ピンチは、ある日突然襲ってきます。
音も気配もありません。
何の前触れもなく、突然目の前にピンチが現れるのです。
ピンチになったら、こんなユーモアを言いましょう。
「ピンチにパンチをお見舞いする」と。
ばかばかしいと思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。
ピンチでいちばん大変なのは、解決策を見つけるまでの時間です。
どうすればいいかわからないときは、途方もない不安に襲われます。
強い危機感があって、いても立ってもいられません。
朝、テレビで見た「今日の占い」は「最高」でした。
「素晴らしいことが起こりそう」「人生が変わる出来事があるかもしれません」というポジティブな内容でした。
今日の占いが良いと気分が良いものです。
ピンチのときは、人の力を借りることが有効です。
膨大な仕事や難しい仕事は、人の力を借りられれば、簡単に片付きます。
解決策を考えるときも、なかなか良い方法が浮かばなければ、素直に人の知恵を拝借するのが良い。
ピンチの鍵は「表情」にあります。
ピンチだからといって、怖い顔をしないことです。
ピンチのときはストレスの影響から、鬼のような形相になりがちです。
誰もが「ピンチなんて経験したくない」と言います。
「ピンチを経験したいですか」と聞かれたら、誰もが「ノー」と即答するでしょう。
では、逆に考えてみてください。
ピンチのときは、修正や改善が必要になる場面があります。
修正や改善をするとき、ため息をつきながら取り組んでいませんか。
「つまらない」「面白くない」「嫌だ、嫌だ」と思いながら、死んだよう目で取り組んでいませんか。
ピンチのときに借りるのは「人の力」だけではありません。
「音楽の力」も借りましょう。
あなたには、ピンチのときに聴く曲はありますか。
ピンチを乗り越えられるのは、人のアドバイスに「なるほど」と答える人です。
アドバイスをいただいたとき、否定的な返事をする人が少なくありません。
「同僚に手伝ってもらったら?」と言うと「でも、申し訳なくてできません」と言います。
「謝っているのになかなか許してくれない」と言う人がいます。
そういう人に共通しているのは「形だけの謝罪」です。
申し訳ないと思っていなかったり、とりあえず頭だけ下げていたりする状態だったりします。
ピンチのときの借金には、十二分注意してください。
絶対借金がダメというわけではありません。
外部の力を頼る場合、お金が欠かせません。
トラブルが起こったら、自分にお祝いの声をかけましょう。
「トラブル、おめでとう!」と。
どこがおめでたいことなのかと思いますが、おめでたいことなのです。
ピンチを乗り越えたときは「独特の快感」があります。
普通に仕事をやり遂げたときの快感とは、ひと味違います。
喜びといい、安心感といい、達成感といい、独特の快感があるのです。
ピンチに立ち向かうときは、ストレスに注意してください。
ピンチのときは、普段以上に多くのストレスを抱えがちです。
ただでさえピンチのストレスがあるのに、そのうえ仕事のストレスも重くのしかかります。
ピンチのときは、人に相談することが有効です。
自分一人の頭には限界があっても、人の相談すると、あっさり良い方法が見つかることがあります。
しかし「助けてください」「力を貸してください」という一言は、なかなか言いにくいもの。
叱られたら「申し訳ございません」と謝りましょう。
当たり前のことだと思うかもしれません。
ところが、いざピンチの場面となると、この当たり前のことが急にできなくなる人が増えます。
ピンチのときは「自分、自分」となりがちです。
切迫した状況なので、自分のことや目の前のことで精いっぱいとなり、自分本位となりがちです。
視野が狭くなって、なかなか相手や周りのことを考える余裕がありません。
ピンチで苦しんでいるのは世界で唯一自分だけ、ということはありません。
世の中は広大です。
ピンチの内容は違っていても、世界を見渡せば、自分と同じようにピンチで苦しんでいる人はほかにもいます。
「トラブル」と「ピンチ」を区別することです。
トラブルとは、もめごと、故障、不調のことをいいます。
ピンチとは、追いつめられて非常に苦しい状況のことをいいます。
ピンチになったとき「どうでもいい」と言う人がいます。
「どうにでもなれ」
「もうどうでもいいよ」
ピンチのとき、法に触れることはしないよう注意しましょう。
至極当たり前のことであり、言うまでもないことですが、ここはしっかり襟を正しておきたいところです。
ピンチのときは余裕がありません。
ピンチを乗り越えるとき「何もしないのがベスト」というケースがまれにあります。
「乗り越える」という響きのためでしょうか。
「ピンチを乗り越える=何かをしなければいけない」と考える人が多いのではないでしょうか。
ピンチを乗り越えるときの動機は何でもかまいません。
「かっこいい姿を見せたい」でもいいのです。
不純な動機に思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
あなたは、日頃からどのくらいトラブルを経験しますか。
どれだけミスや失敗をしているか。
どれだけ叱られているか。
あなたの職場に、スムーズに仕事をする上司はいませんか。
大きなトラブルを起こすこともなく、手際よく仕事をする上司がいて、憧れたり尊敬したりすることがあるでしょう。
その上司に「どうしてトラブルが少ないのですか」と聞いてみてください。
トラブルになったとき、相談しまくるのは要注意です。
相談をすること自体はいいのです。
自分一人の頭では限界があります。
できないときは、きちんとできないことを伝えたほうがいいのです。
断るとき「難しい」「厳しい」という言い方がよく聞かれます。
もちろん日常で使う分にはいいのです。
本の感想に「知っていることばかりだった」と書く人がいます。
「目新しいことはなかった」「当たり前のことしか書いてなかった」という記載も見かけます。
ネットのブックレビューでよく目にする感想です。
ピンチを乗り越えた後は何をしますか。
問題を解決した後はほっと一息つきたいところですが、もう1つ大切なことがあります。
お礼行脚です。
ピンチは、ある日突然襲ってきます。
音も気配もありません。
何の前触れもなく、突然目の前にピンチが現れるのです。
しかも経験したことがないほど大きなピンチで、面食らうことも少なくありません。
突然の出来事に驚かされますが、どうかいらいらしないでください。
「よりによってこんなときに」と思いますが、きちんと意味があります。
ピンチは、神様からの抜き打ちテストです。
神様はあえてそのタイミングを狙ったのです。
あなたの実力を試すため、予告なく、不意にテストを出します。
しかもわざと変なタイミングを狙ってくるのです。
どうしていいかわからないピンチもあるかもしれません。
絶体絶命のピンチもあるかもしれませんが、万事休すと思っているなら誤解です。
抜き打ちテストとはいえ、あくまでテストです。
どれだけ難しくても、必ず解法があります。
解法が存在しないなら、テストとして成立していないし、そもそも出題されていません。
テストで解法のない問題はないように、神様からの抜き打ちテストにも、必ず解法が存在するのです。
解法があると信じて立ち向かいましょう。
考えて、考えて、考え抜くのです。
解決不能に思えても、あらゆる可能性を探って考え抜けば「これだ!」という方法が見つかります。
天から神様が、あなたの様子をじっと見ています。
諦めない姿を見せましょう。
ピンチのときだからこそ、その人の本性がよく現れます。
解決困難に思えるピンチも、いざ取りかかると、すぐ良い解決法が見つかって、あっさり解決できることもあります。
ピンチを乗り越えたら、神様からのご褒美も待っています。
ピンチという抜き打ちテストの後にあるのは、素晴らしいプレゼントなのです。
ピンチになったら、こんなユーモアを言いましょう。
「ピンチにパンチをお見舞いする」と。
ばかばかしいと思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。
一概にばかばかしいとは言い切れません。
ピンチのときは、柔らかい頭でいたいもの。
ピンチのときだからこそ、笑いとユーモアが大切です。
くすっと笑えば、ストレスも少しは和らぐでしょう。
ユーモアを口にして気楽になっているほうが、元気もパワーも出てきます。
上手に肩の力を抜きましょう。
面白おかしく考えているからこそ、前向きなアイデアもぽんと生まれるのです。
さて、どんなパンチをお見舞いしますか。
「ピンチにパンチをお見舞いする」というユーモアを飛ばして、ピンチに立ち向かう積極性を高めていきましょう。
ピンチでいちばん大変なのは、解決策を見つけるまでの時間です。
どうすればいいかわからないときは、途方もない不安に襲われます。
強い危機感があって、いても立ってもいられません。
ピンチには得体の知れない恐怖があります。
「もう人生が終わるのではないか」「すべてを失ってしまうのではないか」と妄想も膨らんで、悪い方向に考えてしまうのです。
しかし、ひとたび解決策が見つかれば、後は簡単です。
解決策に従って、ひたすら行動するのみ。
やるべきことを粛々とやっていくだけです。
解決までの道筋が見えれば、必要な仕事や時間が大まかにイメージできます。
時間や労力がかかって大変かもしれませんが「こうすればいい」とわかっているのは気持ちが楽です。
精神衛生的にも安心できます。
やるべきことがわかれば「なんだ、これだけでいいのか」と拍子抜けすることもしばしばです。
万一に備えた代替策も考えておけば、なお安心できます。
なかなか解決策が見つからなくても、諦めないでください。
いちばん大変な山場は、最初にあります。
「解決策を見つけるまでが正念場だ」と思うことです。
大変で苦しいところですが、ここが踏ん張りどころです。
山の頂上まで登った瞬間、向こう側が見えて、ぱっと視界が開けます。
あらゆる可能性を探って考え抜けば、あるとき良い解決策が見つかります。
解決策が見つかれば、ピンチの半分は終わっているのです。
朝、テレビで見た「今日の占い」は「最高」でした。
「素晴らしいことが起こりそう」「人生が変わる出来事があるかもしれません」というポジティブな内容でした。
今日の占いが良いと気分が良いものです。
占いの結果が良かったので上機嫌になって、楽しみに1日をスタートさせました。
ところがその日、思わぬにピンチに見舞われました。
大きなトラブルがあって、大変な目に遭い、解決するのに苦労しました。
そんなとき「あの占いは当たってないじゃないか」と文句を言わないことです。
これはよくある誤解です。
表面だけで物事を判断しないことです。
「ピンチ=悪い出来事」とは限りません。
大切なことは「ピンチをチャンスに変える」ということです。
どんなピンチも、裏を返せば、チャンスになります。
物をなくしたら、処分のチャンスです。
ミスをしたら、学びのチャンスです。
クレームを受けたら、改善のチャンスです。
大変なピンチであればあるほど、良いチャンスに化ける可能性を秘めています。
きちんとそのピンチを乗り越えたら、素晴らしいチャンスが手に入ります。
成長やスキルアップにつながり、結果としてプラスになります。
そのピンチが、人生のターニングポイントとなる可能性もゼロではないのです。
表面的な部分に騙されてはいけません。
ピンチをチャンスに変えられれば「最高」ということになります。
占いは、きちんと当たっているのです。
ピンチのときは、人の力を借りることが有効です。
膨大な仕事や難しい仕事は、人の力を借りられれば、簡単に片付きます。
解決策を考えるときも、なかなか良い方法が浮かばなければ、素直に人の知恵を拝借するのが良い。
人生経験が豊富な人は、多くのピンチを乗り越えてきているので、それだけ知識や知恵を兼ね備えています。
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉があるように、1人で考えるより、複数人で考えたほうが良い解決策が生まれるものです。
人の力を借りれば、あっさり解決することが少なくありません。
人の力を借りることは、不可能を可能にする力があるのです。
ところが、ピンチにもかかわらず、なかなか助けを求めない人がいます。
「自分のことは、何が何でも自分でやる」の一点張りです。
人生に関わるようなピンチでも、断固として人の力を借りません。
自分の身に起こったことだから、誰にも頼らず、自分一人でなんとかするものという考えにとらわれているのです。
特に真面目な人や責任感の強い人に見られます。
もちろん自分の責任を果たす姿勢は素晴らしいのですが、それでは1人の限界を超えられません。
1人の力にこだわっていると、ピンチを乗り越えるのは困難です。
乗り越えられるピンチも乗り越えられなくなります。
人の力を借りることに抵抗があるなら、おすすめの考え方があります。
「人の力を借りることも仕事の1つ」と考えましょう。
考え方を変えれば、感じ方も変わります。
仕事の1つと思えば、人の力を借りる抵抗が小さくなるのではないでしょうか。
むしろ仕事なのですから、どしどし積極的に人の力を借りたい。
たくさん人の力を借りたら、たくさん仕事をすることになります。
ヘルプの声を上げましょう。
自分の殻を破るチャンスでもあります。
人の力を借りることも仕事の1つなのですから、気にすることはないのです。
ピンチの鍵は「表情」にあります。
ピンチだからといって、怖い顔をしないことです。
ピンチのときはストレスの影響から、鬼のような形相になりがちです。
眉間にしわを寄せていると、周りの人は怖がって、離れてしまいます。
歯を食いしばっていると、頭が固くなってしまいます。
なかなか頭が働かず、良いアイデアも浮かびません。
肩に力が入っていると体が硬直して、行動力も下がってしまいます。
ピンチのときこそ、にこにこするのです。
口角を上げましょう。
少し上げるだけで十分。
口角を3ミリ上げるだけで、明るい表情に変わります。
にこにこしている場合ではないと思うかもしれませんが、誤解です。
むしろこうしたピンチのときこそ明るい表情がふさわしい。
にこにこしながら、解決策を考えましょう。
口角を上げながら「さあ、どうする?」と考えたい。
明るい表情をしていれば、肩の力がすっと抜け、気持ちが楽になります。
おのずと前向きになって、楽観的な考えもできるようになります。
ポジティブな思考のスイッチが入ることで、ぱっと良いアイデアがひらめくのです。
アクションを起こすときも、にこにこしましょう。
にこにこしていれば、身も心も軽くなって、元気も出ます。
明るい表情をすると、ストレスにも強くなり、パワーとスピードも生まれます。
にこにこしていれば、ピンチはあっという間に解決します。
ピンチは、にこにこしながら対応するのが良いのです。
誰もが「ピンチなんて経験したくない」と言います。
「ピンチを経験したいですか」と聞かれたら、誰もが「ノー」と即答するでしょう。
では、逆に考えてみてください。
ピンチが1つもない人生となると、どう感じるでしょうか。
それはそれで面白くありません。
つまらない人生と感じるはずです。
平和なのはいいのですが、平和すぎます。
たんたんと過ぎるだけの毎日になります。
ピンチのない人生ほど、つまらない人生はないのです。
人生は、山あり谷ありだからいいのです。
ときどきピンチがあるから、人生の張りとなり、豊かさにつながります。
ストレスやプレッシャーがあってはらはらしますが、それもまた人生を楽しくさせるスパイスです。
あとから振り返ったとき、良い思い出にもなります。
就職活動では面接があります。
面接の定番質問の1つに「これまででいちばんつらかったことは何ですか。どう乗り越えましたか」があります。
今までピンチを1つも経験したことがないと「特にありません」と答えるしかなくなって、微妙な空気が流れます。
忘れてはならないのは「ピンチはチャンスに変えられる」ということです。
ピンチの状況をうまく生かせば、マイナスからプラスに変えられます。
ピンチがあるということは、チャンスが得られるということです。
ピンチがたくさんあるなら、それだけチャンスもたくさん得られます。
チャンスが得られると、人生の豊かさにもつながります。
ピンチがあることに感謝しましょう。
突然やってきたり、苦労させられたりするかもしれませんが、それでいいのです。
ピンチのある人生だからこそ素晴らしいのです。
ピンチを経験して、しっかり乗り越えましょう。
良い経験ができれば、面接で質問されたときも、びしっと答えられます。
ピンチのある人生を「素晴らしい人生」と呼ぶのです。
ピンチのときは、修正や改善が必要になる場面があります。
修正や改善をするとき、ため息をつきながら取り組んでいませんか。
「つまらない」「面白くない」「嫌だ、嫌だ」と思いながら、死んだよう目で取り組んでいませんか。
淡々と対応するだけでは無味乾燥で面白くありません。
このとき大切なのは「楽しむ姿勢」です。
修正が必要なら、修正を楽しみましょう。
改善が必要なら、改善を楽しみましょう。
ピンチのときは楽しんでいる場合ではないと思うかもしれませんが、むしろ逆です。
ピンチのときだからこそ楽しむのです。
「どうすれば素晴らしくなるかな?」「どうすればもっと良くなるかな?」とわくわくしながら考えましょう。
楽しめば、元気やパワーが出るうえ、ストレスも軽くなります。
楽しむ気持ちがあれば、頭が活発に働くようになって、良い解決策が浮かびます。
考えさせられる難しい問題であれば、頭の体操と思えばいいのです。
頭の体操と思えば、考えることが楽しくなって苦になりません。
繰り返しの多い単純作業であれば、タイムトライアル形式で取り組むと、ゲーム感覚になって面白くなります。
結果が目に見えると、気分が良いもの。
自己ベストの更新を狙うつもりになれば、やる気が生まれます。
なかなかモチベーションが続かないなら、記録をつけるのがおすすめです。
数値化・言語化をして、自分の努力の軌跡を可視化させましょう。
やる気が湧いて、モチベーションも続いて、もっと頑張ろうとなります。
何事も楽しんだ人の勝ちです。
ピンチを、一種のエンターテインメントと思えば、修正も改善も楽しめます。
修正・改善を楽しんでいれば、いつの間にかピンチも乗り越えているのです。
ピンチのときに借りるのは「人の力」だけではありません。
「音楽の力」も借りましょう。
あなたには、ピンチのときに聴く曲はありますか。
ピンチのときは、精神的にやられます。
元気がなかったり、自信を喪失していたり、モチベーションが下がっていたりするもの。
そんなとき音楽の力を借りれば、気持ちをぐっと上げてくれます。
音楽は、心に訴えかける力があり、その力は計り知れません。
ピンチで絶望しているときでも、音楽を聴けば、ぐいぐい気分が乗ってきます。
ノリノリになれば、前向きな気持ちにさせてくれ「よし、やってやるぞ!」となります。
音楽の力によってテンションが上がって、元気ややる気が生まれるのです。
直接音楽がピンチから救ってくれるわけではありませんが、音楽の力を借りることで間接的に救ってくれます。
ピンチのときに聴く音楽を決めておきましょう。
映画やドラマの主題歌もおすすめです。
ピンチのときに聴く音楽を決めておけば、これほど心強いものはありません。
「ピンチのとき、これを聴けば戦える!」と思えます。
絶望しているときでも、お気に入りの音楽を聴けば、嫌でも元気が出て、必ず前向きになれます。
聴く曲を決めておくだけでも安心感が出るので、落ち着きを促す効果があります。
たかが音楽、されど音楽。
音楽には、絶望の淵から救ってくれる力があるのです。
ピンチを乗り越えられるのは、人のアドバイスに「なるほど」と答える人です。
アドバイスをいただいたとき、否定的な返事をする人が少なくありません。
「同僚に手伝ってもらったら?」と言うと「でも、申し訳なくてできません」と言います。
「納期を遅らせてもらったら?」と言うと「でも、怖くてできません」と言います。
「市役所に相談に行ってみたら?」と言うと「でも、行く時間がありません」と言います。
「便利なアプリを紹介するよ」と言うと「でも、使い方がわかりません」と言います。
「親にお願いしてみたら?」と言うと「でも、仲が悪いのでできません」と言います。
どんなアドバイスにも「でも、でも」のオンパレードなのです。
貴重なアドバイスをいただいても、拒んでは意味がありません。
アドバイスをした相手も、ことごとくアドバイスを否定されると、良い気がしないでしょう。
人からいただいたアドバイスは「なるほど」という返事がベストです。
「役立つかどうか」「採用するかどうか」は別として、いったん受け入れることが大切です。
どんな内容でも、1つの参考意見として受け止めればいいのです。
もちろん「ありがとうございます」というお礼の言葉も欠かしません。
納得できないアドバイスでも、参考意見として受け入れたい。
「なるほど」の後に「検討してみます」「選択肢に入れておきます」の言葉を続ければいいだけです。
後で感じ方が変わることは少なくありません。
「最初はどうかなと思っていたけど、よくよく考えると悪くない方法だな」となることがあります。
アドバイスの内容が有益・無益にかかわらず、返事の一言は「なるほど」から始めるのがベストです。
相手の言葉を受け入れることで好印象につながり、話も前に進みます。
人から愛されるのは、素直な人です。
素直に人のアドバイスを受け入れる人が、ピンチを乗り越えるのです。
「謝っているのになかなか許してくれない」と言う人がいます。
そういう人に共通しているのは「形だけの謝罪」です。
申し訳ないと思っていなかったり、とりあえず頭だけ下げていたりする状態だったりします。
言葉では「申し訳ございません」と言いつつ、へらへらした様子があって、まったく申し訳なさそうではありません。
「謝っているでしょ。きちんと頭を下げているじゃないか」という傲慢な態度が透けて見えることも少なくありません。
表向きだけの謝罪をしても、相手の心に響きません。
「形だけ謝っているだけだね」と相手に見透かされます。
形だけの謝罪は、いくら響きの良い言葉を述べても、なかなか許してもらえないのです。
大切なのは「心からの謝罪」です。
心から申し訳ないと思い、丁寧にわびることが大切です。
言葉の上手・下手は関係なく、どれだけおわびの気持ちがあるかです。
謝罪は、わびる気持ちがあってこそ価値があります。
誠心誠意謝ることで、しっかりおわびの気持ちが伝わります。
しっかりおわびの気持ちが伝わってこそ、相手は許してくれるのです。
ピンチのときの借金には、十二分注意してください。
絶対借金がダメというわけではありません。
外部の力を頼る場合、お金が欠かせません。
外注をするにも専門家に依頼するにも、お金は必要です。
「地獄の沙汰も金次第」という言葉もあります。
大きなピンチも、お金の力があれば、あっさり解決できることがあるものです。
手持ちのお金が足りなければ、借金というのも1つの選択肢です。
だからといって、安易な借金はNGです。
ピンチを乗り越えられるとはいえ、大きな借金をしてまでやることなのか、慎重になる必要があります。
消費者金融でお金を借りたとします。
消費者金融は金利が高いため、返すときが大変です。
せっかくピンチを乗り越えられても、借金という新たなピンチがやってきます。
どんどん金利が膨らんでいって生活が火の車になり、いずれ首が回らなくなるのです。
友人からお金を借りたとします。
親しい友人なら快く貸してくれるかもしれませんが、返すときが大変です。
「金の切れ目が縁の切れ目」です。
万一お金を返せなければ、友人との縁も切れてしまいます。
お金の問題のせいで貴重な友人を失うことほど惜しいことはありません。
手持ちの資金が足りないケースもあるでしょう。
お金を借りる必要があるなら、まず身内からお願いしましょう。
親や兄弟に頭を下げてお金を借りるのです。
仲が悪くてお願いしにくいかもしれませんが「ピンチを乗り越えるための試練」と考えましょう。
恥も外聞も捨ててお願いするのが得策です。
どうしても身内に頼れないケースもあるでしょう。
金融機関からお金を借りるなら、返済計画が必須です。
返済計画もなしに借りるのは愚の骨頂です。
返済計画が立たない・立てられないなら、お金も借りないのが無難です。
ピンチのとき、絶対借金がダメというわけではありませんが、借りるなら十二分に注意してください。
トラブルが起こったら、自分にお祝いの声をかけましょう。
「トラブル、おめでとう!」と。
どこがおめでたいことなのかと思いますが、おめでたいことなのです。
トラブルそのものに目を向けるのではありません。
トラブルで得られることに目を向けてください。
トラブルを乗り越えると、多くの恩恵が得られます。
教訓や再発防止策が得られたり、スキルアップ・キャリアアップにつながったり、新しい発見や出会いがあったりします。
人生経験が増えるのはもちろん、笑い話のネタにもなります。
トラブルを乗り越えられれば「私はできる人間だ!」という自信や自己肯定感もアップします。
つまり「トラブルは、素晴らしい成長を手に入れる前触れ」という考え方ができるのです。
どれだけポジティブな点に着目するかです。
トラブルだけ見るからアンラッキーに感じるのであって、トラブルで得られることに着目すれば、ラッキーに感じます。
だから、お祝いの声をかけしょう。
「トラブル、おめでとう!」と自分を祝うと、暗い気持ちが吹き飛んで、明るい気持ちになれます。
同時に2つのトラブルが起こったら「ダブルトラブル、おめでとう!」と祝いましょう。
祝うのが少し早いように思うかもしれませんが、そんなことはありません。
早めに祝っておくほうが、やる気や元気も出てきます。
前向きにもなれ、モチベーションにもつながるのです。
トラブルは大変なことではありますが、きちんとやるべきことをやれば、必ず乗り越えられます。
トラブルが起こったら、前向きに祝うことが大切です。
赤飯を食べながら、笑顔でトラブルに立ち向かいましょう。
ピンチを乗り越えたときは「独特の快感」があります。
普通に仕事をやり遂げたときの快感とは、ひと味違います。
喜びといい、安心感といい、達成感といい、独特の快感があるのです。
しかもいろいろな感情が一気に押し寄せてきます。
そういう意味でピンチとは、独特の快感を味わえるチャンスです。
力を振り絞ってうまく乗り越えられれば、独特の快感を味わえます。
ピンチが大きければ大きいほど、乗り越えたときの快感も大きくなります。
もし目の前にあるピンチが「人生最大級」であれば、乗り越えたときの快感も「人生最大級」です。
快感を味わうために頑張ることも、モチベーションの1つになります。
ピンチを乗り越えた快感は、ピンチを乗り越えた人しか味わえません。
「どんな快感なのかな。今から楽しみだ!」とわくわくしながら立ち向かいましょう。
ピンチに立ち向かうときは、ストレスに注意してください。
ピンチのときは、普段以上に多くのストレスを抱えがちです。
ただでさえピンチのストレスがあるのに、そのうえ仕事のストレスも重くのしかかります。
残業が増えて長時間労働になったり、ノンストップの仕事になったりして、健康が二の次になりがちです。
無理をすると、あっという間に体力を使い切ってしまい、ダウンしてしまうのです。
大切なことは「こまめな休息」です。
無理をせず、疲れたときには、素直に休息を取りましょう。
自分の体は1つしかなく、替えがありません。
体力も気力も限りがあります。
納期が迫って余裕がないときもあるかもしれませんが、それでもやはり休息は大事です。
どれだけ強い人でも限界があります。
いくらでもストレスに耐えられるわけではありません。
人はロボットと違い、体を酷使すれば疲れます。
そのまま酷使を続ければ、いずれ壊れることになるでしょう。
体は消耗品ですから、丁寧なケアが欠かせません。
仮眠を取ったり、外を軽く散歩したり、飲み物を飲んで一息ついたりなど、自分に合った休息を取りましょう。
仕事が一区切りつくたびにお手洗いに行くのもおすすめです。
あらゆる休息の中で特に大事なのは、睡眠です。
睡眠だけは十分取るよう心がけましょう。
睡眠は人の3大欲の1つですから不足があってはなりません。
どれだけ忙しくても、少なくとも6時間以上は取りたい。
夜にまとまって睡眠が取れない場合は、日中に仮眠を取って補いましょう。
仮眠すら難しいなら、目を閉じるだけもかまいません。
目を閉じるだけも休息の効果はあります。
こまめな休息を取れば、頭も体も常にハイパフォーマンスを発揮し続けられます。
ピンチのときは、人に相談することが有効です。
自分一人の頭には限界があっても、人の相談すると、あっさり良い方法が見つかることがあります。
しかし「助けてください」「力を貸してください」という一言は、なかなか言いにくいもの。
率直でわかりやすい一言ではありますが、ストレートなセリフは口に出しにくく、抵抗を感じるものです。
「助けてください」「力を貸してください」の一言が言えないために、人の力を借りられない人もいるのではないでしょうか。
こうしたケースで、おすすめのフレーズがあります。
「お知恵を拝借させてください」というフレーズを使いましょう。
この一言を言われた相手は、素直に耳を傾けてくれるでしょう。
「あなたは優秀な人です。知恵のある人です。だから知恵をお借りできないでしょうか」という意味となります。
こちらの低姿勢を表現できるうえ、相手に対するリスペクトも示せます。
「お知恵を拝借させてください」と言われて嫌な気持ちになる人はいません。
へりくだった表現なので、年上や目上の人に対しても安心して使えます。
気持ちよくお願いされた相手は、積極的な姿勢になり、快く相談に応じてもらえるのです。
ビジネスはもちろん、プライベートでも役立ちます。
相談するときの定番フレーズとして身につけておきましょう。
叱られたら「申し訳ございません」と謝りましょう。
当たり前のことだと思うかもしれません。
ところが、いざピンチの場面となると、この当たり前のことが急にできなくなる人が増えます。
開口いちばん、言い訳から始めてしまうのです。
「知らなかったんです」
「気づかなかったんです」
「時間がなかったんです」
「忙しかったんです」
「睡眠不足だったんです」
「体調が悪かったんです」
「スマホを落としたんです」
「ほかの仕事の対応中だったんです」
おそらくそれは本当のことなのでしょう。
やむを得ない事情があって、相手に迷惑をかけたりトラブルが起こったりすることもあります。
しかし、本当のことだとしても、言い訳から話し始めるのはNGです。
自分の非を認めない姿として映ります。
ぐちぐち言い訳をすると、責任転嫁や自己保身の印象が強くなります。
ますます相手を怒らせてしまい、ピンチが深刻になっていくのです。
叱られたときは、まず素直に謝りましょう。
「申し訳ございません」から始めることが大切です。
余計な弁解はしません。
したくても、喉のところでぐっとこらえます。
自分に非があるなら、素直に認めます。
素直に謝れば、相手が怒りが収まるのも早くなります。
説明しなければいけないことがあるなら、十分謝った後で伝えましょう。
特別な事情や不可抗力があって、情状酌量の余地もあるかもしれません。
十分謝ったうえで事情を話せば、相手も耳を傾けてくれるはずです。
ピンチのときは「自分、自分」となりがちです。
切迫した状況なので、自分のことや目の前のことで精いっぱいとなり、自分本位となりがちです。
視野が狭くなって、なかなか相手や周りのことを考える余裕がありません。
その結果、自然と態度や言葉遣いが悪くなったり、人に八つ当たりをしたりするのです。
これは良くありません。
態度や言葉遣いにとげがあると、相手からむっとされ、助けてもらえなくなります。
場合によっては、味方・仲間を増やすどころか、逆に敵を増やすことになりかねません。
仕方ない状況とはいえ、十分注意したいところです。
ピンチのときこそ「配慮の心」を意識しましょう。
余裕のない状況で難しいかもしれませんが、そんなときは「一拍置いてみる」を実践してみてください。
少し足を止めて、軽く深呼吸をするだけでいいのです。
一拍置くだけで、相手や周りのことを考える余裕が生まれます。
人に相談するときは、いきなり声をかけるのではありません。
「今声をかけても大丈夫かな」と、相手の様子を見るようにしたい。
忙しそうなら、タイミングをずらして声をかけるのがいいでしょう。
急ぎで声をかけなければいけない状況なら「お忙しいところすみません」の一言を添えましょう。
丁寧なクッション言葉があれば、快く耳を傾けてくれるはずです。
人の力を借りるなら、礼儀正しい態度と丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
お願いするときは「お願いします」の一言を言います。
お世話になったときは「ありがとうございます」の一言を忘れません。
迷惑をかけてしまったら「ごめんなさい」と頭を下げて謝ります。
人と接するときは、相手の気持ちに配慮して言葉を選ぶことが大切です。
ピンチのときこそ、配慮の心を忘れないようにしておきましょう。
忘れやすいからこそ、意識することが大切です。
配慮の心があってこそ、人の心を動かし、快く協力が得られるのです。
ピンチで苦しんでいるのは世界で唯一自分だけ、ということはありません。
世の中は広大です。
ピンチの内容は違っていても、世界を見渡せば、自分と同じようにピンチで苦しんでいる人はほかにもいます。
しかも1人だけではなく、数え切れないほど大勢います。
ピンチになったとき、自分と同じ立場の人がいることを思い浮かべてみてください。
会ったことも話したこともない人ですが、お互いの間には「ピンチ」という共通点があります。
面識はなくても、想像するだけならできるはずです。
会社を首になってピンチになったとします。
自分だけではありません。
世界には会社を首になって窮地に立たされている人が、ちょうど今この瞬間、ほかにもいます。
さっと気持ちを切り替え、転職活動に向けて励んでいるでしょう。
大家から急に立ち退きを要求され、ピンチになったとします。
自分だけということはありません。
世界を見渡せば、大家から急に立ち退きを要求されてピンチになっている人がほかにも大勢います。
忙しい合間を縫って、物件探しを頑張っている人がいます。
レギュラーメンバーから外され、ピンチになったとします。
自分だけではありません。
世界のどこかには、自分と同じようにレギュラーメンバーから外され、ピンチになっている人がいます。
このことをきっかけに自分の弱点を見つめ直し、補強トレーニングに努めれば、ピンチをチャンスに変えられるでしょう。
「ピンチで苦しんでいるのは自分だけではない」と思えば、少しは安心できるのではないでしょうか。
同じ立場の仲間がいると思えば、心強く感じられ、やる気も湧いてくるはずです。
どんなピンチであろうと、世界を見渡せば、同じ仲間は必ずいるのです。
「トラブル」と「ピンチ」を区別することです。
トラブルとは、もめごと、故障、不調のことをいいます。
ピンチとは、追いつめられて非常に苦しい状況のことをいいます。
それぞれ似て非なるものであり、意味が異なります。
「トラブル=ピンチ」のときもあります。
たとえば、大きなトラブルの場合や、やり直しの利かないトラブルの場合は、同時に苦境に立たされている状況でもあります。
そういう重大トラブルの場合であれば、ピンチと言うこともできます。
しかし、普通のトラブルなのに「ピンチ! ピンチ!」と騒ぎ立てる人がいます。
どれも大げさです。
こういう人は、ピンチが口癖になっています。
何でもかんでも「ピンチ、ピンチ」と言わないことです。
ピンチとは「後がなくぎりぎりの状況」という意味であり、ささいなトラブルのことをピンチと呼ぶのはふさわしくありません。
ピンチは、強い言葉です。
必要以上のストレスを感じてしまい、焦りや不安を助長させる結果となります。
ぶるぶる震えたり、変な冷や汗をかいたり、無駄に涙を流したりするのです。
周りにも誤解を与えます。
「ピンチと騒いでいるが、よく見たら小さなことじゃないか」と思われ、信用を落とすことになります。
何でも大げさに言っていると、愛想を尽かされます。
「お騒がせな人」として認定され、言葉を信じてもらえなくなるのです。
普通のトラブルを、ピンチと大げさに言っていないか振り返ってみてください。
ピンチという言葉は、ピンチのときに使うものです。
ピンチになったとき「どうでもいい」と言う人がいます。
「どうにでもなれ」
「もうどうでもいいよ」
「この先どうなってもかまわない」
人から応援されても「どうでもいい」と投げやりな言葉を吐くのです。
たしかに絶望的なピンチはあるものです。
手の施しようがない状況でどうしていいかわからず、未来に光が見えないときがあります。
うまくいかないことが続くと、心が折れそうになります。
だからといって「どうでもいい」とは言わないことです。
「どうでもいい」は、自暴自棄の言葉です。
自暴自棄の言葉を吐いたところで仕方ありません。
ますます自分が腐るだけです。
考えることも努力することもしなくなり、最悪の事態に向かって一直線です。
ネガティブな言葉を吐くと、負のオーラが出ます。
誰も助けてくれなくなり、手を差し伸べてくれる人もいなくなります。
無計画で投げやりな行動が増えてしまい、ピンチがますます深刻になります。
思うようにならないことが続いても、自暴自棄に走ることだけは避けることです。
大切なことは、未来に希望を持つことです。
どんなピンチでも、必ず解決策があり、未来に続く道があります。
苦しい状況だとしても、自暴自棄になることなく、希望を持って立ち向かうことが大切です。
「どうでもいい」と言いそうになったら、代わりに「なんとかする」と言い換えてください。
「なんとかする」は、希望を見いだす言葉です。
具体的に何をどうすればいいかわからなくてもいいのです。
なんとかすると思えば、ポジティブになれます。
「とりあえずやってみよう」「難しくても、できる限りのことはしてみよう」となります。
目線が上向きになり、光が見える。
なんとかすると思えば、不思議と大丈夫な気がしてくるのです。
根拠のない自信を持つことも大切です。
「なんとかする」と思いながら考えていると、ぽんと名案が浮かんだり、進むべき道が見えてきたりします。
「なんとかする」と思っていると、本当になんとかなるのです。
ピンチのとき、法に触れることはしないよう注意しましょう。
至極当たり前のことであり、言うまでもないことですが、ここはしっかり襟を正しておきたいところです。
ピンチのときは余裕がありません。
ぎりぎりの切羽詰まった状況のため、判断力が低下しがちです。
わらをもつかむ思いがあると、正常な判断が難しくなり、ふと悪い考えが浮かびやすい。
「少しくらいいいだろう」「ばれなければ大丈夫だろう」となることが多く、魔が差しそうになるのです。
しかし、悪い考えが浮かんだとしても、思うだけで終わらせておきましょう。
うっかり法に触れることをしてしまっては大変です。
「ちょっとくらいいいよね」もNGです。
「あのときは余裕がなかった。ピンチで仕方なかった」と弁解しても、許してもらえません。
犯罪は犯罪です。
「魔が差しただけ」と言ったところで、罪を犯したことに変わりありません。
「ごめんなさい」と済まされないこともあります。
ますますトラブルが大きくなり、ピンチどころの騒ぎでは済まなくなります。
どんな状況でも、法に触れることは厳禁です。
どれだけ大変なピンチであろうと、法に触れることだけはしないよう注意してください。
しっかり理性を保ち、自分をコントロールすることが大切です。
私に限ってそんなことはないと思うかもしれませんが、油断は禁物です。
極限状況に陥ると、誰でも普段の判断力を保つのは難しくなります。
悪い考えが浮かんでも、自分に「ダメだ」と言い聞かせること。
魔が差してしまいそうなら、その場から離れたり、深呼吸で自分を取り戻したりしましょう。
ピンチを乗り越えるとき「何もしないのがベスト」というケースがまれにあります。
「乗り越える」という響きのためでしょうか。
「ピンチを乗り越える=何かをしなければいけない」と考える人が多いのではないでしょうか。
たしかにピンチの多くは、何らかのアクションが必要とされることが一般的です。
じっとしていたり、天に向かって祈ったりするだけでは状況が変わりません。
自分に非があるなら謝罪が必要であり、問題点があるなら改善が必要です。
しかし、アクションが必要なケースがある一方で、希有な例外もあります。
ピンチの解決策を熟慮した結果「何もしないのがベスト」というケースもあるのです。
大けがで入院することになったとき、医師から絶対安静を指示されることがあります。
絶対安静と言われたときは、何もしないのがいちばんです。
散歩や筋トレなど余計なことをすると、けがの回復が遅くなったり、かえって悪化させたりします。
リハビリも、医師の許可が出るまではNGです。
ベッドの上で読書や映画鑑賞を楽しむくらいがいいでしょう。
入院中の時間を使って本をたくさん読めば、それはそれでピンチをチャンスに変えるともいえます。
巨大台風が直撃しているときは、自宅でじっとしているのがベストです。
農園を見に行ったり、食糧の心配で買い物に出かけたりなど、うかつに外出するのは危険です。
「ちょっとだけ」という油断が命取りになります。
どんな台風も、時が経てば、いずれ過ぎ去ります。
外出は控えてひたすら部屋で静かに過ごしているだけで、自然とピンチが収まり、再び平穏が訪れるのです。
解決策を熟慮した結果「何もしないが良い」という結論が出たら、ひたすら何もしないのがベストです。
何かをしなければいけないという固定観念にとらわれていると、余計な行動を招きます。
体がうずうずするかもしれませんが、きちんと衝動を抑えることが大事です。
理性を持ってしっかり自分をコントロールすることが求められます。
ピンチを乗り越えるときの動機は何でもかまいません。
「かっこいい姿を見せたい」でもいいのです。
不純な動機に思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
「かっこいい姿を見せたい」は純粋な動機です。
心を熱くさせる素晴らしい目標です。
ピンチの上手な楽しみ方の1つなのです。
想像してみてください。
大変なピンチにもかかわらず、前向きに乗り越えようとする姿は、誰が見てもかっこいいでしょう。
逃げることも恐れることも隠れることもなく、堂々と立ち向かう姿は勇敢です。
そして、乗り越えるだけでなく、チャンスに変えられればもっと素晴らしい。
ピンチをチャンスに変える姿ほど、かっこいい姿はありません。
マイナスからプラスという奇跡です。
野球で言えば、9回裏ツーアウト満塁からの逆転ホームランです。
「かっこいい」を通り越して「感動」となるのです。
大変なピンチであればあるほど、かっこいい姿を見せられるチャンスです。
ピンチが来たら「かっこいい姿を見せるチャンス!」というポジティブ思考でいきましょう。
「やばい、やばい」と右往左往するより「必ず乗り越えてみせる!」と余裕を見せて立ち向かうほうが、さらにかっこよく映ります。
「友人にかっこいい姿を見せたい」
「好きな人にかっこいい姿を見せたい」
「上司・同僚・部下にかっこいい姿を見せたい」
「かっこいい姿を見せたい」という気持ちも、素晴らしいモチベーションです。
あなたは、日頃からどのくらいトラブルを経験しますか。
どれだけミスや失敗をしているか。
どれだけ叱られているか。
どれだけクレームを受けているか。
トラブルが多いのなら、ガッツポーズで喜びましょう。
そして自分を褒めてください。
トラブルが多いのは、たくさんチャレンジができている証拠だからです。
トラブルの数とチャレンジの数は、比例します。
チャレンジが多くなるにつれて、トラブルも多くなります。
チャレンジとは未経験にトライすることです。
初めてのことは、正しい手順や方法がわからないので、ミスや失敗があって当然です。
慣れもなくて、コツもつかめていません。
何をどうしていいのか、まったくわからないことが多いもの。
トラブルになるのが普通です。
トラブルというと悪い響きに聞こえますが、そんなことはありません。
トラブルがあっても、きちんと解決して、乗り越えていけばいいだけです。
トラブルは成長の糧になるのですから、たくさんのトラブルを乗り越えるにつれて、たくさんの成長も手に入ります。
大きなトラブルを乗り越えれば大きな成長が手に入り、人生の飛躍につながります。
たとえトラブルが解決できなかったとしても「人生経験」「笑い話のネタ」は確実に増えるのです。
「最近トラブルが多い」という人は、日頃からきちんと新しいことにチャレンジしています。
その調子でどしどしチャレンジを続けていきましょう。
ブレーキを踏まず、そのままアクセルを踏み続けてください。
トラブルが多いことは、良いことなのです。
あなたの職場に、スムーズに仕事をする上司はいませんか。
大きなトラブルを起こすこともなく、手際よく仕事をする上司がいて、憧れたり尊敬したりすることがあるでしょう。
その上司に「どうしてトラブルが少ないのですか」と聞いてみてください。
「昔は叱られてばかりだった」「今までトラブルを山ほど経験してきた」という答えが返ってくるはずです。
スムーズに仕事をする上司だからといって、トラブルを経験していないように思えるなら、誤解です。
今までトラブルがゼロだったわけではありません。
その上司は、過去にたくさんのトラブルを経験しています。
しかも数え切れないほど大量のトラブルを経験しています。
今トラブルが少ないのは、過去にたくさんトラブルを経験したおかげです。
トラブルを経験すると、学びや教訓が得られます。
スムーズに仕事をするための準備ができたり、トラブル防止策を立てられるようになったりします。
おかげでだんだん仕事の進め方が上手になり、結果として今、トラブルが少なくなっているのです。
表向きのトラブルの数で判断しないことです。
トラブルがない上司だからといって、今までトラブルがゼロだったわけではありません。
むしろ今トラブルが少ない上司ほど、過去にトラブルを山ほど経験しているのです。
将来トラブルを減らしたいなら、今のうちにトラブルをたくさん経験しておきましょう。
小さなトラブルでいいのです。
小さなトラブルであれば、いくらでも取り返しがつきます。
今たくさんトラブルを経験しておけば、それだけ将来のトラブルを減らすことにつながります。
ヒヤリハットにも目を向けてください。
ヒヤリハットとは、もう少しで事故を起こしそうになった事例のことをいいます。
トラブルにならなくても「トラブルの一歩手間」という状況があるでしょう。
たまたま運よく回避できただけであって、次も避けられるとは限りません。
ヒヤリハットが起こったとき、良かったで終わらせるのではなく、同じ状況が起こらないよう、手順やルールを改善しましょう。
トラブルになったとき、相談しまくるのは要注意です。
相談をすること自体はいいのです。
自分一人の頭では限界があります。
人から意見を伺うことで、気づきが得られたり、視野が広がったり、思わぬ選択肢が見つかったりします。
珠玉のアドバイスをいただき、ぱっと道が開けることもあるものです。
しかし、相談することはあっても「誰でも良い」と言わんばかりにあちこち声をかけるのは良くありません。
相談を受けた人が、それを見たらどう思うでしょう。
「あなたのアドバイスは役立たなかったので、別の人にアドバイスしてもらいます」という様子に見え、良い印象を受けません。
相談を受けた人は貴重な時間を割きました。
真剣に考えてアドバイスをしました。
あちこち相談していると「自分の意見はぴんとこなかったのかな」と感じ、少々不満を覚えます。
そのことで、信頼を落としてしまい、協力してあげたい気持ちも薄れてしまうのです。
またいろいろな人に相談すると、いろいろな意見・アドバイスが返ってきます。
人によって価値観・考え方は千差万別です。
「AよりBのほうがいい」と言う人もいれば「BよりAのほうがいい」と言う人もいます。
「AもBもダメ」と言う人もいるでしょう。
「アドバイスに振り回される」という状態になります。
「結局どうしたらいいの?」となり、途方に暮れてしまいます。
相談しまくると、かえってトラブル解決が難しくなるのです。
大切なことは「相談しても、相談しまくるな」です。
相談するなら、きちんと人を選ぶことが大切です。
「未経験より経験者」「初心者より上級者」「素人より専門家」です。
相談するのは、ほんの数人でいいのです。
本当に信頼できるなら、たった1人でも十分です。
相談しまくるのではなく、きちんと信頼と実績のある人に相談しましょう。
ただし、いただいたアドバイスだからといって、すべてうのみにするのはNGです。
「この人の言うことは絶対正しい」と信じ込むのではなく、あくまで参考とすることが大切であり、その取捨選択は必要です。
あらゆるアドバイスは参考としつつ、最終的に決断するのは自分なのです。
できないときは、きちんとできないことを伝えたほうがいいのです。
断るとき「難しい」「厳しい」という言い方がよく聞かれます。
もちろん日常で使う分にはいいのです。
柔らかく断る意味で「難しい」「厳しい」という言い方は、ビジネスでもプライベートでもよく使われる、一般的な言葉遣いです。
相手はできないことを理解して、次に話が進みます。
しかし、本当に「無理」「不可能」という状況があり、そのことをはっきり伝えなければいけない場面もあります。
本当にできないのなら、誤解がないよう正確に伝えなければいけません。
そういったときまで「難しい」「厳しい」という言い方をすると、誤解を生む恐れがあります。
「難しい」「厳しい」ということは「頑張ればできるかもしれない」ということです。
わずかながら可能性が感じられます。
言葉を濁したり曖昧な答え方だったりすると、相手は「可能性がある」「できるかもしれない」と解釈します。
こちらの意図がうまく伝わらず、誤って解釈された結果、話がこじれるケースがあるのです。
もちろん相手を不快にさせない言葉遣いは大切ですが、一方で誤解がないよう伝えなければいけないときもあります。
どうしてもできないときは、やはりそのことをはっきり伝えたほうがいいのです。
「できない」という言い方には表現にとげがあって、抵抗を感じることもあるでしょう。
そういうときにおすすめなのは「できかねます」という表現です。
「できません」を丁寧に表した表現です。
「したい気持ちがあるけれど、できない」というニュアンスを表現できます。
「申し訳ございませんが、○○することはできかねます」という言い方なら、相手を不快にさせる心配はありません。
柔らかく丁寧な表現でありながらも、はっきり断ることが可能です。
相手は正確に意味を理解したうえで、話が進むのです。
本の感想に「知っていることばかりだった」と書く人がいます。
「目新しいことはなかった」「当たり前のことしか書いてなかった」という記載も見かけます。
ネットのブックレビューでよく目にする感想です。
率直な感想かもしれませんが、注意したいポイントです。
「知っていることばかりだった」は、少々批判的です。
値打ちがないと言っているかのように聞こえ、あまりポジティブな印象がありません。
どんな著者も、身を削りながら執筆しています。
著者は、忙しい合間を縫って一生懸命本を書きました。
1冊を仕上げるのに膨大な時間と労力がかかります。
執筆から出版まで多くのプロセスがあり、1年以上かかることも少なくありません。
本とは、知識と知恵の結晶であると同時に、血と汗の結晶でもあるのです。
「目新しいことはなかった」というレビューを見れば、著者は心を痛めるに違いありません。
「知っていることばかりだった」と書きそうになったら、表現を工夫しましょう。
「大切なことを再確認できました」という表現にすればいいのです。
前に一度どこかで見たことがあるという内容もあるかもしれません。
すでに知っている内容であれば、それはそれで再確認になります。
大切なことを再確認できたという表現には、肯定的な意味が伴い、ポジティブ感もあります。
「よく見かけるということは、そのくらい大切なことなんだな」とわかります。
私たちは、基本的なこと・当たり前のことほど忘れがちです。
本の内容が知っていることばかりだったとしても、読むことでリマインドできます。
再確認ができたと思えば「読んで良かった」「読んだ意味があった」という満足につながります。
「大切なことを再確認できました」というレビューを見れば、著者は頑張ったかいがあったと嬉しく思うでしょう。
「知っていることばかりだった」より「大切なことを再確認できました」のほうがポジティブです。
著者への感謝の言葉になります。
自分にとってもプラスになります。
言わんとしていることは同じでも、表現の違いで、これほどの差が生まれるのです。
ピンチを乗り越えた後は何をしますか。
問題を解決した後はほっと一息つきたいところですが、もう1つ大切なことがあります。
お礼行脚です。
ピンチのとき、助けてもらったりお世話になったりした人がいるでしょう。
「助けてもらったまま」「お世話になったまま」では寂しいもの。
ピンチを乗り越えた後は、大きな安心感からお礼を忘れがちです。
一言でいいのです。
お世話になった人に、あらためてお礼を伝えましょう。
「お世話になりました」
「おかげさまで無事解決できました」
「本当にありがとうございました」
「乗り越えられたのは○○さんのおかげです」
「感謝の気持ちでいっぱいです」
何人かいるなら、それぞれにお礼を伝えたい。
一言だけでもかまいません。
お礼を言われて嫌な人はいません。
「力になれて良かった」と喜んでもらえます。
遠くにいて直接会えない人なら、電話やメールでお礼を伝えましょう。
電話1本・メール1通は、大した手間ではないはずです。
「お礼は、助けてもらったときに一度伝えた」という人もいるかもしれません。
それなら2回目のお礼です。
2回お礼を言えば、感謝の気持ちをより強調できます。
その人がいなければ、ピンチを乗り切れなかったかもしれません。
考えようによっては「恩人」とも言えるのではないでしょうか。
お礼を伝えることは、今後の人間関係にもプラスに働きます。
いつか再びピンチに見舞われることがあれば、また手を貸してもらえるかもしれません。
きちんとお礼が言える人は、愛されるのです。