお金は授業料と考え、ネットリテラシーを高める機会になったと思えば、プラスに捉えられるはずです。
レストランで注文したのと違ったものが出てくるというトラブルがありました。
それは今まで食べたことがない料理でした。
そのまま食べてみれば、新しい味を知るきっかけになるでしょう。
もちろんすべてのトラブルがチャンスに変えられるわけではありませんが、柔軟に発想してみる価値はあるはずです。
トラブルでしかないと思えることでも、知恵と工夫でチャンスに変える努力をしましょう。
頭の体操のつもりで楽しく考えるのがコツです。
うまくチャンスに変えられれば、トラブルに感謝できるようになります。
トラブルになったとき、励ましの声をかけられることがあります。
「大丈夫ですよ!」
「うまくいきます!」
「すぐ解決しますよ!」
家族・友人・恋人など親しい人から声をかけてもらえることがあるでしょう。
明るい声をかけてもらえるのは嬉しいですね。
たいていは笑顔で元気に声をかけてくれるものです。
ところがそうした励ましの声を、素直に認めない人がいます。
「信じられない」
「そうは思えないなあ」
「根拠は何?」
否定するような言葉を返すのです。
心当たりがあるならイエローカードです。
せっかく励ましの声をかけてもらっても、それを拒むのは良くありません。
相手の優しい気遣いをむげにすることになります。
相手は、トラブルの解決を願って、力強い言葉をかけてくれています。
どんなに素晴らしい励ましも、否定をしては意味がありません。
励ましの声をかけてもらったら、パワーをもらえるチャンスです。
素直に受け入れましょう。
理由や根拠がなくてもいいのです。
トラブルが解決するかどうか不明でも、前向きな言葉は素直に受け入れ、とことん信じることが大切です。
素直な返事をしましょう。
「ありがとうございます!」「頑張ります!」「必ず解決します!」でいいのです。
励ましの声は、ポジティブな言葉です。
励ましの声を信じるからこそ多くのパワーをもらえ、未来に希望を持てるようになります。
本音では信じがたい気持ちがあったとしても、やはり前向きな言葉は信じたほうが自分のためになります。
心も強くなって、トラブル解決の大きな支えとなるのです。
トラブル中、食事を取らない人がいます。
食事を取らない理由は、大きく2つのパターンがあります。
どちらのパターンも要注意です。
食事は、車のガソリンと同じです。
車はガソリンがなくなると動かなくなるように、人間も食事を取らないと動かなくなります。
体に力が入らなくなり、頭も回らずぼうっとします。
わけもなくいらいらしたり、気分が落ち込んだりするのです。
トラブルのときは、徹夜で頑張ったり長時間の労働が必要になったりして、普段よりエネルギーを使います。
空腹のままでは頭が回らず、良い解決策も浮かびません。
仕事の集中力が出なかったり、大切な場面で踏ん張れなくなったりします。
きちんと食事を取らないと、大きな山は乗り越えられません。
トラブルを起こした罪悪感で食事を取らないのも良くありません。
自分に罰を与えるかのように、トラブルを起こしたら食事を抜きにするというのは、誤った精神論です。
トラブルを起こした立場とはいえ、食事をする権利はあります。
良い仕事をするためには腹ごしらえが欠かせません。
必要なのは「解決すること」です。
食事を抜いたところで、解決に役立つどころか、逆に妨げとなるばかりです。
「申し訳ない」という気持ちがあったとしても、感情と解決は、切り離して考えることが大切です。
車の場合、ガソリン残量がゼロに近づいたら「大変だ」と慌てるのに、人間の場合となると、急にだらしなくなる人が多い。
空腹になっても「まあいいか」と軽く考える人が多いのです。
どんなに忙しくても、きちんと食事だけは取りましょう。
食事を取ることも、トラブル解決の一環です。
トラブル対応を容易にするためにはどうすればいいのでしょうか。
それは「早めの対応」です。
トラブルは、対応が早ければ早いほど解決が容易になり、対応が遅ければ遅いほど難しくなる傾向があります。
虫歯の治療は、早ければ早いほど楽になり、遅ければ遅いほど大変になります。
健康診断で異常が見つかったときも、早ければ早いほど負担が軽くなり、遅くなればなるほど負担が重くなります。
仕事でミスをしてトラブルになったときも、早ければ早いほど解決が容易になり、遅ければ遅いほど解決が難しくなります。
これは、金銭トラブルや対人トラブルでも同じです。
少しでも解決を容易にしたいなら、早めの対応を心がけるのがベストです。
もちろん心を落ち着かせたり、原因や解決策を考えたりする時間は大切ですが、不必要に時間を置かないことが大切です。
「あとからやろう」「気が向いたときにやろう」は良くありません。
もたもたしていると、被害も負担もどんどん大きくなります。
やるべきことがまとまれば、すぐ実行に移しましょう。
来週しようと思っていることは、今週しましょう。
明日やろうと思っていることは、今日やりましょう。
今晩やろうと思っていることは、今やりましょう。
「早め、早め」の精神で取り掛かりたい。
都合がないかぎり、常に最短最速で対応するのが正解です。
「必ずトラブルを解決する」と口に出して言いましょう。
思うだけで終わらせず、きちんと声に出すことが大切です。
1人でいるときは、1人で言いましょう。
誰かといるときは、その人に向かって言いましょう。
ぼそぼそ言うのではなく、はきはき言ってください。
恥ずかしがらず、堂々と口に出すことが大切です。
口に出すことで、覚悟と責任が生まれます。
口に出すことは「決意表明」となるのです。
決意表明を宣言することで意識が高まり、結果としてトラブル解決が早くなります。
「不言実行」という言葉がありますが、それは夢や目標を叶えるときの考え方です。
何でも黙って行動すればいいわけではありません。
ずっと無言のままでいると、相手は不安になります。
トラブル解決で大切なのは「有言実行」です。
トラブルは、解決したほうがいいことではなく、解決しなければいけないことであるため、有言実行が適切です。
良くも悪くも、自分を逃げられない状況にして、しっかり行動を起こすことが大切です。
きちんと口に出して、覚悟と責任を持ち、きちんと実行に移しましょう。
トラブルになったら、こう考えましょう。
「この程度で済んで良かった!」と。
今直面しているトラブルは、ひとつ間違えると、もっとひどいことになっていた可能性があります。
もっと大金を失っていたかもしれません。
もっと大けがをしていたかもしれません。
重大事故につながっていたかもしれません。
完全に縁を切られていたかもしれません。
会社を首になっていたかもしれません。
刑務所に行くことになっていたかもしれません。
一生後悔するような、取り返しのつかない事態になっていたかもしれません。
命を失っていた可能性もゼロではないでしょう。
あなたが今直面しているトラブルについて、もっと最悪になっていた状況を想像してみてください。
今のトラブルも大変ですが、最悪の状況と比べたら、まだ軽く感じられるはずです。
「この程度で済んで良かった!」と考えるのです。
最悪を免れたと思えば、気持ちが楽になります。
大きく感じていたトラブルが、小さく感じられるはずです。
ラッキーな感覚が生まれ「運が悪い」から「運が良かった」という考え方になります。
目の前のトラブルは、不運なことではなく、幸運なことなのです。
人生はトラブルの連続です。
そう思ったほうが楽なのです。
トラブルが起こったとき、わっと気が動転する人は「人生にトラブルはない」という前提になっています。
人生にトラブルはないと思っているから、いざトラブルが起こったとき「おかしい、こんなはずではない!」と半狂乱になります。
素直に現実を受け入れられません。
頭が真っ白になってパニックになるのです。
だから「人生はトラブルの連続」と思っておくことです。
心の準備ができるからです。
自分の人生を振り返ってみてください。
勉強でも試験でもトラブルがあったでしょう。
部活でも試合でもトラブルがあったでしょう。
恋愛でも交際でもトラブルがあったでしょう。
趣味でも遊びでもトラブルがあったでしょう。
仕事はもちろん、就職活動でも転職活動でもトラブルがあったはずです。
トラブルが去れば、また次のトラブル。
トラブルが解決したと思ったら、ちょうど良い頃合いに、次のトラブルがひょこっとやってきます。
神様が脚本を用意しているかと思ってしまうほど、絶妙なタイミングなのです。
よく考えてみると、人生はトラブルだらけです。
この事実に気づくことです。
それが普通です。
「トラブルがあるのはおかしい」ではなく「トラブルはあるのが普通」です。
トラブルが解決したら、次のトラブルが来るものとして、心の準備をしておきましょう。
遅かれ早かれ、必ず次のトラブルがやってきます。
人生はトラブルの連続と思えば、いざトラブルが起こっても平気です。
「ほら、来ましたね」と冷静に受け入れられます。
トラブルが解決して、またトラブルが起こっても、それが普通に感じられます。
「はいはい、いつものことですね」という感覚となり、平然としていられるのです。
トラブルは、否定するのでなく、肯定しましょう。
人生は思い通りにならないものです。
日頃からいろいろなことにチャレンジしているなら、トラブルの連続にも拍車がかかります。
新しいことはどうすればいいのかわからないから、ミスや失敗をばかりになり、トラブルにもなります。
トラブルは「人生のスパイス」です。
だから、ときどきあったほうがいいのです。
トラブルが重なったら「人生の特別スパイス」と思えばいい。
「人生はトラブルの連続」と思えば、トラブルに強くなれます。
これが意識改革です。
人生はトラブルがあるから面白いのです。
トラブルのときは、にこにこしましょう。
「にこにこできる状況ではない」と思うかもしれませんが、これはとても大切なことです。
むすっとしていたり眉間にしわを寄せていたりすると、トラブルの山を乗り越えられません。
歯を食いしばっていると、余計なエネルギーも使ってしまううえ、身も心もがちがちになってしまいます。
呼吸も浅くなります。
脳を巡る血液も悪くなり、頭の働きも悪くなります。
口角を3ミリ上げるだけでいいのです。
口角を上げると、気分も上がります。
トラブルで大変な状況かもしれませんが、口角を上げるくらいならできるはずです。
にこにこしていると、脳は「ハッピーな状況」として捉えます。
自然と明るい気持ちになり、ポジティブな感情も生まれ、パワーが湧いてくるのです。
にこにこしてポジティブな感情が湧くと頭も柔らかくなるので、良いアイデアや解決策も浮かびやすくなります。
「トラブルのときこそ笑顔」を合言葉にして、ポジティブ思考を大切にしましょう。
事実、トラブルの多くはチャンスに変えられます。
「大変なトラブルではあるけど、これは大きなチャンスでもあるよね」と思えば、自然とにこにこできるはずです。
トラブルを解決することで、大きな利益や成果を手にしている自分をイメージしましょう。
表情は、トラブルを解決できるかどうかを決めるポイントの1つです。
トラブルは、にこにこしながら乗り越えていくのが醍醐味なのです。
トラブルが起こったとき「嫌なトラブルが起こった」と思います。
誰でもトラブルは経験したくありません。
トラブルは、嬉しい言葉ではありません。
響きも印象も良くありません。
いかにも「悪い出来事」という感じがあります。
しかし、ここに落とし穴があります。
嫌なトラブルだと思うからいけないのです。
嫌なトラブルだと思うから、嫌に感じます。
「悪い出来事」という目で見ることになり、そういう受け止め方をすることになります。
ネガティブな印象や不快な気持ちが強くなるのです。
ここであなたにご提案です。
トラブルの呼び方を変えてみましょう。
トラブルが起こったら「嫌なトラブルが起こった」ではなく「素晴らしいトラブルが起こった」と考えてみてください。
トラブルのせいで損があったり評価が下がったりして苦しい思いをしますが、それだけではありません。
どんなトラブルにも「良いところ」があります。
トラブルのおかげで、新しい発見があったり、成長やスキルアップにつながったり、珍しい経験ができたりします。
新しい出会いやご縁に恵まれることも少なくありません。
素晴らしいトラブルと思えば、素晴らしく感じてきます。
トラブルには、悪いところもありますが、良いところもたくさんあります。
良いところだけ見ればいいのです。
素晴らしいトラブルと思えば、楽しむ気持ちも強くなります。
「楽しいこと」「面白いこと」「プラスになること」といったポジティブな意味合いが生まれ、テンションが上がります。
結局のところ、どう受け止めるかです。
トラブルの感じ方は、受け止め方で変わります。
たとえ大変なトラブルが起こったとしても「素晴らしい」と言えば、そう感じてくるのです。
トラブルが起こったら「素晴らしいトラブルが起こった!」と考えましょう。
なかなかトラブルを解決できない人は「トラブルを解決するのは難しい」と思っています。
「トラブルを解決するのは難しい」と思うと、悪い自己暗示がかかります。
頭の中で「難しい、難しい」と言葉が反響して、やる気や元気が奪われます。
心がぎゅっと締め付けられ、体ががちがちに硬直して、楽な気持ちになれません。
「頑張らなければいけない」「我慢しなければいけない」「苦労しなければいけない」という感じがして、気が重くなります。
難しいと思うと「無理」「できない」「失敗に終わる」という感覚が強くなります。
取り組む前から倦怠感が強くなって、なかなかモチベーションが上がりません。
トラブル解決に取り組む前から、疲労感に襲われます。
結果として解決を難しくさせるのです。
「トラブルを解決するのは難しい」と思わないことです。
逆に考えましょう。
「トラブルを解決するのは簡単」と考えるのです。
実際に簡単かどうかは関係ありません。
簡単と思い込むことが大切です。
実際は難しいことでも、簡単と考えましょう。
修正するのも簡単と考えましょう。
謝罪するのも簡単と考えましょう。
大きな出費が必要なら「また稼げばいいだけだから簡単」と考えましょう。
トラブルを解決するのは簡単と考えていれば、だんだん本当にそう思えてきます。
気持ちが楽になって「とりあえずやってみよう!」「なんとかなるだろう!」という考え方になり、希望の光が見えてきます。
おのずとフットワークが軽くなり、行動力も生まれるので、結果として本当に簡単になっていくのです。
「時間があれば解決できるのに」と言う人がいます。
トラブル解決には時間を要することがあります。
切羽詰まっているときは「もっと時間が欲しい」と願うことがあるものです。
もちろんあまりに時間が足りないなら、先方に納期延長をお願いするのが得策ですが、どうにもならないケースもあります。
「時間があれば解決できるのに」と愚痴を言ったところで仕方ありません。
「時間があれば」と言う人は、愚痴をこぼすことでますます時間を失っている状態です。
時間は待ってくれません。
刻一刻と時間は過ぎます。
愚痴を言っているうちにどんどん貴重な時間が失われ、ますます自分の首を絞めることになります。
愚痴を言うことで、時間だけでなく気力まで奪われてしまい、踏んだり蹴ったりです。
「時間があればできる解決できるのに」と言う人は、仮に時間ができたとしても、新たに愚痴を言い始めます。
「まだ時間が足りない」「あと少し時間があれば」と愚痴をこぼすのです。
失った時間はどうやっても取り返せません。
愚痴を言う暇があれば、さっと取りかかりましょう。
口を動かすのではなく、手足を動かします。
1分1秒を無駄にしないためにも、一刻も早く取りかかるのが得策です。
取りかかるのが早ければ早いほど、仕事が前倒しになって早く進み、トラブルが解決するのも早くなります。
大切なのは「集中力」です。
集中モードのスイッチを入れましょう。
限られた時間でも、集中力を発揮すれば、解決の糸口はつかめます。
時間がないなら、タイムプレッシャー効果を生かせばいい。
集中力を発揮すれば、限られた時間の中で多くの仕事をこなせます。
あらゆる誘惑を断ち切り、トラブル解決だけに集中して取り組めば、想像以上に大きな仕事ができるのです。
トラブルにもかかわらず、ぼうっとしている人がいます。
本人は「どうでもいい」「別にこのままでいい」「解決なんてしなくていい」と言います。
トラブル解決への意欲が感じられません。
トラブルが起こっているにもかかわらず、危機感が乏しかったり諦めの気持ちもあったりして、解決を望んでいないのです。
本人がトラブル解決を望んでいなければ、解決をしないのも当然です。
トラブルのままです。
解決しないどころか、ますます悪化します。
トラブルを解決したいなら、しっかり危機感を持って、心から解決を望むことです。
トラブルは、取り組まなければいけない課題です。
面倒な気持ちがあったとしても、取り組む必要があります。
解決を望むから、試行錯誤をしたり人の力を借りたりなど、トラブル解決に向けた行動を起こせます。
心も体も、トラブル解決に向けることです。
心から望むことは「決意を固めること」にもつながります。
「トラブルを解決したいですか」と聞かれたら「はい!」「もちろん!」と即答できるようになっておきましょう。
トラブルのとき、浅い呼吸は知らず知らずのうちに起こります。
人は、大きなストレスを受けたとき、緊張で体がこわばって呼吸も浅くなりがちです。
呼吸が浅くなると、脳に十分な酸素が行き渡らず、パフォーマンスの低下を招きます。
肉体的にも疲れが取れにくくなり、精神的にもいらいらしやすくなったりします。
呼吸が浅くなっていいことは1つもありません。
トラブルのときは、深呼吸を思い出しましょう。
むしろトラブルのときこそ、呼吸を意識したい。
きちんと深く呼吸をしながら仕事をします。
吸ったり吐いたりするだけのシンプルな繰り返しですが、呼吸は生命の基本です。
きちんと呼吸に意識を向けることで、呼吸の質が上がり、生命力もみなぎってきます。
呼吸を意識しながら仕事をすれば、すいすい進みます。
不安が軽くなって、気持ちが落ち着きます。
新鮮な酸素が取り込まれるので、頭の働きも良くなり、明るい気持ちにもなるのです。
あらためて深呼吸の場をつくることも大切です。
やるべきことがたくさんあってばたばた忙しいかもしれません。
こういうときこそ適度に休憩を入れて、深呼吸を楽しむ場をつくりたい。
深呼吸を、10回でも20回でも繰り返しましょう。
深呼吸を楽しんでください。
たっぷり水を飲んで喉を潤すように、たっぷり空気を吸って肺を潤しましょう。
深呼吸をすると、脳が喜びます。
深呼吸タイムは、良いリフレッシュタイムなのです。
トラブルは、起こったときも対応するときも、悪条件のほうがいいのです。
ドラマチックになるからです。
「トラブルは、あとから必ず良い思い出になる」という法則があります。
悪条件であればあるほどドラマチックになって、映画やドラマのように盛り上がります。
自分のミスで相手に迷惑をかけてしまい、謝罪をしに行くことになりました。
謝罪に出向くとき、外はざあざあ降りの大雨でした。
それは幸いないことです。
傘を差しながら謝罪に出向く姿は「絵」になります。
あたかも映画やドラマのワンシーンのようです。
納品したプログラムにバグが見つかるというトラブルがあり、急いで修正していました。
修正が半分くらいまで済んで、トイレ休憩を入れようとしたときのことです。
うっかり足でパソコンのコードを引っかけ、電源が落ちてしまい、修正を一からやり直す羽目になりました。
「勘弁してくれ!」と叫びたくなりますが、それはそれでOKです。
あとから振り返ると「ギャグ漫画のワンシーンのようだ」と思えるのです。
イベントのステージでパフォーマンスを発表することになりました。
ところが、大舞台の当日、発表直前になって衣装トラブルに見舞われました。
それは幸いなことです。
そのときは本当に焦って右往左往しますが、あとから振り返ったとき、必ず面白い話のネタになります。
冷や汗をかきながらパフォーマンスをやり遂げる姿も、映画やドラマのようで「絵」になるのです。
「最悪だ」「タイミングが悪い」「どうしてよりによってこんなときに」と思いますが、それでいいのです。
悪条件を歓迎しましょう。
悪条件は「特別な演出」と思えばいいのです。
長い人生とはいえ、ドラマチックな場面はそうそうあるものではありません。
悪条件は、トラブルをドラマチックに変えるスパイスなのです。
トラブルになった。
ピンチに陥った。
厄介な問題が発生した。
そうした大変な状況のとき、悲愴感が出ないように注意しましょう。
下を向いたり、ため息をついたり、うつろな表情になったりしていませんか。
大変な状況のときは余裕がなくて気持ちも沈みがちですが、どうか元気な様子を見せてください。
悲愴感が好きな人はいません。
悲愴感を漂わせると、負のオーラが出てしまい、声をかけにくくなります。
貧乏神のようなマイナスの雰囲気が出て、人が近づくどころか逃げてしまいます。
人から「元気がないね」「表情が死んでいるよ」と言われたら、イエローカードです。
悲愴感が漂っている証拠です。
「私はこんなに不幸」「私はこんなにかわいそう」という雰囲気を出さないことです。
大変なときこそ、明るく振る舞いましょう。
空元気でもいいのです。
嘘や演技でもいいので、明るく前向きに振る舞ったほうがポジティブな雰囲気が出ます。
元気な人とは一緒にいるだけで、自分も元気になりそうな期待が持てます。
「大変だけど頑張ります!」と明るく振る舞えば、周りから「力になります!」と声がかかります。
「お手伝いしましょう」「ぜひ協力させてください」となるのです。
トラブル対応に奔走する日々を送っていると、トラブルの夢を見ることがあります。
うまく解決できるポジティブな夢もあります。
一方、トラブルを解決できなくて四苦八苦しているネガティブな夢もあります。
特に嫌な夢を見たときは、寝汗をびっしょりかいていて、寝起きの気分も良くありません。
「正夢になったらどうしよう」と不安に駆られることもあるでしょう。
トラブル対応をしているときに限って、トラブルの夢を見る頻度も多くなるはずです。
なぜトラブルの夢を見るのでしょうか。
夢は、日中に入ってきた情報を整理する様子といわれています。
睡眠中、あとから利用しやすくなるよう、日中に蓄えられた記憶を取り出したり、まとめたりします。
わかりやすく言うと「書店での新刊陳列」です。
書店の営業時間に大量の新刊が入荷され、閉店後、その新刊を各本棚に陳列していくイメージです。
睡眠中の夢もこれと同じです。
脳は睡眠中、日中に入ってきた記憶の整理をするため、夢はいつも支離滅裂な内容になるのです。
つまり、トラブルの夢を見るのは、それだけ日中トラブルについて真剣に考えている証拠といえるのです。
安心してください。
トラブルの夢を見たからといって、呪われているわけではありません。
嫌な夢を見るかもしれませんが、ただの夢です。
現実に起こっているわけではありません。
「夢で良かった」とほっと安心するくらいでちょうどいいのです。
むしろトラブルの夢を見るくらい、一生懸命になっている自分を褒めてください。
そして自分の努力を認めましょう。
トラブル中にトラブルの夢を見るのは、良いことです。
良い夢であれ悪い夢であれ、それだけ現実世界を一生懸命生きているということです。
トラブルの夢を見るくらい、真剣にトラブルと向き合っているなら、きっとうまく解決するはずです。
トラブルの夢は、まもなく解決するサインなのです。
日記は、自分の足跡です。
日頃から日記をつけている人もいるのではないでしょうか。
トラブルが起こったときは、その出来事を日記に書き留めておきましょう。
トラブルは、絶好の日記ネタです。
発生の経緯、トラブルの原因、解決した方法、今後の対策など。
トラブルの詳細について書けば、5行や10行はすぐ埋まるはずです。
余白に余裕があれば、一部始終を書くのも良し。
そのときの気持ちや精神状態も書いておくと、ますます具体的な記録として残ります。
トラブルは、あとから「良い思い出」に変わります。
トラブルには嫌な印象があるものですが、そのときだけです。
時間がたつにつれて、嫌な感情は消えていき、良い感情だけ残ります。
あとから日記を振り返ったとき「そういえばこんなこともあったな。今となっては良い思い出」と心を動かされるのです。
「トラブルのことは書きたくない」「日記には嫌なことを書かないことにしている」という人もいるかもしれません。
もちろん日記の書き方は自由です。
トラウマ級のトラブルがあるのも事実。
「嫌なことは早く忘れたい。記憶から消し去りたい」という人もいるはずです。
良いことだけ書いては、嫌なことは書かないというルールも悪くありません。
そんな人は、せめて反省点だけ書いてみてはいかがでしょうか。
トラブルを通して得られた知恵と教訓があるはずです。
トラブルの詳細は書かなくていいので、反省点だけ書くのです。
反省点だけは忘れないようにしたい。
「必ず○○をする」「○○をしてはいけない」など書けば、あとから振り返ったとき、注意喚起になります。
同じトラブルが起こらないようにすることが大切です。
人は、反省するから成長します
反省まで忘れたら元通りになってしまい、トラブルを乗り越えた意味がありません。
遅かれ早かれ、同じ過ちを繰り返してしまいます。
成長をたしかなものにするためにも、反省点だけはきちんと書き留め、忘れないようにしておきたいのです。
トラブルに強くなるためには、人のトラブルから学ぶ姿勢を持つことが大切です。
メディアでは、トラブルの事例が紹介されていることがあります。
詐欺被害の事例や、海外旅行の失敗談です。
「こんなトラブルに遭った」「こんな詐欺に引っかかった」といった体験談はどれも貴重です。
トラブルの体験談や詐欺の被害報告は、参考情報として積極的に目を通しておきましょう。
「絶対大丈夫」はありません。
「自分に限ってトラブルは起きないはず」と考えるのではなく「自分の身にも起きるかもしれない」と考えましょう。
謙虚な姿勢で勉強することが大切です。
トラブルの事例を知っておけば、防犯意識が高まり、しっかり注意できるようになります。
たとえば、詐欺トラブルに遭った人の話があるとします。
詐欺は巧妙な手口で行われることが少なくありません。
「なるほど。こういうケースがあるのか。こういう状況は危ないな」とわかれば、今後注意ができます。
ニュースでは、最新の詐欺被害について報道されることもあります。
年々手口が巧妙になり、見抜きにくくなっています。
最新の詐欺被害についてチェックしておけば「これが最新の手口なのか。しっかり覚えておこう。自分も注意しよう」となります。
忘れてはならないのは「トラブルを解決した方法」です。
トラブルに遭った人は、被害を受けて終わりではなく、その後うまく解決したケースもあります。
解決方法も併せてチェックしておけば、万一自分の身に起こったときの参考になります。
トラブルに立ち向かう前に、次の一言を自問してみてください。
「今起きていることは本当にトラブルなのか」です。
実際は普通の出来事なのに、トラブルだと勘違いして騒いでいるケースがあります。
「水道工事のため、10月25日の13時から2時間ほど断水する」という事前通知がありました。
予定の時間になったとき「水が止まった! トラブルだ!」と思うのはお門違いです。
トラブルでも何でもありません。
普通の工事です。
水道工事であることがわかっていて、きちんと事前通知も行われています。
トラブルではないのに、トラブルだと騒いでも仕方ありません。
断水するといっても、2時間程度の我慢で済む話です。
行動を起こさなくても、普通に時が過ぎるのを待てば、自然と解決するのです。
友人と遊ぶ約束で待ち合わせをしていたところ、ドタキャンされてしまい、トラブルだと騒ぐ人がいます。
これでも誤解です。
トラブルではありません。
単なるドタキャンです。
残念ながらドタキャンは、ときどきあることです。
急な都合ができて、仕方なく直前でキャンセルすることはあるもの。
きっとあなたも急な都合ができたため直前でキャンセルしなければいけない状況になり、相手に迷惑をかけたことがあるでしょう。
「仕方ない。こういうこともあるか」でさらっと流せばいいのです。
空いた時間を使って映画や買い物を楽しめば、上手に1人時間を満喫できます。
文書作成ソフトを使っていたところ、アルファベットの1文字目が勝手に大文字に変換されました。
「おかしい、トラブルだ!」と騒ぐのはお門違いです。
これもトラブルではありません。
ただの仕様です。
「オートコレクト機能」といいます。
文書作成ソフトによっては、初期設定で、アルファベットの1文字目が自動で大文字に変換されるようになっていることがあります。
この場合、設定を変更して、オートコレクト機能をオフにすればいいだけです。
オフにする方法は、ネットで調べればすぐ出てきます。
トラブルではないのに、トラブルと騒いでも仕方ありません。
「今起きていることは本当にトラブルなのか」と考えてみましょう。
トラブルでなければ、じたばた騒ぐ必要もないのです。
トラブルに悩む人は、同じ境遇の人に気づけます。
「妊婦になると、街に妊婦が増える」という面白い現象があります。
実際に妊婦が増えたわけではありません。
今まで無関心だったから、気に留めていなかっただけです。
自分が妊婦になることで、自然と同じ境遇の人に意識が向くようになり、結果として増えたように感じるのです。
これを心理学で「カラーバス効果」と言います。
トラブルになったときも、これと同じ現象が起こります。
仕事のトラブルに悩むと、自分と同じような境遇の人に気づけます。
対人トラブルに悩むと、自分と同じような境遇の人に気づけます。
金銭トラブル・恋愛トラブル・健康トラブルに悩むときも、自分と同じような境遇の人に気づけるのです。
「トラブルに悩んでいるのは自分だけじゃない」ということです。
今まで無関心だったから気づかなかっただけで、世の中には自分と同じ境遇の人がいます。
しかも大勢いて、数え切れないほどいるのです。
さて、面白いのはここからです。
トラブルに悩んで終わりにするのではなく、解決に向けて頑張りましょう。
大きな困難があっても、諦めない姿勢で立ち向かいましょう。
再び面白い現象が起こります。
トラブル解決を頑張ると「トラブル解決を頑張る人」が目につくようになります。
トラブルのときは、トラブルの人が目につくように、トラブル解決を頑張るときは、トラブル解決を頑張る人が目につきます。
自分と同じ境遇の人に気づけるのです。
「頑張っているのは私だけではない。ほかにも仲間がいる!」と大きな力をもらえます。
仲間がいることがわかると、寂しさが和らぎ、心強く感じられるのです。
トラブルに遭ったとき、ただ嘆くばかりでなく、解決に向けて前向きに頑張りましょう。
頑張る人がどんどん目につくようになり、励まされたり勇気づけられたりします。
機会があれば、話しかけてみて情報交換をしてみるのもいいでしょう。
役立つ知恵や情報が得られる可能性があります。
良い出会いやご縁は、こういうときこそ生まれるのです。
お互いに励まし合うことで心が強くなり、モチベーションアップにつながります。
トラブル解決の推進力が、ますます加速されるのです。
一般的にトラブル対応中は、人の仕事を手伝う余裕はありません。
むしろ手伝ってほしい状況でしょう。
もちろん自分のトラブル対応に専念するのもいいですが、その限りではありません。
自分の仕事に余裕があれば、他の人の仕事を引き受けることも、選択肢の1つです。
たとえば、同じ種類の仕事であれば、こちらで一緒に引き受けたほうが楽になります。
同じ種類の仕事をまとめてやるなら、少々量が多くなっても、負担はさほど変わらないことが多い。
別々で対応するより、誰かがまとめて対応したほうが、仕事全体が早くなることがあります。
「ついで」という考え方で、他の人の仕事を引き受けるのもありなのです。
トラブル対応の一環で、書類の山をシュレッダー処分する場面があるとします。
もしシュレッダー処分する仕事を抱えている人がほかにいるなら、その人の仕事を引き受けます。
「私がまとめて処分しておきます」と一言言えばOKです。
書類が10枚20枚増えたところで、さほど手間は変わりません。
自分の仕事がほんの少し増えますが、まとめてやるなら、大したことではないのです。
トラブル対応の一環で、事務用品を購入する用事ができたとします。
もし事務用品を購入する人がほかにいるなら、その人の仕事を引き受けます。
「こちらでまとめて購入しておきますよ」の一言を言えばOKです。
買い出しに行くなら、買い物リストの項目が少し増えるだけのことです。
ネットで購入するなら、ほとんど手間は変わりません。
他の人の仕事を引き受けると、必ず喜ばれます。
「気が利くね」という褒められ「ありがとうございます」と感謝されます。
もちろん自分のキャパシティーを越えるほど引き受ける必要はありませんが、余裕があれば、人の仕事を引き受けるのもありです。
特に同じ種類の仕事は、まとめてやったほうが効率的です。
トラブルを抱えているときこそ、人助けのチャンスなのです。
「最近トラブルばかりです」「トラブルが続いています」と言う人がいます。
それは嘘です。
大きな勘違いをしています。
「トラブルばかり」と感じるのは、トラブルばかり見ているからです。
トラブルに注目する癖がついています。
人は、リスクに反応する本能があります。
トラブルは身の危険に関係することなので、注意も向くし、印象にも残ります。
トラブルがあると、良いことがあっても見過ごしやすくなるのです。
24時間365日、トラブル一色の日常というのはありません。
トラブルが続いていたとしても、そのなかで嬉しいことやラッキーなことがあるはずです。
トラブルばかりと感じたら、一度落ち着いたうえで日常を振り返ってみてください。
悪いことばかりでなく、良いこともたくさん起こっているはずです。
小さなことかもしれませんが、どれも良いことです。
れっきとした幸せです。
じっくり探せば、きっとまだまだたくさん見つかるでしょう。
トラブルの数より、良いことの数のほうが多いこともあります。
日常から小さな幸せを探しましょう。
トラブルばかりが続くなかにも、良いことはあるのです。
ひどいトラブルが起こったら、こう考えましょう。
「よし、これで良い思い出ができる!」と。
ひどいトラブルが起こったときは、この世の終わりかと思うくらい絶望します。
人生に光が感じられず、月食の曇りの晩に停電したよりも真っ暗に感じられます。
大恥をかいたり、こっぴどく叱られたり、お金や信用を失ったりして、悪いことのオンパレードです。
ところが、無事トラブルを解決してしばらく経つと、不思議なことが起こります。
良い思い出に変わるのです。
「あのときは大変だったね。でも、面白かったな。楽しかったな。今となっては最高の思い出だね」と、しみじみ感じます。
そのときは絶望的で、この世の終わりのように感じられたのに、今では単なる笑い話です。
つまり「トラブルは良い思い出ができる前触れ」という考え方ができます。
とことんひどいトラブルの場合「思い出になるわけがない」と思うかもしれません。
必ずなります。
これは人生の法則です。
解決してしばらく時間がたてば、やはり思い出に変わります。
だからこそ、トラブルが起こったときは「よし、これで良い思い出ができる!」と喜びましょう。
トラブルの大きさに比例して、思い出の大きさも変わります。
普通のトラブルなら、普通の思い出になります。
最悪のトラブルなら、最高の思い出になります。
あとから振り返ると、最悪のトラブルは、人生のターニングポイントとなるケースが少なくありません。
「今の私がいるのは、あのトラブルのおかげ」と感謝できるようになります。
ひどいトラブルこそ、良い思い出になるのです。
学校では公式を学びます。
数学や物理学では公式が欠かせません。
公式に数字を当てはめると、難しい問題でも答えがぽんと出るので楽です。
公式は、時間や労力を大幅に短縮します。
多くの計算をしなくても、公式を使えば、効率良く答えを導き出せるのです。
これは社会におけるトラブル対応のときも同じです。
ただし社会の場合、最初からトラブル対応の公式が存在しているわけではありません。
トラブル対応の公式を自分で見つけていくことが大切です。
「自分に合った仕事スタイル」があるように「自分に合った解決スタイル」があります。
トラブル対応の公式は、自分の個性や性格を含めて考えなければいけないため、自分で見つける必要があるのです。
多くのトラブルを経験しながら、自分に合ったトラブル解決の公式を見つけていきましょう。
何度かトラブルを経験していくうちに「こういうケースではこうする」「私にはこれが合っている」というパターンが見えてきます。
それが「マイ公式」です。
ひとたびトラブル解決のマイ公式が見つかれば、後は簡単です。
公式に問題の要素を当て始めるだけで、答えがぽんと出るのです。
「私にはトラブル解決の公式がある」と思えることが、安心にも自信にもつながります。
トラブルを解決するのは、難しいことではありません。
本気になればいいのです。
トラブルを解決できない原因の9割は「本気になっていないこと」にあります。
逃げの気持ちや中途半端な気持ちがあります。
「うまくやり過ごせないかな?」「楽に解決できる方法はないかな?」といった消極的な考えがあります。
重い腰が上がらないのも、本気になっていないからです。
仕事が終わらないのは、本気になっていないからです。
説得できないのも、本気になっていないからです。
謝れないのも仲直りできないのも、本気になっていないからです。
中途半端な気持ちになっていると、解決するどころか、かえって悪化することさえあります。
中途半端な気持ちだから、トラブルが解決しないのです。
もともと怠け者の人もいるでしょう。
どうすれば本気になれるのでしょうか。
本気になるコツは「期間を定めること」です。
人間には限界があります。
ずっと本気を出し続けるのは誰でも疲れるので、具体的に期間を定めましょう。
3日でも、1週間でも、1カ月でもかまいません。
「この日からこの日まで」「今日から1週間だけ」「今月いっぱいだけ」といった具合に期間を定めます。
そしてひとたび期間を決めたら、その期間はひたすら全力でいくのです。
あらゆる誘惑を断ち切ります。
恥も外聞も人目も気にしません。
趣味や遊びも、しばらくお預けです。
自分のすべてを出し切るつもりで頑張ります。
すべてのリソースをトラブル解決に集中させて、全身全霊を傾けます。
普段だらだらしてしまう人も「いつからいつまで」と期間を明確になっていれば「よし、やってみるか!」となります。
そうすれば、たいていのトラブルは解決します。
本気になれば、怖いものはなくなります。
徹底的に集中すれば、人目も気にならなくなって、無敵状態になります。
自分でも信じられないような力を発揮でき、たいていのことはどうにかなります。
本気を出せば、トラブルの解決は簡単なのです。
トラブルが起こったとき、自責の念に駆られる人がいます。
「トラブルが起こった。恥ずかしい。情けない。なんて自分は愚かなのだろう」と。
トラブルを起こした自分を責める必要はありません。
反省は必要ですが、自責は不要です。
自己嫌悪になる必要もありません。
何事もトラブルはつきものです。
トラブルは、起きるときには起きます。
どれだけ注意しても、どれだけ対策をしていても、完全にトラブルを防ぐ方法はありません。
人間ですから「うっかり」もあります。
うっかりがあるのは、人間らしいとも言えます。
不注意は誰にでもあることで、ど忘れをすることもあって当然です。
人生にトラブルはつきものなのですから、トラブルが起こっても、自分を責める必要はないのです。
大切なことは「トラブルに立ち向かっている自分を褒める」ということです。
トラブルが起こったとき、2通りの人がいます。
「逃げる人」と「立ち向かう人」です。
残念ながら現実では、逃げる人のほうが圧倒的に多いのです。
トラブルは面倒なことです。
嫌なことであり、ストレスも多くて、目を背けたくなります。
そのためほとんどの人が、放置したり見て見ぬふり後回しにしたりします。
そんななか、あなたはきちんとトラブルに立ち向かっています。
まだ解決していなくてもいいのです。
立ち向かっている時点で、十分立派なことです。
トラブルを起こした自分を責める暇があれば、トラブルに立ち向かっている自分を褒めましょう。
「きちんと立ち向かっている自分は偉い。自分はよく頑張っている!」と。
自分で自分を認めることは大切です。
自分に自信がついて、明るい気持ちにもなり、ますます行動力が出てきます。
その調子でどしどし動いていけば、解決するのは時間の問題です。
トラブルは、きちんと行動してやるべきことをやれば、意外とあっさり解決するものです。
解決できるできないではなく、行動するかしないかです。
解決は、目前まで来ています。
解決の扉は、もうすぐ開くのです。